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Outlook 2016/2019/365でExchangeアカウントを手動設定する方法|autodiscover.xmlを活用

以前のOutlook(2007、2010、2013)では、Exchangeアカウントを手動でセットアップ・構成するオプションが用意されていました。しかし、最新バージョンのOutlook(2016/2019/Microsoft 365)ではこのオプションが廃止され、手動セットアップはサポートされなくなりました。そのため、特にExchangeへの接続にプロキシサーバーのURL指定が必要なケースでは、多くのユーザーが設定につまずいています。

Outlook 2016/2019/365でExchangeアカウントを手動構成する唯一の方法は、接続に必要な情報をすべて記述したXML形式のローカル構成ファイルを利用することです。本記事では、ローカルXMLファイル(通称「autodiscover.xml」)を使ってOutlook 2016/2019/365をExchangeサーバーに接続させる具体的な手順を詳しく解説します。

autodiscover.xmlを使ってOutlook 2016/2019/365でExchangeを手動構成する方法

事前に確認すべき要件

以下の手順に進む前に、次の2点を必ず確認してください。

1. ユーザーがOWA(Outlook on the web)経由で社内メールにアクセスできること(例:「https://mail.company.com/owa/」)。

※「mail.company.com」は実際の会社のドメイン名またはOWAのWebアドレスに読み替えてください。

2. ExchangeサーバーでAutodiscoverサービスが構成済みで、Autodiscover URLが公開されていること。確認方法は以下の通りです。

a. 次のいずれかのURLにアクセスし、ユーザーの資格情報でログインを試みます。

  • https://mail.company.com/autodiscover/autodiscover.xml
  • https://autodiscover.company.com/AutoDiscover/AutoDiscover.xml

b. ログイン後に下図のような画面('ErrorCode'=600、'Message'=Invalid Request)が表示されれば、Autodiscoverサービスは正常に構成されています。

※この画面が表示されない場合は、管理者にAutodiscover URLを確認してください。

Outlook 2016/2019/365でExchangeアカウントを手動設定する方法|autodiscover.xmlを活用

ステップ1:ローカルのAutodiscover XMLファイルを作成する

1. Cドライブの直下に「Autodiscover」という名前のフォルダーを作成します。
2. メモ帳を開き、以下のテキストをコピーして貼り付けます。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<Autodiscover xmlns="https://schemas.microsoft.com/exchange/autodiscover/responseschema/2006">
<Response xmlns="https://schemas.microsoft.com/exchange/autodiscover/outlook/responseschema/2006a">
<Account>
<AccountType>email</AccountType>
<Action>redirectUrl</Action>
<RedirectUrl>https://mail.company.com/Autodiscover/Autodiscover.xml</RedirectUrl>
</Account>
</Response>
</Autodiscover>

3. 「RedirectUrl」のURLを、自社環境のAutodiscover URLに書き換えます。

Outlook 2016/2019/365でExchangeアカウントを手動設定する方法|autodiscover.xmlを活用

4. ファイルを「C:\Autodiscover」フォルダー内に「autodiscover.xml」という名前で保存します。

Outlook 2016/2019/365でExchangeアカウントを手動設定する方法|autodiscover.xmlを活用

ステップ2:レジストリでAutodiscoverを構成する

1. レジストリエディターを開き、次の場所へ移動します。

  • HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook

2. 「Outlook」キーを右クリックし、「AutoDiscover」という名前の新しいキーを作成します。

Outlook 2016/2019/365でExchangeアカウントを手動設定する方法|autodiscover.xmlを活用

3. 作成した「AutoDiscover」キーを選択し、右側のペインに以下の2つの値を追加します。

  • 値の名前:company.com(種類:REG_SZ)/ 値のデータ:C:\AutoDiscover\autodiscover.xml
  • 値の名前:PreferLocalXML(種類:DWORD)/ 値のデータ:1

※「company.com」は実際の会社のドメイン名に置き換えてください。

Outlook 2016/2019/365でExchangeアカウントを手動設定する方法|autodiscover.xmlを活用

4. レジストリエディターを閉じます。

ステップ3:OutlookでExchangeアカウントをセットアップする

1. Outlookを起動し、「アカウント設定」から新しいメールアカウントのセットアップウィザードを開きます。

Outlook 2016/2019/365でExchangeアカウントを手動設定する方法|autodiscover.xmlを活用

2. 次の画面で、氏名、メールアドレス、パスワードを各欄に入力し、「次へ」をクリックします。

3. 正常に進むと、ドメインのユーザー資格情報の入力を求められる場合があります。その際は「その他の選択肢」をクリックし、ドメインのユーザー名とパスワードを入力して「OK」を押せば、OutlookにExchangeアカウントが追加されます。

Outlook 2016/2019/365でExchangeアカウントを手動設定する方法|autodiscover.xmlを活用

以上で設定完了です!
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