ストアドプロシージャのメリットとは?主な利点とJDBCでの呼び出し例を解説
ストアドプロシージャとは、データベースサーバー側に保存されたSQL文の集合体で、名前を指定して呼び出すだけで実行できる機能です。本記事では、ストアドプロシージャの主なメリットと、MySQLおよびJDBCを使った具体的な呼び出し方法を解説します。
ストアドプロシージャの主なメリット
- 応答が高速:コンパイル済みの状態で保存されているため、呼び出すたびに即座に処理されます。
- SQL文の一括実行:必要なSQL文をすべて1つのプロシージャにまとめ、一度に実行できます。
- サーバー側での高速処理:クライアントよりも高速なデータベースサーバー上で動作するため、複雑なクエリも効率的に処理できます。
- コードの重複を回避:共通処理をプロシージャ化できるほか、ストアドファンクションの呼び出しなど、追加のSQL機能も利用できます。
- メンテナンス性の向上:一度コンパイルすれば複数のアプリケーションから再利用でき、変更が必要な場合はアプリケーションコードに触れずにプロシージャだけを修正できます。
- 言語間の連携:JavaからPL/SQLのストアドプロシージャを呼び出したり、PL/SQLからJavaのストアドプロシージャを呼び出したりすることも可能です。
実行例
ここでは、次の構造を持つ「Employees」テーブルを例にします。
+----------+--------------+------+-----+---------+-------+ | Field | Type | Null | Key | Default | Extra | +----------+--------------+------+-----+---------+-------+ | Name | varchar(255) | YES | | NULL | | | Salary | int(11) | NO | | NULL | | | Location | varchar(255) | YES | | NULL | | +----------+--------------+------+-----+---------+-------+
まず、Employeesテーブルへデータを挿入する「myProcedure」というプロシージャを作成します。
CREATE PROCEDURE myProcedure (IN name VARCHAR(30), IN sal INT, IN loc VARCHAR(45)) BEGIN INSERT INTO Employees(Name, Salary, Location) VALUES (name, sal, loc); END //
次のJDBCプログラムは、CallableStatementを使用して上記のストアドプロシージャを呼び出します。
import java.sql.CallableStatement;
import java.sql.Connection;
import java.sql.DriverManager;
import java.sql.SQLException;
public class Example {
public static void main(String args[]) throws SQLException {
// ドライバの登録
DriverManager.registerDriver(new com.mysql.jdbc.Driver());
// データベースへの接続
String mysqlUrl = "jdbc:mysql://localhost/testdb";
Connection con = DriverManager.getConnection(mysqlUrl, "root", "password");
System.out.println("接続が確立されました......");
// CallableStatementの準備
CallableStatement cstmt = con.prepareCall("{call myProcedure(?, ?, ?)}");
cstmt.setString(1, "Amit");
cstmt.setInt(2, 3000);
cstmt.setString(3, "Hyderabad");
cstmt.execute();
cstmt.setString(1, "Kalyan");
cstmt.setInt(2, 4000);
cstmt.setString(3, "Vishakhapatnam");
cstmt.execute();
}
}実行結果
接続が確立されました......
プログラム実行後にEmployeesテーブルの内容を確認すると、以下のように新しいレコードが追加されていることがわかります。
+-----------+--------+----------------+ | Name | Salary | Location | +-----------+--------+----------------+ | Amit | 3000 | Hyderabad | | Kalyan | 4000 | Vishakhapatnam | +-----------+--------+----------------+
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