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物理マシンを VirtualBox 仮想マシンに変換する完全ガイド

物理マシン(実機)を VirtualBox で動作させられる仮想マシンに変換したい場合は、この記事の手順に従ってください。

古いパソコンに入っているプログラムやファイルを残しておきたい場面は少なくありません。そのような場合、古いパソコンをそのまま保管し続けるか(ハードウェアに問題がない場合)、あるいは物理マシンを仮想マシンへ変換して VirtualBox で開けるようにするという選択肢があります。

本チュートリアルでは、物理的な Windows XP マシンを VirtualBox マシンに変換する方法を解説します。同じ手順は、Windows 7、8、10 が動作している物理マシンの変換にもそのまま応用できます。

物理 Windows PC を VirtualBox 仮想マシンに変換する方法

ステップ1:物理マシンのハードディスクを仮想ディスクに変換する

物理マシンを VirtualBox マシンに変換する最初のステップは、物理マシンのハードディスクを仮想ハードディスクイメージファイル(VHD または VHDX)に変換することです。これには、Sysinternals のユーティリティ「Disk2vhd」を使用します。

補足: Disk2vhd は、物理ディスクから仮想ハードディスクイメージファイル(VHD または VHDX)を作成できるツールです。作成したイメージは、VirtualBox、Microsoft Virtual PC、Microsoft Hyper-V などの仮想マシン(VM)で利用できます。

Disk2vhd を使って物理ディスクを仮想ディスクに変換する手順

1. 変換対象のパソコン上、または変換したい物理ディスクを接続した別のパソコン上で、Disk2vhd.zip ファイルをダウンロードして展開します。

2. 展開したフォルダ内の disk2vhd64.exe右クリックし、「管理者として実行」を選択します。UAC(ユーザーアカウント制御)の警告が表示されたら「はい」をクリックします。

3. Disk2vhd の画面で以下の操作を行います。

  1. 「Use Vhdx」のチェックを外す(※後述の注意点を参照)。
  2. 仮想ディスクに変換したい物理ディスクを選択する。(この例では、変換したいディスクを別の PC に接続しています)。
  3. 仮想ディスクファイルの保存先フォルダを選択し、ファイル名を入力します(例:「WindowsXP.vhd」)。
  4. 最後に「Create」をクリックすると、物理ディスクから仮想ディスクイメージの作成が始まります。

注意点:
1. VirtualBox は VHD ファイルには対応していますが、VHDX 形式には対応していません。
2. 変換対象と同じマシン上で Disk2vhd を実行する場合は、仮想ディスクファイルを C ドライブではなく別のドライブに保存してください。

4. 仮想ディスクファイルの作成が完了するまで待ちます。完了したら次のステップへ進みます。

ステップ2:VHDX イメージファイルを VDI ファイルに変換する(任意)

補足: 前述のとおり、VirtualBox は VHD 形式のディスクイメージファイルなら問題なく読み込めますが、VHDX 形式には対応していません。何らかの理由で VHDX ファイルを作成してしまった場合は、以下の手順で VDI ファイルに変換してください。VHD ファイルで作成できた場合は、このステップをスキップして次へ進んでください

VHDX を VDI に変換する手順

1. コマンドプロンプトを管理者として開きます。

2. コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

  • cd C:\Program Files\Oracle\VirtualBox

3. 次に、以下のコマンドを実行して VHDX ファイルを VDI ファイルに変換します。

  • VBoxManage clonehd FILENAME1.vhdx FILENAME2.vdi --format VDI

補足: FILENAME1 には変換元の VHDX ファイル名(パス含む)、FILENAME2 には変換後の VDI ファイル名を指定します。例:

  • VBoxManage clonehd C:\VHDX\WindowsXP.VHDX C:\VHDX\WindowsXP.VDI --format VDI

ステップ3:VHD ファイルを使って VirtualBox に新しい VM をセットアップする

1. VirtualBox マネージャーを開き、「新規(New)」を選択して新しい仮想マシンを作成します。

2. 仮想マシンに名前を付けて「次へ(Next)」をクリックします。

3. 新しい VM に割り当てるメモリサイズを指定し、「次へ(Next)」をクリックします。

4a.すでにある仮想ハードディスクファイルを使用する(Use an existing virtual hard disk file)」を選択し、「参照(Browse)」をクリックします。

4b.追加(Add)」を選択し、作成した VHD(または VDI)ファイルを選びます。

4c. 最後に「作成(Create)」を選択して、新しい仮想マシンを作成します。

5. 仮想マシンが作成されたら、「システム(System)」→「マザーボード(Motherboard)」の設定画面で以下の設定を行います。

  1. ハードディスク(Hard Disk)最初の起動デバイスに設定します。
  2. 拡張機能の「I/O APIC を有効化」にチェックを入れます。(無効のままでは VM が起動しません)。
  3. ゲスト OS が UEFI ベースの場合は、「EFI を有効化(特殊な OS のみ)」にもチェックを入れます。(該当しない場合はチェックを外したままにしてください)。

6. 仮想マシンを起動します。

7. VM が起動したら、パフォーマンスと操作性を向上させるために「VirtualBox Guest Additions」をインストールします。これで作業完了です!

以上で変換作業は終了です。このガイドが役に立った場合は、ぜひコメントであなたの体験を教えてください。また、他の方の助けになるよう、記事の「いいね」やシェアにもご協力ください。

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