ESXiホストのシステムログが非永続ストレージに保存される警告の解消方法
VMware ESXiをSDカードやUSBメモリにインストールした場合(またはBoot from SANを使用している場合)、vCenterクライアントのホスト名の横に黄色い感嘆符アイコンが表示され、[サマリー]タブに次のような警告が表示されます。
System logs on host ny-esxi21.woshub.com are stored on non-persistent storage.
警告が表示される原因と影響
esx.problem.syslog.nonpersistentという警告は、ESXiがシステムログ(スクラッチ領域)を永続性のないUSBデバイスに書き込んでいることを意味します。この状態でホストを再起動するとログは失われてしまいます。そのため、ホストに障害が発生した際にログを調査できず、VMwareテクニカルサポートへ必要な情報を提供することも困難になります。この警告を解消するには、ESXiホストの設定でログの保存先をローカルディスクやVMFSデータストアに変更するか、syslogサーバーを構成する必要があります。
本ガイドはHTML5ベースのvSphere 6.7クライアントを前提としています。以前のバージョンのvSphereでも同様の手順で設定できますが、オプション名やセクション名が異なる場合がある点にご注意ください。
vSphere Clientでのログ保存先の変更手順
- vSphere Clientを開き、[ホストおよびクラスタ]で警告が表示されているESXiホストを選択します。
- [構成]タブを開き、詳細なシステム設定(Advanced System Settings)をクリックします。
- 詳細設定の一覧で[編集]をクリックし、フィルター欄にSyslog.global.logDirと入力します。現在は[] /scratch/logフォルダがESXiログの保存先として使用されていることが確認できます。
- Syslog.global.logDirの値を[VMFSデータストア名]/systemlogsに変更します。事前にVMFSデータストア上に/systemlogsフォルダを作成しておく必要があります。フォルダが存在しない場合、「A general system error occurred: Internal error」というエラーが発生しますので注意してください。
- Syslog.global.logDirフィールドが空の場合は、ScratchConfig.CurrentScratchLocationパラメーターの値を確認してください。このパラメーターには、ログを格納しているスクラッチパーティションへのパスが表示されます。
PowerCLIで変更する方法
PowerCLIのコマンドラインからもログの保存先を変更できます。以下のコマンドを実行してください。
get-vmhost ny-esxi21 | Get-AdvancedSetting -Name "Syslog.global.logDir" | Set-AdvancedSetting -Value "[HQVMFSDatastore1] /system_log_folder_name"ホストプロファイルを利用した一括設定
Syslog.global.logDirの値は、ホストプロファイルを使って変更することも可能です。このプロファイルをデータセンター内のすべてのESXiホストに適用すれば、複数台のホストに対して一括で同じログ設定を展開でき、運用管理の効率化にもつながります。
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