Macをアップグレード:標準アプリを強力な代替アプリに置き換えて快適に
Landoは2021年からMakeUseOfでフリーランスのプロダクティビティライターとして活動しています。Windows Vistaの時代からテクノロジーへの深い情熱を育み、AndroidやiOSデバイスなど、進化し続けるテック業界を偏りなく追いかけてきました。特定のブランドへの忠誠心ではなく、それぞれの技術が持つ独自の強みを活かすことを何よりも大切にしています。
2018年にロンドンのXanda社デジタルマーケティングチームの一員として執筆活動を始めて以来、信頼できるテックアドバイザーとして同僚から最新トレンドやツールについて相談を受けることも多いそうです。現在はコンピュータサイエンスの学位取得を目指す傍ら、余暇には旅行やゲーム(お気に入りのPS5)を楽しんでいます。
目次
- Arc Browser(Safariの代わりに)
- Raycast(Spotlight検索の代わりに)
- Warp(ターミナルの代わりに)
- Fantastical(Appleカレンダーの代わりに)
- SoundSource(デフォルトの音量コントロールの代わりに)
- Path Finder(Finderの代わりに)
- IINA(QuickTimeの代わりに)
macOSの標準アプリの多くは、無料でシンプルである点が大きな魅力です。しかし、そのシンプルさゆえに、サードパーティ製の代替アプリなら提供してくれる重要な機能が欠けていることも少なくありません。ここでは、筆者が実際に愛用しているMac標準アプリの代替アプリを7つ紹介します。

1. Arc Browser(Safariの代わりに)
Safariには、ミニマルなデザインと使いやすさに加え、Appleデバイスとの緊密な連携、高速なパフォーマンス、効率的なメモリ・電力消費といった多くの利点があります。しかし、ワークフローによってはシンプルさが必ずしも最良とは限りません。そこで筆者はSafariをArcブラウザに置き換えました。
ArcはThe Browser Companyが開発した無料のサードパーティ製Macブラウザで、Chromiumベースで構築されています。独自のウェブブラウジング手法のため慣れるまで少し時間がかかりましたが、今では生産性向上の救世主だと感じています。
まず気に入っているのは、高度にカスタマイズ可能なモダンで美しいインターフェースです。Arcは多くのブラウザが採用する従来型のタブ方式を廃止し、コントロールセンターとして機能するオールインワンのサイドバーを採用しています。12時間ごとにタブを自動アーカイブするカスタマイズ機能も便利で、大量のタブを開いて何をしていたか分からなくなりがちな筆者には助かる機能です。
さらに、専用のSpaces(スペース)とProfiles(プロファイル)を使えば、仕事や学業など生活のさまざまな側面を分けて整理でき、プロジェクト間の切り替えもスムーズになります。ブレインストーミングの際には、Easels(イーゼル)を使ってメモやスケッチを書くことも。
ダウンロード: Arc(無料)

2. Raycast(Spotlight検索の代わりに)
以前Windowsユーザーだった筆者にとって、Macに乗り換えた際のSpotlightとの出会いは感動的なものでした。Cmd + Spaceのキーボードショートカットを使えば、ファイル検索、アプリ起動、さらには計算まで素早く行え、毎日のクリック数を大幅に減らせます。Spotlightは優秀ですが、それ以上の代替手段も存在します。
Raycastは、新しいMacを使い始める前に必ずインストールしたい必須アプリの一つです。このサードパーティ製のシステム全体検索ツールは、Spotlightの基本機能のほとんどを備えながら、いくつかの面でSpotlightを上回ります。
例えば、検索後のオプションが豊富です。ファイルを検索した後、Cmd + Kショートカットで「Finderで表示」「クイックルック」「このアプリケーションで開く」などの追加アクションにすぐアクセスできます。
また、Raycastではさまざまな操作にシステム全体のキーボードショートカットを割り当てられます。例えば、Option + Cでクリップボード履歴、Option + Eで絵文字、Option + Sでスクリーンショットを呼び出すといった具合です。
さらに、RaycastのストアにはTrello、Asana、Calendlyなどのサードパーティサービスにアクセスできる拡張機能が多数用意されています。筆者はこの機能を毎日活用し、Asanaタスクの素早い作成やカレンダーへの予定追加を行っています。
ダウンロード: Raycast(無料、サブスクリプションあり)

3. Warp(ターミナルの代わりに)
ターミナルを使えば、コマンドラインからMacでさまざまなタスクを実行できます。しかし、不慣れな人にとっては敷居が高く、システムに悪影響を及ぼしかねないミスをしてしまうこともあるでしょう。そんな方には、より扱いやすい代替アプリ「Warp」がおすすめです。
Warpは直感的に使えるMac向けターミナル代替アプリで、コマンドライン作業をぐっと楽にする機能が多数搭載されています。特にお気に入りなのは、入力中にコマンドやディレクトリを候補表示してくれる自動補完機能です。オートコレクト機能のおかげで、エラーにも素早く気づけます。
また、コマンドパレットを使えば、キーボードショートカット、設定、コマンドを素早く検索できます。しかし、最も印象的なのはAI統合です。Warp AIを使えば、Googleで検索しなくても、エラーの修正方法や適切なコマンド、疑問への回答をその場で得られます。
ダウンロード: Warp(無料、サブスクリプションあり)

4. Fantastical(Appleカレンダーの代わりに)
カレンダーをヘビーに使う人なら、サードパーティ製カレンダーアプリの導入を一度は考えたことがあるはずです。Apple純正のカレンダーアプリは、時に物足りなさを感じることがあります。Fantasticalは、洗練されたデザインと豊富な機能を兼ね備えたAppleカレンダーの代替アプリとして、検討する価値大です。
Fantasticalの嬉しいポイントの一つは、天気予報アプリとしても機能する点です。アプリを切り替えることなく、天気と今後の予定をひと目で確認できます。直感的なインターフェースとカスタムイベントカラーにより、複数のカレンダーやイベントタイプの作成・管理も簡単で、ビジネスにもプライベートにも最適です。
macOS Sequoiaの純正カレンダーと同様に、FantasticalはAppleのリマインダーアプリとシームレスに連携し、タスクと予定を一箇所で管理できます。さらに一歩進んで、Microsoft Teams、Google Meet、Zoomといった人気サードパーティアプリとも統合されているのが強みです。筆者はこの機能を使って、Fantasticalから直接Teams会議に参加することがよくあります。
ダウンロード: Fantastical(無料トライアル、サブスクリプションあり)

5. SoundSource(デフォルトの音量コントロールの代わりに)
以前Windows PCを使っていた筆者にとって、macOSに内蔵の音量ミキサーがないことは最大の不満の一つでした。デフォルトでは、各アプリの設定やサウンドコントロールから個別の音量を調整できますが、操作が煩雑な上に、システム音量に依存していて独自の音量設定を持たないアプリもあります。
そこで活躍するのがSoundSourceです。SoundSourceは、Macのオーディオ出力を細かくコントロールできるサードパーティ製アプリです。特にお気に入りなのはアプリごとの音量コントロール機能で、複数アプリの音量を一箇所でまとめて調整できます。例えば、ビデオ通話中にApple Musicの音量を素早く下げたりミュートしたりするのに重宝しています。
さらに、特定のアプリからの音声出力を別のデバイスに振り分けることも可能です。例えば、音楽だけヘッドフォンから再生し、その他の音はMacのスピーカーから出す、といった使い方ができます。
ダウンロード: SoundSource(無料トライアル、サブスクリプションあり)

6. Path Finder(Finderの代わりに)
FinderはmacOSの純正ファイルマネージャーで、ファイルの管理やナビゲーションは十分こなせますが、一部の面では機能不足を感じます。幸い、Finderをカスタマイズして使い勝手を改善するか、より高機能な代替アプリに乗り換えることができます。
Path Finderは、Finderよりも多くのコントロールとカスタマイズオプションを提供する多機能ファイルマネージャーです。ファイルパスの追跡や効率的なファイル整理が格段に楽になります。さらに、Drop Stack機能を使えば、選択したファイルを一時的に保持しておき、必要な場所へ簡単にドラッグ&ドロップできます。
Size Browserも便利な機能で、ファイルをサイズ順に並べ替えられるため、容量の大きいファイルを見つけて削除し、ディスク空き容量を確保しやすくなります。さらに、Dual Pane(デュアルペイン)表示では2つのフォルダを左右に並べて操作でき、フォルダ間のファイルのコピーや移動がスムーズに行えます。
ダウンロード: Path Finder(無料トライアル、サブスクリプションあり)

7. IINA(QuickTimeの代わりに)
Macのメディアプレイヤーは、特定の動画形式が再生できない瞬間が訪れるまで、普段あまり意識しないツールかもしれません。QuickTimeはmacOSの標準メディアプレイヤーですが、すべてのファイル形式にとって最良の選択肢とは限りません。
IINAは直感的に使えるオープンソースのメディアプレイヤーで、シンプルでモダンなインターフェースと多彩な形式への対応が特徴です。ほぼすべての種類の動画・音声ファイルを再生できるだけでもQuickTimeから乗り換える十分な理由になりますが、IINAには他にも魅力的な機能が揃っています。例えば、再生速度、明るさ、コントラスト、彩度、そしてオーディオイコライザー設定まで完全にコントロールできます。
さらに、YouTubeなどの人気ストリーミングサイトのオンライン動画を直接再生できるほか、ピクチャーインピクチャーモードにも対応しているため、他の作業をしながら動画を視聴し続けられます。
ダウンロード: IINA(無料)
Macに標準搭載されたアプリだけで満足してはもったいません。ぜひこれらの代替アプリを試して、Macのパーソナライズとワークフロー効率化の新たな可能性を発見してください。多くの場合、こうしたアプリさえあれば、macOSの厄介な癖とも上手に付き合えるはずです。
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