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VMware vSphereでデータストアへのファイルアップロードが失敗する原因と解決方法

VMware vSphere(vCenter 6.7)で、ISOイメージやVMDK、OVA/OVFなどのファイルをVMFSデータストアへコピー(アップロード)しようとした際に、奇妙な問題に遭遇しました。vSphere Clientの画面で「ファイルのアップロード」ボタンをクリックすると、「操作が失敗しました(The operation failed)」というエラーが表示され、先へ進むことができません。

エラーの詳細を確認する

エラーダイアログの「詳細(Details)」をクリックすると、以下のようなメッセージが表示されます。

「理由不明のため操作に失敗しました。通常、この問題はブラウザが信頼していない証明書が原因で発生します。自己署名証明書またはカスタム証明書を使用している場合は、下記のURLを新しいブラウザタブで開き、証明書を受け入れたうえで操作を再試行してください。」

さらに、KB記事「https://kb.vmware.com/kb/2147256」へのリンクも案内されます。

原因:信頼されていないSSL証明書

エラー内容から分かるように、この問題はvCenter Serverで使用されているSSL証明書が信頼されていないことが原因です。具体的には、証明書が自己署名証明書であるか、信頼されていない認証局(CA)によって発行されているケースが該当します。

特に注意が必要なのは、vSphere 6.5および6.7では、単にブラウザ側でvCenterの証明書を「信頼する」と設定するだけでは不十分という点です。自己署名証明書をクライアントPCの「信頼されたルート証明機関」ストアに登録していないと、vSphere Web ClientからVMFSデータストアへのファイルアップロードが許可されません。

解決手順:vCenterの証明書を信頼されたルート証明機関に追加する

1. 信頼されたルートCA証明書をダウンロード

vSphereのスタートページを開き、画面右下にある「Download trusted root CA certificates(信頼されたルートCA証明書のダウンロード)」をクリックします。

2. 証明書ファイルをインストール

ダウンロードしたZIPファイルを展開し、「..\certs\win」フォルダーを開きます(Windows用、Linux用、Mac用の証明書がそれぞれ別フォルダーに格納されています)。フォルダー内の*.crtファイルをダブルクリックし、「証明書のインストール」ボタンをクリックします。

3. 証明書インポートウィザードで保存先を指定

証明書のインポートウィザードを使って、vCenterの証明書をコンピューターの信頼されたルート証明書ストアに配置します。ウィザードでは以下のように選択してください。

  • 保存場所:ローカル コンピューター(Local Machine)
  • 証明書ストア:信頼されたルート証明機関(Trusted Root Certification Authorities)

4. 動作確認

vCenterのWebインターフェースを開き、信頼されていない証明書に関する警告が表示されなくなったことを確認します。これで、VMFSデータストアへのファイルアップロードが正常に行えるようになります。

Firefoxを使用している場合の注意点

Firefoxでは、ブラウザの設定でvSphereの証明書を例外(信頼)リストに追加するか、Windowsの証明書ストアを利用するよう切り替える必要があります。切り替えは about:config を開き、以下の設定値を変更します。

security.enterprise_roots.enabled = true

この設定を行わないと、「セキュリティで保護された接続に失敗しました(Secure Connection Failed)」というエラーが表示される場合があります。

これは、FirefoxがChromeやOpera、Internet Explorerなどの他のブラウザと異なり、既定ではOSではなく独自の信頼済み証明書リストを使用しているためです。

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