MongoDBでIDのリストからドキュメントを検索する方法($in演算子の使い方)
MongoDBでIDのリストからドキュメントを検索する方法
MongoDBでは、$in 演算子を使用することで、ObjectIdのリストをもとに複数のドキュメントを一度に検索できます。この記事では、実際にサンプルコレクションを作成しながら、具体的な手順をわかりやすく解説します。
1. サンプルコレクションとドキュメントの作成
まず、insertOne() メソッドを使って、テスト用のコレクション「findListOfIdsDemo」にドキュメントを挿入します。
> db.findListOfIdsDemo.insertOne({"StudentName":"Carol","StudentAge":21});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c8ecadd2f684a30fbdfd575")
}同様の手順で、複数の学生データを挿入していきます。
> db.findListOfIdsDemo.insertOne({"StudentName":"Bob","StudentAge":25});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c8ecae42f684a30fbdfd576")
}
> db.findListOfIdsDemo.insertOne({"StudentName":"David","StudentAge":22});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c8ecaed2f684a30fbdfd577")
}
> db.findListOfIdsDemo.insertOne({"StudentName":"John","StudentAge":20});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c8ecaf82f684a30fbdfd578")
}
> db.findListOfIdsDemo.insertOne({"StudentName":"Mike","StudentAge":23});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c8ecb092f684a30fbdfd579")
}2. 登録された全ドキュメントの確認
find() メソッドを使うと、コレクション内のすべてのドキュメントを表示できます。
> db.findListOfIdsDemo.find().pretty();
実行結果は以下の通りです。
{
"_id" : ObjectId("5c8ecadd2f684a30fbdfd575"),
"StudentName" : "Carol",
"StudentAge" : 21
}
{
"_id" : ObjectId("5c8ecae42f684a30fbdfd576"),
"StudentName" : "Bob",
"StudentAge" : 25
}
{
"_id" : ObjectId("5c8ecaed2f684a30fbdfd577"),
"StudentName" : "David",
"StudentAge" : 22
}
{
"_id" : ObjectId("5c8ecaf82f684a30fbdfd578"),
"StudentName" : "John",
"StudentAge" : 20
}
{
"_id" : ObjectId("5c8ecb092f684a30fbdfd579"),
"StudentName" : "Mike",
"StudentAge" : 23
}3. IDのリストを使った検索クエリ
ここからが本題です。文字列形式のIDリストを ObjectId に変換し、$in 演算子と組み合わせて検索を実行します。
> var listOfIds = ['5c8ecae42f684a30fbdfd576', '5c8ecaf82f684a30fbdfd578'];
> var documentIds = listOfIds.map(function(myId) { return ObjectId(myId); });
> db.findListOfIdsDemo.find({_id: {$in: documentIds }}).pretty();ここでのポイントは、map() メソッドを使って文字列のID配列を ObjectId オブジェクトの配列に変換している点です。_id フィールドは ObjectId 型で保存されているため、文字列のまま比較すると一致しないことに注意してください。
実行結果は以下の通りです。
{
"_id" : ObjectId("5c8ecae42f684a30fbdfd576"),
"StudentName" : "Bob",
"StudentAge" : 25
}
{
"_id" : ObjectId("5c8ecaf82f684a30fbdfd578"),
"StudentName" : "John",
"StudentAge" : 20
}このように、指定した2つのIDに一致するドキュメント(Bob と John)だけが正しく取得できました。
まとめ
IDのリストからドキュメントを検索する場合は、次の手順を踏みます。
- 文字列形式のIDリストを準備する
- map() を使って各IDを ObjectId に変換する
- find() の検索条件に { _id: { $in: 変換後の配列 } } を指定する
$in 演算子は、配列内のいずれかの値に一致するドキュメントをすべて返すため、多数のIDを指定する場合でも効率的に検索できます。なお、Node.jsなどの最新のMongoDBドライバーでは文字列のまま渡しても自動的に変換されるケースもありますが、mongoシェルでは明示的な ObjectId への変換が必要なので覚えておきましょう。
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