Gmailのテンプレートとフィルターを活用してスパムメールを効率的に管理する方法
デジタルマーケターやオンラインビジネスのオーナーの中には、毎日何度も同じ種類のメールに対応しなければならない人が少なくありません。この作業は負担が大きいうえに、時間も大きく取られてしまいます。
こうした状況で役立つのが返信テンプレートです。さらに、Gmailのフィルターをいくつか設定しておけば、スパムメールへの対応も格段に効率化できます。
本記事では、返信テンプレートとGmailフィルターを組み合わせて、スパムメールに効果的に対処する方法をご紹介します。
Gmailテンプレートとは?どんな使い方ができる?
Gmailでは、あらかじめ作成したメール文面をアカウントに保存し、ゼロから書き直すことなく再利用できます。1つのGmailアカウントで最大50件の返信テンプレートを同時に保存可能です。想定される読者層向けに汎用的なテンプレートをいくつか作成しておけば、メールでのやり取りがはるかに生産的になります。
例えば、特定の分野である程度の権威性が確立されていると、「ゲスト投稿を書かせてほしい」という依頼メールが数百通届くこともあります。そんなときは、テンプレートをひとつ作成しておくだけで、一通ずつ個別に返信する手間がなくなります。
ここでは例として、「ゲスト投稿は受け付けていません」と伝えるテンプレートメールを作成してみましょう。返信テンプレートを作成する前に、まずGmailでテンプレート機能を有効にする必要があります。
1. Gmailアカウントにサインインします。
2. 設定 > すべての設定を表示 を開きます。
3. 詳細設定 タブ内を下にスクロールし、テンプレート セクションを見つけます。
4. テンプレート を有効にします。
5. 変更を保存 をクリックします。
テンプレート設定を有効にしたら、次は返信テンプレートを作成して保存します。
返信テンプレートの作成方法
以下の手順に従って、返信テンプレートを作成しましょう。
1. Gmailアカウントを開きます。
2. 作成 をクリックして、新規メッセージ画面を開きます。
3. ゲスト投稿を受け付けない方針をメール本文に記載します。(特定の分野やカテゴリーに関わらず、どんな依頼にも対応できるよう、汎用的な内容にしておきましょう)
4. 返信文が完成したら、メッセージ作成ボックスの右下にある 三点リーダー(縦に並んだ3つの点) をクリックします。
5. テンプレート > 下書きをテンプレートとして保存 > 新しいテンプレートとして保存 の順に選択します。
6. ポップアップが表示されたらテンプレート名を入力して保存します。(テンプレート名がそのままメールの件名として使われるため、内容がひと目でわかる名前を付けましょう)
テンプレートが正しく作成できたかどうかは、以下の手順で確認できます。
- もう一度 作成 をクリックします。
- 右下の 三点リーダー を選択します。
- テンプレート を開きます。
ここに、Gmailアカウントに保存済みのテンプレート一覧が表示されます。テンプレートをクリックすると、その内容がメッセージ作成ボックスにコピーされます。
数百通のメールに手動で返信していると、テンプレートを作成しても依然として時間がかかってしまいます。そこで役立つのが、フィルターを使った自動返信の仕組みです。
「guest post(ゲスト投稿)」「backlink(バックリンク)」「accept article(記事の掲載依頼)」など、特定のキーワードを含むメールを自動的に振り分けるフィルターを作成できます。このフィルターを使えば、そうしたスパムメールへの自動返信も設定可能です。
それでは、具体的な設定方法を見ていきましょう。
テンプレートを使って自動返信フィルターを作成する
- 返信テンプレートを保存済みの同じGmailアカウントを開きます。
- 右上隅の 歯車アイコン(設定)をクリックします。
- すべての設定を表示 > フィルタとブロック中のアドレス を開きます。
4. 新しいフィルタを作成 をクリックします。(システムに保存済みの .xml 形式のフィルターをインポートすることも可能です)
メールは、送信者のメールアドレス、件名、含む(または除外する)キーワード、サイズなどを基準にフィルタリングできます。ゲスト投稿を拒否する目的に最も適した条件は、テーマに密接に関連するキーワードをいくつか指定することです。含める言葉 の欄にキーワードを追加してみましょう。
5. 条件を指定したら、フィルタを作成 をクリックします。
続いて、指定した条件に一致するメールをどう処理するかを決めます。
6. 受信トレイをスキップ(アーカイブする) にチェックを入れ、これらのメールが受信トレイを散らかさないようにします。
7. 併せて テンプレートを送信する にもチェックを入れ、先ほど作成した返信テンプレート(Guest Post Not Allowed)を選択します。
8. 必要な項目にチェックを入れたら、フィルタを作成 をクリックします。
これで、新しく作成したフィルターがフィルターリストに表示されます。今後は「guest post(ゲスト投稿)」「backlink(バックリンク)」「accept article(記事掲載)」「write for a blog(ブログへの執筆)」「write on the website(サイトへの寄稿)」といったキーワードを含むメールが、受信トレイに届かなくなります。
さらに、差出人には自動的に返信テンプレートが送信されます。受信トレイが散乱することもなく、相手も返信を待つ必要がないため、双方にとってメリットの大きな仕組みです。
重要なメールを見逃さないためのフィルター調整
フィルターを設定した後は、アーカイブされたメールを定期的にチェックし、ビジネスに関わる重要なメールが誤って振り分けられていないか確認しましょう。
例えば、「accept post(投稿の受け付け)」という言葉を含むメールをフィルタリングしていると、見逃したくないプロモーションオファーのメールまで弾かれてしまう可能性があります。これを防ぐには、Gmailフィルターの除外条件として「brand(ブランド)」「deal(お得情報)」「promotion(プロモーション)」といったキーワードを加えておくと安心です。
必要に応じて独立したフィルターを作成する
複数のウェブサイトでそれぞれ異なる連絡用メールアドレスを使っている場合は、作成済みの返信フィルターをエクスポートし、別のGmailアカウントにインポートできます。ただし、アカウントごとにテンプレート機能の有効化と返信テンプレートの作成は、改めて行う必要があります。
返信テンプレートを使う予定があるなら、既存のフィルターを流用するよりも、各アカウントで最初から作り直すのが最も確実な方法です。
返信が自動化されていることはユーザーに知られないようにする
メール本文に「これは自動返信です」などと記載するのは避けましょう。自動返信であることを明かすと、相手がフィルターを回避しようと対象キーワードを省いたり、わざとスペルを間違えたりして、メールがスパムに振り分けられずに届いてしまう恐れがあります。
また、受信トレイを定期的にチェックし、自分にとって有益かもしれないメールにはきちんと返信しておくのも良い習慣です。
Gmailフィルターと返信テンプレートでスパムをコントロールしよう
Gmailフィルターと汎用的な返信テンプレートを組み合わせれば、スパムメールを一件ずつ確認することなく自動対応できます。時間も労力も大幅に節約できるでしょう。Gmailフィルターに加えて、メールコミュニケーションを向上させるGmail向けブラウザ拡張機能も試してみる価値があります。
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