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Windows 10/11アプリに潜む不審なマルウェア警告と偽広告への対処法

Windows 10/11も他のオペレーティングシステムと同様、Microsoftがセキュリティ強化に尽力しているにもかかわらず、多くの脆弱性を抱えています。今年初めには、ブラウザや検索エンジン、動画ダウンローダー、PC最適化ツール、VPNアプリなどを装った偽アプリが数千人のWindowsユーザーにダウンロードされ、MicrosoftはMicrosoft Storeから8つの暗号資産マイニングアプリを削除せざるを得ませんでした。

さらに最近では、Windowsユーザーの間でWindows 10/11アプリ上に偽広告が表示されるという報告が相次いでいます。報告によると、詐欺師たちはMicrosoft自身のソフトウェアを利用してアプリ内広告を配信しており、Microsoft NewsアプリやMicrosoft Gamesなどの純正アプリを使用すると、これらの偽広告がポップアップで表示されるのです。

偽テクニカルサポートサービスを宣伝するオンライン広告と同様に、これらのアプリ内ポップアップ広告は、架空のセキュリティ脅威や問題をユーザーに警告します。実際、「コンピュータがウイルスに感染しています」という警告を表示し、感染に対処するためのソフトウェアのダウンロードを促すケースが複数報告されています。さらに、個人情報や銀行口座情報が危険にさらされていると脅しをかけるものもあります。

うかつなユーザーが「今すぐスキャン」や「今すぐダウンロード」ボタンをクリックすると、フィッシングサイトへ誘導されるか、マルウェアがコンピュータにダウンロードされます。ここから悪夢が始まるのです。

偽ウイルス通知広告以外にも、「新しいiPhoneが当選しました」といった広告や、不審なアンケート調査への参加を促してフィッシングサイトへリダイレクトする広告にも遭遇する可能性があります。どちらもユーザーにボタンをクリックさせ、個人情報を入力させることを目的としています。

こうした報告を受けて、ユーザーの間では「Microsoft純正アプリ内の広告が、偽マルウェア警告や悪意ある広告を配信しているのではないか」という疑問が浮上しています。実際そのようであり、この問題は一層深刻で危険なものになっています。偽広告が本物のMicrosoftアプリ上に表示されるため、ユーザーはこれらの悪意ある通知を本物だと信じ込みやすいのです。

Microsoftはまだこの問題を公式に認めていませんが、Microsoftのフォーラムにはドイツ語で注意喚起が投稿されています。それによると、Windows 10/11アプリの起動時や使用時に悪意のあるウェブサイトを開く不正広告が増加しているとのことです。この警告では、偽マルウェア警告や当選告知を一切信用しないようユーザーに呼びかけています。

マルウェアはコンピュータに何をするのか?

マルウェアをはじめとする悪意あるソフトウェアは、コンピュータにとって大敵です。デバイスが感染したということは、どこかで詐欺に引っかかり、そこからマルウェアがシステムに侵入したことを意味します。マルウェアはその種類によって、コンピュータにさまざまな被害をもたらします。

以下は、マルウェアが引き起こす主な被害例です。

あらゆる場所に広告が表示される

見覚えのないバナーやメッセージ、ポップアップが次々と現れる場合、コンピュータはアドウェアに感染している可能性が高いでしょう。

コンピュータの動作が極端に遅くなる

ソフトウェアをダウンロードした後、パソコンの動きが鈍くなったと感じたら、それはウイルスかもしれません。ウイルスは一見正当な実行ファイルに付属していることが多く、システムにインストールされると動作が極端に遅くなったり、フリーズしたりします。多くの場合、バックグラウンドで暗号資産マイナーがこっそり採掘作業を行っているのが原因です。

個人情報を盗み出す

スパイウェアの主な目的は、ユーザーの機密情報やオンライン活動を収集することです。パスワードを盗むキーロガーや、ネットワークを監視するワームなど、スパイウェアにはさまざまな形態があります。

PCを乗っ取る

ランサムウェアは現在最も蔓延しているマルウェアの一種です。ランサムウェアに感染するとデバイスへのアクセスを失い、攻撃者が指定した金額を支払うまでPCを人質に取られてしまいます。

コンピュータを完全に使えなくする

最悪の場合、マルウェアによってコンピュータが完全にクラッシュし、二度と起動しなくなることもあります。

マルウェアを完全に除去しなければ、コンピュータや個人情報に多大な損害が及びます。市場には多数のアンチウイルスソフトが存在しますが、最良の対策はそもそも感染しないことです。

Windows 10/11で偽広告を見分ける方法

マルウェア感染に対する最善の防御策は、正しい知識を持つことです。正規の広告やメッセージと偽物を見分けられれば、多くのトラブルを未然に回避できます。オンライン広告に悪意あるソフトウェアを仕込んで無防備なユーザーを感染させる「マルバタイジング」は非常に見抜きにくく、特に今回のようにMicrosoftアプリなど正規のプラットフォームで配信される広告ではなおさらです。

そこで、偽広告を見分けて距離を置くためのポイントをご紹介します。

1. 良すぎる話は疑ってかかる

応募していないのに「当選しました」というメッセージや、簡単に大金を稼げるといった広告には近づかないようにしましょう。

2. ボタンはすぐにクリックしない

「今すぐダウンロード」「今すぐスキャン」「今すぐ登録」「こちらからサインアップ」など、違和感のあるボタンを安易にクリックしてはいけません。まずカーソルをボタンに合わせ、画面下部に表示されるリンク先を確認しましょう。怪しく感じたら、すぐにブラウザやアプリを閉じてください。なお、Windowsアプリは通常.EXEまたは.ZIP形式、Macアプリは.DMGまたは.ZIP形式で配布されます。音楽や動画をダウンロードしようとしたのに拡張子が.EXEだったら、ほぼ間違いなくウイルスです。

3. 恐ろしすぎる警告は本物ではない

「スケアウェア」は、マルウェアをコンピュータに送り込む最も一般的な手口の一つです。警告の内容が必要以上に恐ろしく、焦りを煽るようなものであれば、それは本物ではない可能性が高いと言えます。

Windows 10/11の偽広告への具体的な対処法

万が一、前述のような偽広告に出くわしても、慌てる必要はありません。以下のシンプルなガイドに従えば、偽広告やマルウェア警告を安全にかわすことができます。

  1. 冷静になる。 最も避けたいのはパニックになって後悔する行動を取ることです。状況を正確に把握できるまで、何もクリックしないでください。
  2. 症状を再確認する。 上記のチェックリストを参考に、本当に偽広告なのかを確認しましょう。明らかに偽物の商品名、スペルミス、不自然な日本語や英語、曖昧な約束なども怪しさのサインです。
  3. 製品や会社を検索する。 マルウェア警告が何かのダウンロードを求めてきたら、製品名を確認してGoogleで検索してみましょう。本物の製品なら、検索結果の1ページ目に表示されるはずです。偽広告と正規サイトの情報を比較してください。
  4. ブラウザを閉じる。 ウェブサイト閲覧中に警告が表示された場合は、すぐにブラウザを閉じ、Cookieとキャッシュを消去して閲覧履歴を削除しましょう。ブラウザが終了しない場合は、タスクマネージャーから強制終了してください。
  5. ジャンクファイルを削除する。 マルウェアはジャンクファイルに感染するのを好みます。通常のアプリやフォルダよりも駆除が難しいためです。感染している可能性のある不要ファイルを削除して、ハードディスクをクリーンに保ちましょう。
  6. コンピュータをスキャンする。 マルウェア警告を受け取っても、必ずしも感染したとは限りません。しかし安心のため、Outbyte Anti-MalwareなどでPCをスキャンし、稼働中の悪意あるオブジェクトを停止・除去しておきましょう。「備えあれば憂いなし」です。

まとめ

スケアウェアなどのマルウェアは、特にMicrosoftのような正規プラットフォーム経由で配信される場合、見分けるのが非常に困難です。偽マルウェア警告や詐欺広告に遭遇したら、上記のポイントを参考に悪質な広告と正規の広告を区別し、紹介した手順に従ってコンピュータから確実に取り除いてください。

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