Microsoft AccessなしでMDBファイルを開く7つの方法
拡張子が「.MDB」のファイルを開こうとしたものの、Microsoft Accessを持っていないため中身を確認できない――そんな状況に困ってこの記事にたどり着いたのではないでしょうか。そもそもMDBファイルとは何なのか、そしてMicrosoft Accessとはどのようなソフトウェアなのでしょうか。
まずはMDBファイルそのものから見ていきましょう。MDBはMicrosoft DataBaseの略で、2003年までMicrosoft Accessが採用していたデータベース形式です。現在では、ACCDBという新しい形式に完全に置き換えられています。手元にあるMDBファイルは、おそらく古いシステムやレガシーな環境から受け継がれたものと考えられます。
一方、AccessはWordやExcelなどと同じく、Microsoftの生産性向上スイートに含まれるデータベース管理アプリケーションです。それでは、AccessなしでMDBファイルを開く具体的な方法をいくつかご紹介します。
Accessの購入を検討する
本記事は「Accessを使わずにMDBファイルを開く方法」をご紹介するものですが、あえて最初に触れておきたい点があります。かつてAccessは標準のOfficeパッケージには含まれない高価な製品でしたが、状況は大きく変化しました。
現在、ユーザーは単体版のOfficeを購入する代わりに、サブスクリプション型のMicrosoft 365(旧Office 365)を利用するのが一般的です。最も安いプランでもデスクトップ版Accessが含まれており、月額1,000円程度で利用できます。さらに、新しいMicrosoftアカウントを作成すれば1ヶ月の無料トライアルも利用可能です。AccessなしでMDBファイルを開く道のりを進む前に、この近道を検討してみる価値は十分にあります。
Excelでインポートする
Excelがインストールされたパソコンが使えるのであれば、MDBファイルを開いて内容をスプレッドシートとして表示できます。
この方法ではファイルをネイティブなデータベース形式のまま扱うことはできませんが、格納されているすべてのデータを確認でき、スプレッドシートやCSV(カンマ区切りテキスト)としてエクスポートすることも可能です。中身のデータを確認したいだけであれば、手軽で簡単な方法と言えるでしょう。
オープンソースの代替ソフトを使う
生産性向上スイートといえばMicrosoft Officeが定番ですが、無料で使えるオープンソースの代替ソフトも数多く存在します。
その代表格がLibreOfficeです。LibreOfficeには「Base」というデータベースアプリケーションが付属しており、Microsoftデータベースファイルに接続できます。フォームやクエリが動作しないなど機能面での制限はありますが、テーブルとそのデータを閲覧することは可能です。
オンラインのMDBビューアサービスを利用する
何もインストールせずにMDBファイルを開きたい場合は、ブラウザ上で動作するオンラインビューアを利用しましょう。公共のパソコンや、管理者権限がなくてソフトをインストールできない環境では特に便利な方法です。
実際に試して成功したビューアの一つが「MDB Opener」です。名前の通り、MDBファイルをアップロードまたはURLで指定すると、Webページ上で開くことができます。ファイルの編集はできませんが、CSVやExcel形式にエクスポートしてローカルドライブに保存できます。
ただし注意が必要です。MDBファイルに医療記録などの機密情報が含まれている場合、オンラインサービスへのアップロードは慎重に判断してください。情報が安全でないサービスにさらされる可能性があり、情報の種類によっては法令違反につながることもあります。
サードパーティ製のMDBビューアを使う
Accessを持たずにMDBファイルを開きたい人は多いため、サードパーティ製のMDBビューアアプリケーションも数多く存在します。その中でも「MDB Viewer Plus」は特筆に値するソフトウェアです。
まず完全無料であること。さらに、MDBファイルだけでなくACCDBファイルの編集にも対応しています。しかもポータブルアプリケーションなので、インストール不要で利用できる点も魅力です。ただし、Windows専用であり、Windowsに組み込まれた複数のデータベース関連コンポーネントに依存している点には留意してください。
テキストエディタで開く
Windowsのメモ帳などのテキストエディタでも、条件によってはMDBファイルを開けます。すべてのケースで成功するわけではありませんが、平文(プレーンテキスト)のみで構成されたMDBファイルであれば、テキストエディタでも何らかの内容が表示されます。
実際にメモ帳で開いたMDBファイルの大半は文字化けした無意味な羅列でしたが、その中に含まれる平文の断片から、ファイルがどんな種類のデータベースなのかを推測できるヒントが得られることもありました。推奨される方法ではありませんが、他の手段がすべて失敗した場合の最終手段としては試す価値があるでしょう。
(他人の)Accessで変換してもらう
Accessを使わない方法をご紹介する記事であえて申し上げるのは少し気が引けますが、Accessを持っている人にファイルを別の形式へ変換してもらうのも有効な手段です。
例えば、メールでMDBファイルを受け取ったのであれば、送信者に依頼して、相手側のAccessで変換した上でスプレッドシート形式で再送してもらいましょう。Microsoft 365がこれほど普及した現在、身近に必ずAccessを使える人がいるはずです。試してみる価値は十分にあります。
まとめ:大切なのはデータベースの中身
かつてのようにAccessが高額な有料ライセンスの壁の向こうに隠されていることはなくなりましたが、それでも同ソフトウェアを利用できない人は少なくありません。上記の代替手段のいずれかが役立ち、長い間外部から隔てられてきた貴重なデータベースの中身を確認できることを願っています。
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