デルPCのハードディスクを診断・交換する方法|初心者向け5つの簡単ステップ
デルのパソコンやノートPCをお使いの方に向けて、ハードディスク(HDD)のテストと交換の手順をチェックリスト形式でご紹介します。
1. デル純正のハードディスク診断ツールを使う
Windows PCには「chkdsk」と呼ばれるディスク修復ツールが標準搭載されています。このツールを使えば、HDDの問題を検出して修復を試みられるほか、ハードディスクの早期故障の予防にも役立ちます。パソコンがまだWindowsを起動できる状態であれば、「chkdsk」で手軽にHDDの簡易テストが可能です。

「chkdsk」は、ハードディスク上の不良セクタ(ソフト不良セクタと物理的不良セクタの両方)も検出できます。データの書き込みミスなどで発生するソフト不良セクタは修復が可能です。一方、物理的な損傷によるハード不良セクタは検出後にマークされ、以後使用されなくなります。定期的に実行すれば、ディスクのメンテナンスツールとして問題の早期発見につながります。
デルユーザーには、より専用性の高いツールとして「SupportAssist」と「Dell Pre-boot System Diagnostics(起動前システム診断)」があります。これらはデル製パソコン専用にカスタマイズされた診断ツールです。
この2つの診断ツールは、状況に応じて使い分けます。SupportAssistはシステムが正常に起動し、インターネット接続がある場合に使用します。起動前診断は、OSが起動しない場合に使用します。どちらもすべてのコンポーネントの動作確認に活用できます。
SupportAssistへのアクセス方法

SupportAssistは、ハードウェアの問題を特定し、診断を実行できるアプリケーションです。このツールを使えば、システム各部の最大性能テストやストレステストを行うことができます。
SupportAssistはデル製デバイスにプリインストールされており、スタートメニューから起動できます。見つからない場合は、Dellサポートの公式サイトからダウンロードしましょう。
Dell Pre-boot System Diagnosticsへのアクセス方法

デスクトップPCやノートPCの電源投入時、Dellのロゴ画面でF12キーを押すと、起動前システム診断に入れます。診断では、総合テストによって検出されたハードウェアの問題が報告されます。
これらの問題はエラーコードとして表示され、コードごとに特定のコンポーネントの異なる不具合を示します。コードは4桁の数字2組で構成され、最初が「1000」または「2000」、続いてもう1組の4桁の数字となります。例えば、エラーコード「2000-0141」は「ハードドライブ – ドライブが検出されない」を意味します。Dellサポートではエラーコードの一覧が公開されているので、調べてみれば故障したハードディスクに適した解決策が見つかるでしょう。

デル診断のエラーコード例。
2. 専用の無料ソフトでHDDをテストする

純正の診断ツールでは問題の解決策が見つからない場合や、そもそもパソコンが起動せず診断すらできない場合は、専用のハードディスク解析ソフトを試してみるのも一つの方法です。
Seagateの「SeaTools」やWestern Digitalの「Data Lifeguard」といった無料のドライブ解析ソフトは、ハードディスクの問題を徹底的にテストするのに役立ちます。ただし、これらはストレージドライブのテスト専用であり、デルの診断ツールのようにすべてのハードウェアをチェックすることはできません。
この方法では、対象のハードディスクを取り外し、別のデスクトップPCからテストする必要があります。その際、HDDをデスクトップPCに接続するためのHDDケース(エンクロージャ)も用意しましょう。
まず、SATAインターフェース経由でドライブをエンクロージャに接続します。次に、エンクロージャをデスクトップPCとは別の電源に接続します。こうすることで、ドライブに十分で安定した電力供給が確保されるとともに、テストシステムから切り離された状態で完全なチェックが行えます。
3. 交換用ハードディスクを選ぶ
ハードディスクの交換を決めたら、次は適切なドライブ選びです。快適なコンピューティング環境を求めるなら、慎重に検討したいポイントです。
自分のHDDの種類を調べるには?
現在使っているHDDを把握しておくと、交換品を選びやすくなります。新しいドライブ選びの出発点を知るためにも、確認しておきましょう。
パソコンがまだWindowsを起動できるなら、「デバイスマネージャー > ディスクドライブ」でドライブの型番を確認できます。ドライブのプロパティを調べ、さらに詳しくリサーチしましょう。

デバイスマネージャーの画面。
Windowsが正常に起動しない場合は、Dell BIOSからドライブの型番を確認するのが代替手段になります。起動時にF2キーを押せばBIOSに入れます。
最後に、最も実践的な方法は、実際に目で見て確認することです。デルのパソコンの背面カバーを開けて、故障したドライブを取り外せば確認できます。「百聞は一見に如かず」ですね。DIYは私たちも推奨していますし、自分のデバイスについて学ぶことは、修理に挑むうえでも大きな助けになります。事前に把握しておけば、修理の準備も万全になるでしょう。
どんなドライブを選ぶべき?
新しいハードディスクを購入するときに注目したい主な特徴は、フォームファクター(サイズ)、容量、速度の3つです。これらがドライブの性能と使い勝手を左右します。

フォームファクター
フォームファクターとは、ハードディスクの物理的なサイズのことです。おおよそディスクプラッタの直径を表します。一般向けHDDには2.5インチと3.5インチの2種類があり、それぞれ異なるタイプのパソコン向けに設計されています。
ノートPCは、小型で薄いボディに収まるよう、主に2.5インチのハードディスクを使用します。3.5インチはデスクトップPC向けです。デスクトップに2.5インチドライブを使うこともできますが、ノートPC向けの小さなサイズゆえに、通常は3.5インチより速度が劣ります。
容量
必要なストレージ容量を事前に考えておくと、過剰な容量にお金をかける無駄を省けます。HDDの容量は200GBなどの決まったサイズで販売されていますが、それが実際どれくらいなのかイメージするのは難しいものです。具体的な用途に照らし合わせて判断すると、必要な容量を選びやすくなります。
文書や写真などの個人利用であれば、250GB〜500GB程度で十分でしょう。映画やクリエイティブ作品のような大容量ファイルを保存したいなら、1TB以上を目安にしましょう。
速度
サイズと容量が決まったら、次はHDDの性能速度です。これはRPM(1分あたりの回転数)で決まります。RPMは、ハードディスク内のプラッタが1分間に何回転するかを表す数値です。
現在、デスクトップPCやノートPC向けのハードディスクの多くは、5400〜7200RPMの速度で動作しています。高速で回転するプラッタほど情報の読み書きが速く、優れたパフォーマンスを発揮します。ただし、RPMが高いほど発熱量が増え、価格も高くなる傾向があります。7200RPMのドライブは、低回転のドライブほど長持ちしない場合もある点に注意しましょう。
パフォーマンス重視なら7200RPMドライブがおすすめです。一般的なデータ保存用であれば、5400RPMでも十分でしょう。
SSDとHDDの比較
ソリッドステートドライブ(SSD)へのアップグレードを検討中ですか?近年非常に人気のある選択肢で、SSDに換装すれば、HDDでは得られなかった高性能と信頼性を手に入れられます。SSDにはハードディスクのような繊細な機械部分がないため、長期間の使用に耐えられます。性能面でも、HDDよりはるかに速い読み書き速度を提供します。
さらに詳しく知りたい方は、SSDに関するガイド記事もぜひご覧ください。SSDへのアップグレードの基本とメリット、よくある疑問を解説し、HDDとの比較も行っています。
新しいハードディスクはどこで買える?
Googleで検索すれば膨大な選択肢が見つかります。しかし、どれを選べばいいのでしょうか?オンラインで新しいハードディスクを購入する際は、信頼できる販売店から買うのがおすすめです。Dellのオンラインストアでは、さまざまなストレージドライブを取り扱っており、デルのノートPCやデスクトップに合ったドライブも見つかります。
Amazonのような大手ECサイトも、手軽で便利なオンラインショッピング先です。あるいは、地元の家電量販店や販売店で探すのも良い出発点になります。
4. 自分でハードディスクを交換する

DIYが好きな人は、物を自分で直すことに抵抗がない傾向があります。とはいえ、ハードディスクの交換は思ったより簡単です。簡単なガイドに従えば、自分で交換するのは迅速かつ費用対効果の高い解決策になり得ます。サービスセンターに持ち込む時間も節約できますし、保証にも影響しません!
人気のテック修理サイトiFixitでは、パソコンから自動車まで、あらゆる製品のハードウェア修理ガイドが公開されています。そこで、お使いのデル製パソコンに特化したガイドやマニュアルを見つけることができます。
5. 新しいドライブにWindowsをインストールする
新しいドライブを取り付けたら、いよいよWindowsのインストールです。簡単な方法の一つは、USBリカバリーメディアを作成して、デルのパソコンにWindowsをインストールすることです。必要なのは、16GB以上の空き容量があるフォーマット済みUSBメモリだけです。
Dellの「OS Recovery Tool」を使えば、USBリカバリーメディアを作成できます。このツールはデバイスのモデルを考慮して処理するため、お使いのデル製パソコンに合わせたOSリカバリーイメージが入手できます。

Dell OS Recovery Toolの画面。
または、MicrosoftからインストールメディアをダウンロードしてUSBに保存して使うこともできます。Microsoftから正規のWindowsインストールCDを購入するという選択肢もあります。
その後は、USBまたはCDからパソコンを起動するだけです。起動時にF12キーを押して「ワンタイムブートメニュー」に入り、リカバリーUSBから起動すれば準備完了です!
まとめ
もちろん、これらのステップを踏まずに専門家に相談するという選択肢もあります。その場合は、デル認定サービスセンターまたはサードパーティの修理会社を利用することになります。当店Safemode Computer Serviceのデル修理サービスは、シドニー全域で高評価をいただいています。シドニー・インナーウェストにお住まいの方は、ぜひお立ち寄りください。プロフェッショナルなサービスをご提供いたします :)
当店では、故障したハードディスクの完全な診断から、最適なドライブの選定・取り付けまでお手伝いできます。デル製パソコンの徹底診断も承っています。作業が難しく感じられたり、忙しかったり、DIY修理が面倒だったりする方も多いでしょう。当店の技術者がパソコンの点検と無料の修理見積もり(規約が適用されます)をご提供します。
コンピューター修理サービスの詳細については、こちらをご覧ください。
その前に、ご自身のためにも保証状況を確認しておきましょう。保証がまだ有効であれば、デル認定サービスセンターに行くのがおすすめです。通常、保証期間内であれば無料で修理や交換のサービスを受けられます。
ただし、サードパーティにパソコンを持ち込むと保証が無効になる点に注意が必要です。逆に、保証期限が切れていて認定サービスセンターが対応できない場合は、サードパーティの修理が最後の選択肢となるかもしれません。
最後に、データのバックアップをこまめに取ることを忘れないでください。ハードディスクが故障し始める前から、定期的なバックアップを作成しておくのがおすすめです。いつハードディスクがクラッシュしてもデータが安全だと分かれば、安心感が違います。快適なコンピューティングライフを!
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