「選択されたディスクは固定MBRディスクではありません」エラーを修正する方法 – 実証済みの3つの解決策
数日前、Windowsの起動修復のためにDiskpartのACTIVEコマンドを使ってプライマリパーティションをアクティブとして設定しようとしたところ、「選択されたディスクは固定MBRディスクではありません。ACTIVEコマンドは固定MBRディスクでのみ使用できます」というエラーメッセージが表示されました。この状態ではディスク関連の操作が一切できず、途方に暮れてしまいました。
幸いにも、実際にテストを行い、複数のフォーラムで情報を収集した結果、この厄介なディスクエラーを解決する3つの実証済みの方法を見つけることができました。同じ問題でお困りの方は、ぜひ最後までお読みください。
パート1:「選択されたディスクは固定MBRディスクではありません」エラーとは何か
簡潔に言えば、選択したディスクは実はUEFIシステムで動作するGPTディスクであるということです。MBRディスクとは異なり、GPTディスクではアクティブパーティションを設定できません。ACTIVEコマンドは、BIOSシステムで動作するMBRディスク専用のコマンドだからです。
固定MBRディスクとは
固定MBRディスクとは、パーティション構造が確定しており、ディスクを再フォーマットまたは再パーティション化しない限り容易に変更できないディスクを指します。これはMBRパーティション方式を採用した従来型のハードドライブであり、BIOSなどの旧世代のシステムと互換性があります。なお、すべての固定MBRはMBRですが、すべてのMBRが固定ディスクであるわけではない点に注意してください。
MBR、GPT、BIOS、UEFIといった用語について詳しく知りたい方は、以前公開した以下の記事も併せてご覧ください。
- MBR vs GPT:両者の違いとは
- BIOS vs UEFI:完全比較ガイド
- Windows 11/10/7やLinuxでディスクがMBRかGPTかを確認する方法【ステップバイステップガイド】
パート2:エラーが発生する原因
「選択されたディスクは固定MBRディスクではありません」というエラーは、以下のようなさまざまな要因で発生する可能性があります。
- GPTディスク形式が選択されている:前述の通り、GPTディスクはアクティブとして設定できません。GPT形式のディスク上でパーティションをアクティブにしようとすると、このエラーが発生しがちです。
- ブートマネージャーの問題:エラーメッセージの根本原因となるケースがあります。特定のコマンドライン操作を実行することで対処可能です。
- ブートモードの不一致:UEFIとLegacyなど、ブートモード間の相違による互換性の競合が、このエラーを引き起こすことがあります。モードを切り替えることで解決できる場合があります。
エラーの原因を理解したところで、具体的な解決方法を見ていきましょう。
パート3:「選択されたディスクは固定MBRディスクではありません」エラーの修正方法
以下では、この問題を解消するための手順を詳しく解説します。
修正1. データ損失なしでGPTをMBRに変換する
指定したディスクがGPT形式である場合、そのディスク上でアクティブパーティションを作成・変更しようとするとエラーが表示されます。そこで、ディスクをGPTからMBRに変換してからアクティブ設定を行う方法を試してみましょう。
警告:変換作業中にデータ損失が発生する可能性があります。事前に重要なデータのバックアップを必ず取るとともに、安全で信頼できる変換ツールを選択してください。筆者のテストでは、4DDiG Partition Managerが最も優れた選択肢でした。
4DDiG Partition Managerは、ディスク管理を格段に簡単にする多彩な機能を備えた本格的なMBR/GPTディスク変換ツールです。直感的な操作性と高い機能性を兼ね備えており、データ損失のリスクなくGPTをMBRに変換したい方や、ディスク・パーティションのデータをバックアップしたい方に最適です。
主な機能は以下の通りです。
- MBR/GPT変換:データを失うことなくMBRとGPTのディスク形式を相互変換。
- ディスク/パーティションクローン:GPTからMBRへの変換前に、ディスクやパーティションのデータをバックアップ可能。
- パーティション管理:サイズ変更、拡張、縮小、作成、削除、フォーマットなどを簡単に実行。
- データバックアップ:包括的なバックアップ・復元機能で大切なデータを保護。
- OS移行:数クリックだけでOSを新しいSSD/HDDへ簡単に移行。
- 使いやすいインターフェース:初心者から上級者まで誰でも直感的に操作可能。
以下、4DDiG Partition Managerを使ってデータを失わずにGPTをMBRへ変換する手順です。
まず、4DDiG Partition ManagerをPCにインストールして起動します。メイン画面で「Convert Disk(ディスク変換)」を選択し、「Convert GPT to MBR(GPTからMBRへ変換)」をクリックします。
次に、MBRへ変換したいGPT形式のディスクを選択し、「Continue(続行)」ボタンをクリックします。
重要:対象がシステムディスクの場合、ツールが先にPEコンポーネントをダウンロードします。ダウンロード完了後、警告画面で「Sure(はい)」をクリックし、PCの再起動を許可してください。
PCがPE環境で再起動したら、「Convert GPT to MBR」ボタンをクリックします。その後、変換対象のディスクを再度選択して「Continue」を押します。
注意:PE環境では、自分のシステムディスクのみが表示されます。
変換が完了するまでお待ちください。ディスク上のパーティション数によっては、数分かかる場合があります。
完了後は、画面の指示に従ってPCを起動してください。
修正2. ブートマネージャーを修復する
このエラーは、ブートマネージャーの不具合が原因で発生することもあります。その場合は、いくつかのコマンドを実行してブートマネージャーを修復する必要があります。
以下の手順を参考にしてください。
- まず、Windowsメディア作成ツールを使用して起動可能なUSBドライブを作成します。
- 作成したUSBをPCに挿入し、そこから起動します。
- 言語設定を選択して「次へ」をクリックし、左下の「コンピューターを修復する」を選択します。
- 「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「コマンドプロンプト」の順に選択します。
- コマンドプロンプトで以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押します。
- bootrec /fixmbr
- bootrec /fixboot
- bootrec /rebuildbcd
- コマンドの実行が完了したら、コマンドプロンプトを閉じてPCを再起動します。
修正3. UEFIを無効にしてLegacyモードへ変更する
UEFIとLegacyの不一致も、このエラーの原因になり得ます。解消するには、UEFIを無効化してLegacyモードへ切り替えましょう。
以下の手順に従ってください。
- まずPCを再起動し、起動中に適切なキー(通常はF2、F12、またはDel)を押してBIOS/UEFI設定画面を開きます。
- 「Security(セキュリティ)」メニューに移動し、「Secure Boot Configuration(セキュアブート構成)」を選択してEnterキーを押します。
- アクセス時に警告メッセージが表示される場合は、F10キーを押して続行します。
- 下矢印キーで「Secure Boot(セキュアブート)」を選択し、右矢印キーで設定を「Disable(無効)」に変更します。
- 次に、ブートモードをUEFIからLegacyへ切り替えます。「Boot(ブート)」タブ内の「Boot Mode(ブートモード)」オプションを見つけ、値を「Legacy」に変更します。
- 「Exit Saving Changes(変更を保存して終了)」を選択し、PCを再起動します。
パート4:【プロのアドバイス】修正作業中に起動しないWindowsからデータを復元・バックアップする
GPTからMBRへの変換前にデータをバックアップしたい場合は、4DDiG Partition Managerに加えて、4DDiG Data Recoveryの利用もおすすめです。このツールは、消失したパーティションはもちろん、ローカルディスク、外付けハードドライブ、起動しなくなったPCなどからもデータを復元できます。
詳しい使い方は、専用ガイド「4DDiG Data Recoveryの使い方」をご参照ください。
MBRパーティションテーブルに関するよくある質問
Q1. MBRパーティションテーブルのディスクに関するエラーを修正するには?
「Windowsはこのディスクにインストールできません。選択されたディスクにはMBRパーティションテーブルがあります」というエラーを修正するには、主に3つの方法があります。
- 4DDiG Partition Managerでデータ損失なしにMBRをGPTへ変換
- DiskpartコマンドでMBRをGPTへ変換
- BIOSのブート設定を変更
Q2. アクティブパーティションは固定MBRディスクでのみ使えますか?
はい。「アクティブ」パーティションの概念は、主にマスターブートレコード(MBR)ディスクに関連しています。MBRディスクにおいて、アクティブパーティションとはブートローダーを格納し、システムがそこから起動するパーティションのことです。一方、GPTディスクには「アクティブ」パーティションの概念は存在せず、代わりにEFIシステムパーティションが起動情報を担います。
まとめ
今回は、「選択されたディスクは固定MBRディスクではありません」というエラーを自力で解決する方法をご紹介しました。手順さえ丁寧に踏めば、誰でも問題を解消できます。
いずれの方法も有効ですが、最も安全・簡単・確実なのは4DDiG Partition Managerの活用です。データ損失なしであらゆるディスク関連の問題に対応できる万能ツールであり、直感的なインターフェースで初心者にも優しい設計になっています。ぜひ一度お試しください。
William Bollson(シニアエディター)
William Bollsonは4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、エラー解決など、WindowsとMacに関するあらゆる問題に対する最適なソリューションを提供することに情熱を注いでいます。
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