WindowsでディスクごとにボリュームGUIDを調べて一覧表示する方法
Windowsでは、インストール済みディスク上のパーティション(ボリューム)をエンドユーザーが簡単に識別できるよう、ドライブ文字やラベルが使用されています。
一方、オペレーティングシステムは内部処理のために、各ボリューム(パーティション)を個別に識別する「グローバル一意識別子(GUID)」を使用しています。これは、ドライブ文字とディスクラベルだけでは特定のボリュームを正確に識別することが難しいことに加え、「システム」や「回復(Recovery)」などの一部のパーティションにはドライブ文字が割り当てられないためです。
ボリュームGUIDは、ボリュームが初めてOSに接続された際に割り当てられる一意のボリューム名であり、その後ドライブ文字が変更されても値が変わることはありません。
ボリュームGUIDのパスは \\?\Volume{GUID}\ という形式で表され、GUID の部分にはボリュームを識別するグローバル一意識別子が入ります。
例:\\?\Volume{3558506b-6ae4-11eb-8698-806e6f6e6963}\
本記事では、システム上のすべてのボリュームのGUIDを確認する方法と、物理ディスクが2台以上ある環境において、各ボリュームGUIDがどの物理ディスクに存在するかを特定する方法を解説します。
※補足:物理ディスク自体のGPT(GUIDパーティションテーブル)識別子やMBR(マスターブートレコード)シグネチャを確認したい場合は、管理者としてコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを順番に実行してください。
- diskpart
- list disk
- select disk ディスク番号
- uniqueid disk
ボリュームGUIDの調べ方とディスクごとの全ボリュームGUID一覧表示
※注意:すべてのボリュームのGUIDを確認するだけであれば、下記の方法1または方法2で十分です。ただし、これらの方法では物理ディスクが複数ある場合に、各ボリュームGUIDがどのディスクに存在するかまでは表示されません。その情報が必要な場合は、方法3の手順をご利用ください。
- コマンドプロンプトからボリュームGUIDを確認する
- PowerShellからボリュームGUIDを確認する
- ディスクごとにボリュームGUIDを一覧表示する
方法1:MOUNTVOLコマンドで全ボリュームGUIDを表示する
システム上のすべてのボリュームGUIDを表示する最も簡単な方法は、コマンドプロンプトで「mountvol」コマンドを実行することです。
- mountvol.exe
※補足:「mountvol」コマンド本来はボリュームのマウントポイントを作成・削除・一覧表示するためのものですが、引数を付けずに実行すると、システム上のすべてのボリュームGUIDが一覧表示されます。
方法2:PowerShellでボリュームGUIDを表示する
2つ目の方法として、以下のPowerShellコマンドを使用しても、すべてのボリュームのGUIDを取得できます。
- GWMI -namespace root\cimv2 -class win32_volume | FL -property DriveLetter, DeviceID
※補足:さらに詳細な情報が必要な場合は、ボリュームのラベルや容量、空き容量も同時に表示できる以下のコマンドが便利です。
- GWMI -namespace root\cimv2 -class win32_volume | FL -property Label,DriveLetter,DeviceID,SystemVolume,Capacity,Freespace
方法3:ディスクごとにボリュームGUIDを一覧表示する
上記の2つの方法でも各ボリュームのGUIDを確認できますが、物理ディスクが複数搭載された環境で、かつボリュームにドライブ文字が割り当てられていない場合(例:「システム」や「回復」ボリューム)、それぞれのボリュームがどの物理ディスク上にあるのかを特定することはできません。
残念ながら、現時点のWindowsには複数ディスク上の各ボリュームGUIDの物理的な配置場所を一括で取得できる単一のコマンドが用意されていません。そこで本記事では、Microsoft Sysinternalsが提供する無料ツール「DiskExt」を使ってこの作業を行う手順を紹介します。
1. DiskExtをダウンロードし、任意のフォルダに展開します。
2. 展開した「DiskExt」フォルダを開き、アドレスバーからフォルダのパスを選択してコピーします。
3. 管理者としてコマンドプロンプトを起動します。
4. コマンドプロンプトの画面で CD と入力し、スペースキーを1回押した後、Ctrl + V でコピーしておいたパスを貼り付けて、Enterキーを押します。
5. 続いて以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
- diskext
6. コマンドを実行すると、システム上のすべてのボリュームGUIDと、それらがそれぞれどのディスク(Disk 0、Disk 1など)に配置されているかが一覧で表示されます。
以上で作業は完了です!このガイドがお役に立てた場合は、ぜひコメント欄で感想をお聞かせください。他の方にも役立つよう、いいねやシェアをしていただければ幸いです。
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