【インタビュー】Ontrackのリードデータエンジニア、ティム・ブラックが語るデータ復旧の現場と未来
Ontrackのリードデータエンジニア、ティム・ブラック氏に聞く
データ復旧サービスのグローバルリーダーであるOntrack。今回は、オーストラリア・ブリスベンオフィスで9年にわたり活躍するリードデータエンジニア、ティム・ブラック氏に、仕事のやりがい、業界の最新トレンド、そしてプライベートについて話を伺いました。
Ontrackでの勤務年数は?
9年になります。
競合他社と比べてOntrackの強みは何ですか?
Ontrackは、小規模企業と大企業の良さを完璧に融合させた会社だと感じています。ブリスベンオフィスには素晴らしいローカルチームがあり、アットホームな雰囲気の中で、お客様一人ひとりに寄り添ったきめ細かな対応とサポートを提供できます。その一方で、複雑な案件や大規模なエンタープライズ案件が持ち込まれた際には、グローバル企業としての即応力とスケールを発揮でき、優秀なエンジニアと開発者のチームが全力でお客様のデータ復旧を実現します。
データ復旧の将来についてどうお考えですか?
ますます多くのデータがクラウドへ移行しており、その課題はすでに顕在化しています。中には、自分の情報がデバイス本体ではなくクラウド上に保存されていることに気づいていないお客様さえいます。今後は、コンピューティングやストレージの多くが中央集権的なハードウェアやクラウド型システムで運用されるようになるでしょう。理論上は信頼性が高まるはずですが、その分データ復旧はより難易度の高いものになる可能性があります。私たちにとっては、やるべきことが山積みだということです。
市場で見られるトレンドは何ですか?
最も大きな変化は、従来の回転式HDDからSSDへの移行です。加えて、デバイスにおける暗号化の普及も急速に進んでいます。暗号化自体は非常に重要であり、昨今では誰もがプライバシーに関心を持っています。しかし、扱い方を誤ると、せっかくのデータへのアクセスを失ってしまう原因にもなりかねません。
Ontrackが働きがいのある職場である理由は?
エンジニアであり数学者でもある自分にとって、この仕事は絶え間ない挑戦の連続です。9年在籍していますが、それでも解明すべき新しい課題が常にあります。毎日新たなチャレンジに出会え、飽きることなくやりがいを感じ続けられています。
もう少し個人的な視点で言えば――生死に関わるような話ではありませんが、助けを求めて訪れる方は皆、困難な状況の真っ只中にいます。そして大多数のケースで、私たちはその方々を支援することができます。目に見える形で人々を窮地から救える仕事に携われるのは、本当に嬉しいことです。人々の人生に変化をもたらせるのであれば、毎日出勤することは決して苦ではありません。
好きな映画は?
『ファイト・クラブ』です。
好きな食べ物は?
アメリカンスタイルのバーベキューを常日頃から探し求めています。ハンバーガーやリブなどですね。オーストラリアにも、そうした料理をおいしく提供するお店がたくさんあります。
趣味は何ですか?
仕事以外では、できるだけパソコンから離れるように心がけています。現在は戦前に建てられたブリスベンの労働者住宅(ワーカーズコテージ)のリフォームに取り組んでおり、その合間には愛犬のランサムと一緒に探索やハイキングに出かけます。また、写真にも興味があり、廃墟となった建物内の撮影が大好きです。人間がいなくなった後、自然が再び支配し始めた姿の中にある美しさを捉えたい、という思いがあるのです。
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