Wordファイルが破損して開けないときの対処法|破損したWord文書を復元する3つの方法
Word文書を開こうとした際に、「ファイル"○○.docx"は内容に問題があるため開くことができません。ファイルが破損しています」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーは、Wordが文書ファイル内に読み取れないコンテンツを検出したために、文書を開けなかったことを意味します。

Wordファイルが破損する主な原因
ファイルが破損する原因はいくつかありますが、特に多いのは以下の3つです。
- PC作業中の停電や電源障害
- ストレージデバイス(USBハードディスク、USBメモリなど)を「安全な取り外し」を行わずに強制的に取り外した場合
- ストレージデバイス自体の故障・劣化
こうしたトラブルを防ぐためには、重要なファイルを必ず複数の保存媒体にバックアップしておくことが大切です。USBメモリなどを唯一の保存場所にしないよう注意しましょう。
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この記事では、破損したWordファイルの内容を復元する3つの方法を紹介します。最初の2つの方法ではMicrosoft Wordと7-Zipを使用し、3つ目の方法では破損したストレージデバイスからWordファイル(またはその他のファイル)を復元します。
復元を試す前に確認したいこと
以下の方法を試す前に、まず破損したファイルのコピーを作成し、ディスク上の別の場所に保存しておきましょう。そのうえで、次の手順もあわせて試してみてください。
- ワードパッドで開いてみる:破損したDOCファイルを右クリックし、「プログラムから開く」→「ワードパッド」を選択します。
- バックアップから開く:破損したファイルのバックアップコピーがある場合は、そちらから開いてみます。
- 以前のバージョンの復元:Windows 7/8/10を使用しており、破損ファイルがローカルディスクに保存されている場合は、ファイル(または親フォルダ)を右クリックして「以前のバージョンの復元」を選択します。以前のバージョンが表示されたら選択して「コピー」を押し、別の場所に保存します。
- chkdskコマンドでディスクを修復:ファイルが保存されているディスクの問題をチェック・修復します。たとえばDドライブにある場合は、「管理者としてコマンドプロンプトを実行」し、「chkdsk D: /f」と入力します。
方法1:Wordの修復機能を使う
破損したWord文書を復元する最初の方法は、Word本体に搭載されている修復機能を利用することです。
1. Wordを起動します。
2. 「ファイル」メニューから「開く」をクリックします。
3. 破損したファイルを選択し、「開く」ボタンの横のドロップダウン矢印をクリックして「開いて修復」を選択します。

4. それでもファイルを開けない場合は、同じ手順でもう一度操作し、今度は「開く」ダイアログボックスのファイルの種類から「任意のファイルからテキストを回復」を選択してみてください。

方法2:7-Zipでテキストを抽出する
2つ目の方法は、ファイルアーカイバー「7-Zip」を使って、Wordファイル(.docx)からテキストデータを直接抽出する方法です。.docxファイルは実質的にZIP形式の圧縮ファイルであるため、この手法が有効に機能します。
1. 7-Zipをダウンロードしてインストールします。
2. 7-Zip File Managerを起動します。

3. 破損したWord文書(この例では「File840.docx」)を選択し、「展開」ボタンをクリックします。

4. 展開先を指定(またはデフォルトのまま)して「OK」をクリックします。

5. 展開が完了したら、7-Zip File Managerを閉じます。

6. 展開先の場所に移動し、新しく作成されたフォルダ(破損ファイルと同じ名前のフォルダ)の中身を確認します。※
※ 例:この例では破損したWordファイル名が「File840.docx」なので、7-Zipが作成したフォルダ名は「File840」となります。
7. そのフォルダ内の「word」フォルダを開きます。(例:「…\File840\word」)
8. エクスプローラーのウィンドウを閉じずに、お好みのWebブラウザ(Chrome、Firefox、Edgeなど)を起動します。
9. 開いたままのエクスプローラーウィンドウに戻り、「document.xml」ファイルをWebブラウザのウィンドウへドラッグ&ドロップします。
10. ブラウザ上に破損したWord文書のテキストが表示されます(文書が破損しているため、書式なしの状態で表示されます)。
11. 復元されたテキストを選択してコピーし、新しいWord文書に貼り付けます。

方法3:TestDiskで破損したドライブから復元する
最後の方法は、無料のデータ復旧ユーティリティTestDiskを使用して、破損したディスクからWordファイル(またはその他の種類のファイル)を取り戻す方法です。
1. https://www.cgsecurity.org/wiki/TestDisk にアクセスし、TestDiskユーティリティをダウンロードします。
2. ダウンロードが完了したら、ダウンロードフォルダに移動し、「testdisk-7.0-WIP.win.zip」圧縮ファイルを右クリックして「すべて展開」を選択し、中身を解凍します。
3. 「testdisk-7.0-WIP.win」フォルダ内を確認し、「testdisk_win.exe」をダブルクリックして実行します。
4. TestDiskの最初の画面で、ハイライトされている「Create」オプションのままEnterキーを押します。

5. キーボードの矢印キーで慎重に破損したドライブを選択し、Enterキーを押してディスク解析に進みます。

6. 次の画面で、矢印キーを使ってパーティションテーブルタイプ(例:Intel)を選択し、Enterキーを押します。*
* 注意:この時点でTestDiskは通常、正しいパーティションテーブルタイプを自動的に認識してハイライト表示します。Windows OSの場合、デフォルトのパーティションテーブルタイプは「Intel」です。

7. 次の画面でEnterキーを押して、破損したドライブの「Analyze(分析)」を実行します。

8. 次の画面でEnterキーを押して「Quick Search(クイック検索)」により、失われたパーティションやファイルを検索します。

9. この時点で、「ドライブが破損しておりジオメトリが正しくない」といった警告が表示される場合があります。同様の警告メッセージが出たら無視してEnterキーを押し、「Continue(続行)」してください。

10. Quick Searchで失われたパーティションが見つかった場合、以下のような画面が表示されます。この場合はキーボードの「P」キーを押して、破損したディスク上のファイルを表示します。*
* 注意:「P」キーを押してもパーティションが見つからない、またはファイルが表示されない場合は、Enterキーを押して「Deeper Search(詳細検索)」を実行してください。

11. 見つかったファイルの一覧から、復元したい破損ファイルをハイライトし、「C」キーを押してファイルを復元します。*
* 注意:赤色で表示されているファイルは、削除済みのファイルを意味します。

12. 矢印キーでコピー先*を選択し、再度「C」キーを押してコピーを開始します。
* 注意:TestDiskはデフォルトで、プログラムが実行されているフォルダを復元ファイルのコピー先として選択します。

13. コピーが完了したら、Windowsエクスプローラーを開き、コピー先の場所に移動して復元されたWordファイルを探します。
14. 復元されたWord文書を開いてみます。
– ファイルを開いて閲覧できる場合は、TestDiskを終了します。
– それでも破損したWordファイルを開けない場合は、TestDiskで以下の手順を試してください。
1. 矢印キーで操作しながら、破損したファイルと同じ名前の削除済みファイル(赤色表示)が存在するかどうかを確認します。*
2. 該当ファイルが見つかったらハイライトして「C」キーを押し、復元します。* 注意:同じ名前の削除済みファイルが複数見つかる場合は、左側に表示される日付/時刻を確認し、最新のバージョンを選択してください。

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