「ディスクをフォーマットしてください」エラーの解決法|Windowsでディスクにアクセスできないときの対処ガイド
「ディスクを使用する前にフォーマットする必要があります」というエラーが表示される場合、Windowsがハードドライブへのアクセスを妨げる何らかの問題に直面していることを意味します。このエラーの原因となる問題を放置すると、ドライブ上のデータが永久に失われる可能性があります。
このエラーメッセージは非常に汎用的なもので、HDD、SSD、USBメモリ、SDカード(その他のメモリーカード)など、あらゆるストレージデバイスで表示されます。とはいえ、エラーが表示された理由を特定する手がかりとして活用できます。ここでは、このエラーを引き起こす最も一般的な原因をまとめました。
- 🗃️ ファイルシステムの破損 – ファイルシステムの破損は、このエラーの最大の原因です。ファイルシステムが破損すると、OSはそれを使ってドライブやパーティション上のファイルを検索・アクセスできなくなります。その結果、ディスクの管理ではファイルシステムの種類が「RAW」と表示されます。データ自体はまだ無傷であることが多いため、データ復旧ソフトウェアを使えば簡単に復元できます。
- ❌ 不完全なハードドライブのフォーマット – システムクラッシュ、ドライブの早期取り外し、ユーザーの操作によってフォーマットが中断されると、失敗したフォーマットが残ることがあります。フォーマットが完了していない場合、このエラーが表示される可能性があります。この場合は、正常なファイルシステムでドライブを再フォーマットする必要があります。
- 🙅♂️ 互換性のないファイルシステム – Windowsはすべてのファイルシステムを読み取れるわけではありません。接続したドライブが互換性のないファイルシステム(APFSやHFS+など)を使用している場合、ドライブにデータが存在していても、Windowsは使用できるようにするためにフォーマットを提案します。Paragonのようなソフトウェアでこのデータにアクセスできることもありますが、一部のファイルシステムは依然として非対応です。
- 💥 物理的な損傷 – HDDもSSDも物理的な損傷を受けやすいものです。物理的な部品が故障すると、OSとドライブ間の正常な通信が妨げられることがあります。物理的な損傷は必ずしも外見から分かるわけではないため、カチカチという異音、頻繁な切断、過熱などの兆候に注意しましょう。
- 🦠 マルウェア感染 – マルウェアに感染したドライブは、さまざまな問題を引き起こします。たとえば、1990年代のFormウイルスはブートセクタに感染してディスク上のデータを上書きし、取り返しのつかないデータ損失をもたらしました。ウイルスによってファイルシステムが破損し、このエラーが表示されることもあります。マルウェアが存在する場合は、まずその駆除が最優先です。
上記の原因が、トラブルシューティングの方向性を見つける助けになれば幸いです。ただし、いきなり問題の診断に取り掛かるのは避けてください。誤った操作によりデータを完全に失う恐れがあります。まずは、ドライブ上のファイルを復旧する方法をご紹介します。
フォーマット要求が出るディスクからファイルを復旧する方法
このエラーが表示されていても、専用の復旧ツールならドライブにアクセスできる場合があります。こうしたソフトウェアは、故障中または破損したハードドライブをスキャンしてデータを探し出し、安全な場所へ復元するよう設計されています。しかし、すべてのデータ復旧ツールが満足のいく結果を出せるわけではありません。データを永久に失わないためにも、使用するソフトウェアには注意が必要です。
Disk Drillを使って、フォーマットが必要なディスクからデータを復旧する手順は以下の通りです。
- Disk Drillをダウンロードしてインストールします。

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- 「ディスクを使用する前にフォーマットする必要があります」メッセージが表示されているドライブを選択し、「失われたデータを検索」をクリックします。ドライブが不安定な状態の場合は、より慎重を期すために、無料の「ドライブバックアップ」機能でバイト単位のコピーを作成し、そちらをスキャンすることも可能です。

- スキャンが完了したら「見つかった項目を確認」をクリックします。あるいは「すべて復元」をクリックすれば、オールインワンスキャンでDisk Drillが見つけた全ファイルを一括復旧できます。

- フォーマットを求められるドライブから復旧したいファイルを選択します。プレビューパネルと復旧可能性の列を参考に、どのデータが復元できるかを確認しましょう。「削除済みまたは紛失」の下には削除されたファイルが、「既存」の下には現存するファイルが表示されるため、すべてのドロップダウンを必ずチェックしてください。準備ができたら「復元」をクリックします。

- 別のストレージデバイス上の適切な復旧先を選択し、「次へ」をクリックします。

「ディスクを使用する前にフォーマットする必要があります」エラーの修正方法
ドライブからデータを復旧した後は、安心してトラブルシューティングに取り掛かれます。ここでは、「ディスクを使用する前にフォーマットする必要があります」エラーに対する実証済みの解決策を多数ご紹介します。
方法1:ハードドライブの接続を確認する
ディスクの接続に問題があるせいでデータを復旧できなかった場合は、まずこの修正を試すのが得策です。本記事の多くの解決策は破損した外付けハードドライブの修復にも使えますが、原因が接続にある場合はどれも効果がありません。
内蔵ハードドライブの場合は、ケーブル(通常はSATAまたはSAS)がマザーボードとハードドライブにしっかりと接続されていることを確認してください。外付けハードドライブの場合は、十分な電力を供給できる動作中のUSBポートに接続しているかを確かめます。さらに、両方のポートに糸くずやホコリなどのゴミがないことも確認しましょう。
方法2:システムがディスクを認識しているか確認する
OSがドライブにアクセスするには、互換性のあるファイルシステムを持ち、正しいストレージ容量が読み取れる必要があります。コンピュータがドライブを読み取れているかどうかは、ディスクの管理で確認できます。
以下の手順で、「ディスクを使用する前にフォーマットする必要があります」エラーが発生しているドライブがシステムに認識されているかをチェックしましょう。
- スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」をクリックします。

- ドライブが認識可能なファイルシステムでディスクの管理に表示されていること、およびストレージ容量がドライブの仕様と一致していることを確認します。

ドライブが表示され、正しい容量を示している場合は、データの復旧だけでなく、後述の解決策を使って修復することも可能です。一方、ディスクがまったく表示されない、または誤った容量で表示される場合は、専門家の助けを求めるためにデータ復旧サービスに相談することをおすすめします。
方法3:別のPCでドライブをテストする
問題の原因がドライブ本体ではなく、自分のコンピュータにあると特定できるかもしれません。たとえば、「D: ドライブを使用する前にフォーマットする必要があります」というUSBエラーが出ている場合は、別のコンピュータに接続して問題が再現するか試してみましょう。SDカードや外付けHDD・SSDで同様のメッセージが表示される場合も同じです。自分のPCのUSBポートに問題がある可能性があります。
別のOSが入ったPCを試すことは、互換性のないファイルシステムを排除する良い方法でもあります。macOSやLinuxなど別のOSでドライブを頻繁に使っている場合は、そのPCに接続してみてください。Windowsは認識できないファイルシステムのドライブに対してフォーマットを推奨するためです。これは、フォーマットせずに「ディスクのフォーマット」エラーを修正したい人にとって、実績のある信頼できる解決策となっています。
問題が解決しない場合は、次の解決策に進みましょう。
方法4:CMDでハードドライブのエラーを修復する
CHKDSKは、コマンドプロンプト(CMD)から実行できるファイルシステム修復ツールで、ドライブ上のエラーをスキャンして修正します。このメッセージの原因となっている問題を修復できる可能性があるため、実行方法をご紹介します。
なお、CHKDSKが使えるのは既存のファイルシステムを持つディスクのみです。唯一の例外は、以前はNTFSだったパーティションが、ブートセクタの破損によりRAWになってしまったケースです。それ以外の場合、CHKDSKはRAWドライブには使用できません。
以下の手順で、CHKDSKによる修復を行い、フォーマットせずに「ディスクをフォーマットしてください」エラーを解決しましょう。
- スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」をクリックします。

- CHKDSK *: /r と入力します。* の記号は対象ドライブに割り当てられたドライブ文字に置き換えてください。Enterキーを押します。

方法5:ハードドライブのドライバー更新を確認する
ドライバーは、デバイスとOS間の通信において極めて重要な役割を果たします。破損していたり古くなっていたりすると、ドライブの読み取り可能性に影響します。使用前にフォーマットを求められる内蔵または外付けハードドライブのドライバーを更新するだけで、問題が解決することもあります。
ドライバーの更新手順は以下の通りです。
- スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」をクリックします。

- 「ディスクドライブ」を展開し、対象のドライブを右クリックして「ドライバーの更新」をクリックします。

- 「ドライバーを自動的に検索」をクリックします。

方法6:ハードドライブをウイルススキャンする
マルウェアはインターネット上に蔓延しており、悪意ある者は常にあなたのデータにアクセスしたり破壊したりする方法を探しています。ドライブがウイルスに感染していると、ファイルシステムが破損し、このメッセージが表示されることがあります。ここでは、Windows標準搭載のMicrosoft Defenderウイルス対策を使って、ハードドライブからウイルスを駆除する方法をご紹介します。マルウェアを除去した後も、データ復旧ソフトウェアでデータを復元する必要があります。
Microsoft Defenderウイルス対策でウイルスをスキャンする手順は以下の通りです。
- エクスプローラーを開きます。
- ドライブをShiftキーを押しながら右クリックし、「Microsoft Defenderでスキャン」をクリックします。

- より包括的なスキャンを行うには、「Microsoft Defenderウイルス対策(オフライン スキャン)」を選択し、「今すぐスキャン」をクリックします。

方法7:どうしても解決しない場合はハードドライブをフォーマットする
上記のすべての方法を試してもハードディスクが依然としてフォーマットを要求してくる場合は、フォーマットが唯一の選択肢かもしれません。フォーマットはすべてのデータを消去するため通常は推奨されませんが、データを復旧済みであれば実行しても問題ありません。実際、修復なしでは、RAW状態のディスクはフォーマットするしかありません。
以下の手順で、ディスクの管理を使ってハードドライブをフォーマットする方法を説明します。
- スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」をクリックします。

- 問題が発生しているパーティションを右クリックし、「フォーマット」をクリックします。

- フォーマットのボリューム名とファイルシステムを指定します。「クイックフォーマットを実行する」にチェックが入っていることを確認し、「OK」をクリックします。

- 再度「OK」をクリックします。
エラーの原因が互換性のないファイルシステムである場合、ドライブのフォーマットは間違いなく最善の解決策です。ただし、どのファイルシステムを選ぶかには注意しましょう。Windowsパソコンでのみ使用する予定ならNTFSが適しています。複数のOSで使用する場合は、Windows・macOS・Linux間のクロス互換性に優れたexFATが理想的です。
方法8:データ復旧サービスに依頼する
場合によっては、自分でデータ復旧を行うことが有効でなかったり、実行不可能だったりします。DIYのソフトウェアソリューションには限界があるからです。典型的なのは物理的な損傷があるケースで、継続使用によるさらなる損傷のリスクが懸念されます。また、DIYでのデータ復旧があまりに難しく、リスクが高いと感じる方もいるでしょう。そのような場合は、データ復旧サービスの利用をおすすめします。
データ復旧サービスには、データ復旧ソフトウェアでは解決できないケースでも高度な復旧を実行できる知識と道具を持ったスペシャリストが在籍しています。この選択肢は最も費用がかかりますが、最高の結果が期待できます。この道を選びたい・選ばざるを得ない方のために、利用可能な優良なデータ復旧サービスのリストもまとめています。
Clever Filesデータ復旧センターのワークフローを例に、データ復旧サービス利用の流れを簡単にご紹介します。
- cleverfiles.com/data-recovery-center にアクセスし、「Start Recovery」をクリックします。

- 「ディスクを使用する前にフォーマットする必要があります」エラーが表示されているドライブから、データをどのくらいの速さで復旧したいかを選択します。

- 個人情報およびドライブとその損傷に関する詳細を入力します。入力が完了したら「Complete my work order」をクリックします。

まとめ
「ディスクを使用する前にフォーマットする必要があります」エラーは具体的な原因を明示してくれませんが、基本的なトラブルシューティング手順によって、問題を特定して解決できることが多いです。
トラブルシューティングの前に、必ずデータを復旧して永久消失から守りましょう。問題が接続やシステム起因でない場合は、ドライバーを最新の状態に更新し、CHKDSKで修復を試みてください。それでも解決しない場合は、ドライブをフォーマットして再びデータを書き込めるようにしましょう。
よくある質問(FAQ)
USBドライブ(Dドライブ)でこのエラーが出た場合、どうすればよいですか?
USBを接続すると、他にパーティションやドライブが存在しない限り、通常はDドライブとして認識されます。このエラーを修正するには、まず両方のポートに接続を妨げるゴミがないことを確認し、CHKDSKを実行します。それでも解決しない場合は、USBドライブをフォーマットできますが、その前に必ず中のデータを復旧してください。
「ディスクを使用する前にフォーマットする必要があります」というメッセージは何を意味していますか?
これは、OSがドライブのファイルシステムを読み取れないときに表示される一般的なエラーメッセージです。解決するまで、従来の方法ではドライブ上のデータにアクセスできません。このような場合は、まずドライブからデータを復旧し、その後に修復を行うべきです。
フォーマットが必要なディスクからデータを復旧できますか?
はい、Disk Drillなどのデータ復旧ソフトウェアを使えば、フォーマットが必要なディスクからデータを復旧できます。
- Disk Drillをダウンロードしてインストールします。
- フォーマットが必要なドライブを接続し、デバイスのリストから選択します。
- ドライブをスキャンし、復旧したいデータをプレビューします。
- フォーマットが必要なディスクから復旧したいファイルを選択します。
- 復旧先として適切な場所を選択します。

Jordan Jamieson-Mane
Jordan Jamieson-Maneは、テクノロジーへの情熱を持つテクニカルコンテンツライターです。幼い頃からの興味は次第にキャリアへと発展し、IT分野を学んだ後、テクノロジー関連の執筆活動に携わるようになりました...
プロフィール全文を読む

監修者
Brett Johnson
本記事は、ACE Data Recoveryのデータ復旧エンジニアであるBrett Johnson氏の監修を受けています。Brett氏はコンピュータシステム&ネットワークの学士号を持ち、12年の経験を有しています。
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