コンピュータのメンテナンス
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Windows PCを新品同様に保つ、毎週実行したい2つのメンテナンスコマンド

著者プロフィール:Yadullah Abidi氏はデリー大学でコンピュータサイエンスを専攻し、チェンナイのアジアジャーナリズムカレッジでジャーナリズムの大学院課程を修了。WindowsおよびLinuxシステム、プログラミング、PCハードウェア、サイバーセキュリティ、マルウェア分析、ゲーム分野で10年以上の経験を持ちます。現在はMakeUseOfのスタッフライターとしてサイバーセキュリティ、ゲーム、コンシューマーテックを担当し、JavaScript/TypeScript、Next.js、MERNスタック、Python、C/C++、AI/MLに精通したフルスタック開発者でもあります。

Windowsパソコンは、購入したばかりの頃は快適に動作しますが、いつの間にか動きがもっさりしてしまうことがあります。定期的なメンテナンスを怠ると、この動作低下はさらに深刻化します。

筆者には、WindowsノートPCを新品同様の状態に保つための年次ルーティンがあります。とはいえ、週ごとにPCを分解してメンテナンスするのは大変な手間です。幸い、これから紹介するコマンドを週に一度実行するだけで、少なくともソフトウェア面ではWindows PCを常にベストな状態に保てます。

SFCとDISMとは?

Windowsを快適に動かし続ける2つのツール

SFC(System File Checker:システムファイルチェッカー)は、Windowsターミナルから実行できる組み込みの「PC健康診断ツール」です。Windowsのシステムファイル全体をスキャンし、破損・欠損・不整合がないかをチェックします。問題が見つかれば、破損したファイルを正常なコピーと自動的に置き換えてくれます。

Windows PCを新品同様に保つ、毎週実行したい2つのメンテナンスコマンド

出典:Yadullah Abidi / MakeUseOf

一方、DISM(Deployment Image Servicing and Management)は、SFCよりも強力なツールです。SFCが個々のシステムファイルを修復するのに対し、DISMはWindowsイメージ全体を修復します。この2つは別々のツールのように思えますが、セットで実行するのがベストです。DISMは、SFCが完璧に機能するための土台を提供します。Windowsイメージ自体が壊れていれば、SFCは破損ファイルを置き換えるための信頼できるバックアップ源を持てないのです。

実行の順序も重要です。基本的には、先にDISMを実行してからSFCを実行しましょう。DISMは、SFCが置き換えファイルを取得する「Windowsコンポーネントストア」を健全で最新の状態に保ちます。DISMをスキップしてSFCだけを実行したり、順序を逆にしたりすると、SFCは古い、あるいは破損したコンポーネントストアに頼って問題の修正を試みることになってしまいます。

DISMとSFCの正しい実行方法

Windowsメンテナンスにも順番がある

コマンドの実行は決して難しくありません。管理者権限でWindowsターミナルを開き、まずDISMを以下のコマンドで実行します。

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

このコマンドは、Windowsのコンポーネントストアをチェックし、破損があれば修復するようDISMに指示します。完了までにはある程度の時間がかかります。また、特定のパーセンテージで進行が止まって見えることもありますが、途中でキャンセルするとトラブルの原因になるため、辛抱強く完了まで待ちましょう。

Windows PCを新品同様に保つ、毎週実行したい2つのメンテナンスコマンド

次に、SFCを実行します。

sfc /scannow

SFCコマンドはすべてのシステムファイルをスキャンし、DISMで修復したばかりの健全なコンポーネントストアを利用して破損箇所を置き換えます。こちらにも時間がかかることがあるので、焦らずSFCに処理を任せましょう。

Windows PCを新品同様に保つ、毎週実行したい2つのメンテナンスコマンド

以上で完了です。両方のコマンドの実行にかかる時間は、長くても15〜20分程度でしょう。多くの場合、両方とも「問題なし」という結果になります。しかし数週間に一度、特にWindowsアップデートやソフトウェアのインストール後には、どちらか(または両方)のツールが問題を検出して自動修復してくれます。PCの管理を格段に楽にしてくれる便利なコマンドは他にもあるので、時間をかけて覚えておく価値は十分にあります。

なお、これらのコマンドを毎週必ず実行しなければならないわけではありません。実際、「パフォーマンスの問題やトラブルが起きたときだけ実行すればいい」と考える人もいるかもしれません。しかし、週次あるいは月次で実行しておけば、ほとんどの問題を未然に防ぐことができます。

筆者の経験では、最初は何の問題もないように見える小さなファイル破損や欠損ファイルが、Windowsの使用を重ねるうちに雪だるま式に大きなトラブルへと発展することがあります。ファイルは次々と蓄積され、気づけばシステム不安定の原因となっているたった1つのファイルを見つけ出すために、何百、何千というDLLや設定ファイルを整理することになりかねません。

Windows PCを新品同様に保つ、毎週実行したい2つのメンテナンスコマンド

出典:Yadullah Abidi / MakeUseOf

PCが壊れていないからといって、メンテナンスを怠ってよいわけではありません。あらゆる機械と同じように、PCにもハードウェア・ソフトウェア両面での定期メンテナンスが必要です。小さな問題が大きなトラブルに発展してから、週末まるごとPCの復旧作業に費やすよりも、予防保全を行う方がずっと得策です。

さらに、システムを最適化しておけば、起動時間とパフォーマンスの安定性が保たれ、突然のクラッシュやエラーメッセージもめったに発生しなくなります。DISMとSFCの実行でPCのスペックが魔法のように向上するわけではありませんが、最大パフォーマンスをより長く維持できるようになります。誰でも10分でできるWindowsクリーンアップと組み合わせれば、PCは新品同様の快適さを取り戻せるはずです。

Windows PCを新品同様に使い続けるために

問題が自分を追い詰める前に、先手を打つ

メンテナンスとしてDISMとSFCを実行することは、良好なコンピュータ衛生の一環にすぎません。もちろん、システムを最新の状態に保ち、定期的にマルウェアスキャンを実行し、不要なジャンクファイルを削除することも大切です。しかし、コアとなるシステムファイルの整合性を維持しておけば、生産的な仕事の日を修理店行きに変えてしまうような「原因不明のトラブル」を防ぐことができます。

あなたのWindows環境は、健康であり続けようとしています。そして、これらの組み込みツールこそがそのための手段を提供してくれるのです。必要なのは、小さな問題がPCを遅くしたり使い物にならなくしたりするほどの大きなトラブルに発展する前に、定期的にこれらのツールを使うことを忘れないことだけです。

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