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壊れたノートパソコンの直し方|症状別トラブルシューティングと修理ガイド

ノートパソコンは寿命が短いことで知られています。発売から数週間で陳腐化し、アップグレードや修理が難しく、経年劣化や事故による故障も避けられません。しかも一度故障すると、修理費用は新品を買うのと大差ないことも少なくありません。

このような残念な状況は、ノートパソコンに限らず多くの電子機器に共通するもので、電子廃棄物の山を生み出しています。しかし、ノートパソコンの故障の中には、意外にも簡単に修理できるものがたくさんあります。この記事では、起こりやすい故障の種類、原因の特定方法、そして修理への具体的な道筋をわかりやすく解説します。

当サイトでは以前、デスクトップパソコン向けの同様のガイドも公開しています。どのパーツが壊れやすいのか、その対処法、さらには電源が入らないときのハードウェア診断の方法などを学んでおくと役立ちます。加えて、自分でパソコンを修理するためのオンラインリソースも参考にしてみてください。

どうにもできない故障もある

ノートパソコンには、修理が極めて難しく費用も高額になる重要パーツがあります。代表的なのがマザーボードと、その上に搭載されたCPU(中央演算処理装置)、GPU(画像処理装置)です。これらの故障だと確信できる場合は、この記事の最後まで読み飛ばしてください。ただし、次に購入するノートパソコンでは、冷却環境に注意してCPUやGPUの過熱を防ぐことで、こうした故障を予防できます。

壊れたノートパソコンの直し方|症状別トラブルシューティングと修理ガイド

オペレーティングシステム(OS)

症状:ファンの音は正常で、ディスクドライブも動作し、画面も点灯しているのに、システムが最後まで起動しない場合は、OS自体に問題がある可能性があります。

対処法:Windowsを使っているなら、まずセーフモードで起動して診断・修復を試みましょう。原因はドライバーの不具合やレジストリの破損かもしれません。ただし、OSの修復に何時間も費やすより、思い切って再インストールした方が早いことが多いのが実情です。起動しなくなったパソコンからデータを救出したい場合は、Linux Live CD / USBを使えばバックアップが可能です。

ハードディスクドライブ(HDD)/ ソリッドステートドライブ(SSD)

HDDやSSDはOSの居場所であり、パソコン上のあらゆるデータを保管する心臓部とも言えるパーツです。

症状:ストレージは必ずしも突然壊れるわけではなく、以下のような前兆が現れることがあります。

  • 動作が遅い・性能が明らかに落ちた
  • 頻繁にフリーズする
  • ブルースクリーン(BSOD)が頻発する
  • データが破損する
  • 不良セクタが増えていく
  • 異音がする

これらの兆候に気づいたら、手遅れになる前に必ずデータをバックアップしてください。その後は、一時的にドライブを蘇らせてデータを救出することだけが頼みの綱です。

HDDやSSDが完全に死んだ確実なサインは、「画面は点灯し、インジケーターランプも点滅しているのに、それ以上何も起こらない」状態です。「プライマリブートデバイスが見つかりません」といったエラーメッセージが表示されることもあります。一方、充電器の確認済みで、ノートパソコンが完全に沈黙している(音も光も一切ない)のであれば、マザーボードかその構成部品の故障が疑われます。その場合は、この記事の最後のセクションへ進んでください。

対処法:ドライブが壊れた場合は、交換すればノートパソコンは生き返ります。通常この作業は非常に簡単です。古いドライブを取り外し、同一のコネクタ規格(IDEまたはSATA)を持つ新しいドライブを用意して、同じ場所に取り付けるだけでOKです。

壊れたノートパソコンの直し方|症状別トラブルシューティングと修理ガイド

CMOSバッテリー

CMOSバッテリーは、電源オフの間もBIOS設定を保持しておくための電力を供給する小さな電池です。

CMOS不良の症状:ノートパソコンはほぼ普通に起動し、見た目も正常ですが、次のような細かなトラブルが発生します。

  • システムの時刻と日付が頻繁にリセットされる
  • ドライバーが動作しなくなる
  • 起動しない、または勝手に電源が切れることがある
  • 起動時にCMOS関連のエラーが表示される
  • その他の不可解なハードウェアトラブル

これらの問題はそれぞれ別の原因でも起こり得ますが、複数が同時に現れるなら、CMOSバッテリーの寿命を強く疑いましょう。

対処法:交換作業自体はそれほど難しくありません。バッテリーは通常、ノートパソコンの底面からアクセスできます。機種によっては(筆者の古いHP Compaq nw8440のように)、キーボードの下に収められている場合もあります。いずれにしても、RAMやHDD / SSDほど手軽には届かず、専用のカバーも付いていません。下の画像のようにマザーボードを露出させることができれば、あとは古い電池を取り外して新品と交換するだけです。

壊れたノートパソコンの直し方|症状別トラブルシューティングと修理ガイド

メモリ(RAM)

RAMはパソコンの「短期記憶」に相当するパーツで、システム稼働中に必要な情報を一時的に保存します。

メモリ不良の症状:

  • 起動せず、ビープ音が鳴る
  • OSのインストール中にブルースクリーンが発生する
  • 通常使用中に突如クラッシュやBSODが起こる
  • メモリを大量消費するプログラムの実行中にクラッシュする

対処法:まだ起動するのであれば、MemTest86などのツールでメモリテストを実行し、エラーの有無を確認しましょう。

運が良ければ、メモリスティックがソケットに正しく差し込まれていないだけというケースもあります。ノートパソコン底面のラッチを開けてメモリを目視確認し、一度取り外してから改めて挿し直してみてください。

壊れたノートパソコンの直し方|症状別トラブルシューティングと修理ガイド

それでも改善せず、メモリが1枚しかない場合は、別のスロットに移し替えてみましょう。2枚搭載しているなら、1枚を抜いた状態で起動したり、両方のスティックを異なるスロットに差し替えたりして切り分けます。

どの方法でも解決しない場合は、正常に動作するメモリモジュールを入手して最終テストを行いましょう。ただし、他の部分が壊れていた場合に備えて、返品可能な製品を選ぶのが賢明です。

ディスプレイ

筆者自身、つい最近まで「ディスプレイはほぼ修理不可能」と思っていました。ところが実際にノートパソコンを落としてしまい、画面が完全にお陀仏になったのです。

症状:目に見える破損以外にも、ディスプレイがまったく点灯しないケースがあります。その場合は外部モニターを接続し、マザーボードの故障ではないことを確認しましょう。

対処法:外部モニターで正常に表示されるなら、壊れたディスプレイを交換することで修理できる可能性が高いです。作業は決して簡単ではありませんが、特別な工具や専門技術がなくても行えることが多く、費用も驚くほど抑えられます。

壊れたノートパソコンの直し方|症状別トラブルシューティングと修理ガイド

修理不能だった場合は?

中には、ここまで紹介した比較的交換しやすいパーツではない箇所の損傷であることもあります。マザーボード、CPU、GPUが壊れている場合、あるいは該当パーツが簡単に入手・交換できない場合は、まだ使えるパーツを部品取りとして salvagge し、残りは適切に電子廃棄物としてリサイクルに出すのがベストな選択です。

あなたは古いノートパソコンを修理した経験がありますか?どの部分が壊れていて、どんな方法で直したのか、ぜひコメント欄で教えてください。

画像クレジット:Zombie Powerbook via Flickr

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