Windows 10/11の起動が遅いときの対処法8選【原因別に徹底解説】
Microsoftが最新のOSをリリースしてから、3年あまりが経過しました。Windows 10/11はリリース当初から継続的に改善されていますが、ユーザーの期待に応えきれていない部分も残っています。その中でも特に多くのユーザーを悩ませているのが「起動が遅い」という問題です。
実際、Windows 10/11の起動の遅さに関する不満の声は数多く寄せられており、その対処方法がわからず困っている方も少なくありません。幸い、この問題にはさまざまな解決策があります。パソコンの電源を入れるたびに待たされることが多いと感じている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
Windows 10/11の起動が遅いときの対処法
ここでは、Windows 10/11の起動時間を短縮するための具体的な対策、あるいはパソコンが遅くなる原因を特定するための方法をいくつかご紹介します。
対処法1:Last BIOS Time(前回のBIOS時間)を確認する
まず最初に確認したいのが、Windows 10/11の「Last BIOS Time」です。これは、UEFIファームウェアがWindowsの起動前にハードウェアを読み込むまでにかかる時間を指します。UEFIファームウェアとは、各種ハードウェアの設定情報を保持し、パソコンを初期化したうえで、その設定をOSのブートローダーへ引き渡すプログラムのことです。
確認手順は以下の通りです。
- スタートメニューを右クリックし、タスクマネージャーを選択します。キーボードショートカットのCtrl + Shift + Escでも開けます。
- スタートアップタブに移動します。
- 画面右上に表示されるLast BIOS Time(前回のBIOS時間)を確認します。
- この数値が大きい場合は、BIOS設定の見直しなどによって起動時間を短縮できる可能性があります。
対処法2:高速スタートアップを無効にする
意外と知られていませんが、起動時間に最も影響を与える設定の一つが高速スタートアップ機能です。このオプションは、Windowsのパソコンではデフォルトで有効になっています。
名前の通り、高速スタートアップはシャットダウン時に一部の起動情報を事前に読み込んでおくことで、次回の起動時間を短縮するはずの機能です。ところが皮肉なことに、この機能が原因で起動トラブルが発生するケースが多く報告されています。そのため、起動が遅い問題のトラブルシューティングでは、まずこの機能を無効にしてみるのがおすすめです。
無効化の手順は以下の通りです。
- コントロールパネルを開き、電源オプションをクリックします。
- 「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
- シャットダウン設定の項目にある「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外します。
対処法3:スタートアップアプリを無効化する
パソコンの動作が重くなる原因の一つは、バックグラウンドで大量のプログラムが読み込まれていることです。しかも、それらのプログラムを一度も使ったことがないというケースも珍しくありません。不要な常駐プログラムを停止すれば、動作は大幅に改善する可能性があります。
- キーボードのCtrl + Shift + Escを押してタスクマネージャーを起動します。
- 通常はタブ付きの画面が開きますが、簡易表示の場合は「詳細」をクリックしてタブを表示させます。
- スタートアップタブをクリックすると、Windows起動時に立ち上がるプログラムの一覧が表示されます。
- 不要なプログラムをすべて特定します。
- それぞれを右クリックし、「無効化」を選択します。
- 作業が完了したら、パソコンを再起動して問題が解消されたかどうかを確認しましょう。
対処法4:レジストリをクリーンアップする
Windows OSにおいて、レジストリはシステムの動作や見た目を管理する重要なデータベースです。しかし、放置していると徐々に不要なデータが蓄積していきます。例えば、プログラムをアンインストールしても、その設定情報がレジストリに残ってしまうことがあります。古い設定が大量に溜まると、システム全体の速度低下につながります。
この問題を解決するには、レジストリのクリーンアップが有効です。ただし、レジストリの編集は誤操作するとシステムに深刻な影響を与える危険性があるため注意が必要です。心配な場合は、Outbyte PC RepairのようなPC修復ツールを活用すれば、安全かつ確実にクリーンアップできます。
対処法5:ウイルス・マルウェアをスキャンする
起動が遅い問題のもう一つの簡単な解決策として、システム全体のフルスキャンを実行し、マルウェアやウイルスが潜んでいないかを確認する方法があります。ウイルスやマルウェアは、Windowsのパフォーマンス低下の一般的な原因です。これらの悪意あるプログラムを除去することで、起動の遅さが解消される場合があります。
対処法6:HDD/SSDをデフラグし、ディスクを最適化する
上記の原因に当てはまらない場合、ハードディスク自体の不良・破損・断片化が起動の遅さの原因となっている可能性があります。以下の手順で対処してみましょう。
- まず、chkdskコマンドなどを実行して、ハードドライブに異常がないかをチェックします。エクスプローラーからドライブのプロパティを開き、組み込みのエラーチェックツールを使う方法や、sfc /scannowおよびchkdskコマンドを実行する方法があります。
- また、HDD/SSDのデフラグを行い、データが最適な状態で格納されるようにしましょう。不要ファイルで肥大化したドライブは、中身を整理してから問題が解消されたかを確認してください。
- より手軽に行いたい場合は、サードパーティ製のソフトウェアツールを使ってドライブのエラーをチェック・修復するのも有効です。
対処法7:Windows Updateを適用する
当たり前に思えるかもしれませんが、最新のWindows更新プログラムをインストールするだけで、起動の遅さが解決することがあります。パフォーマンス低下の原因がOSのバグであるケースもあり、Microsoftはこうした不具合を更新プログラムを通じて修正しています。
更新プログラムの確認とインストールの手順は以下の通りです。
- 設定を開き、「更新とセキュリティ」>「Windows Update」を選択します。
- 「更新プログラムのチェック」をクリックします。
- 利用可能な更新がある場合はインストールします。特に、起動の遅さに関連するバグ修正が含まれている場合は優先的に適用しましょう。
- あるいは、次の更新を待つ代わりに、以前のバージョンのWindows 10/11にロールバックするという選択肢もあります。
対処法8:Windows 10/11を再インストールする
上記の方法をすべて試しても改善しない場合は、Windowsを初期化(再インストール)するのが最後の手段となります。一般的に、Windowsの再インストールによりパソコン全体のパフォーマンスは向上しますが、時間がかかるうえ、慎重に進めるべき作業でもあります。そのため、この方法は他のすべての手段を試したあとの最終手段として検討することをおすすめします。
まとめ
起動の遅いパソコンはストレスになるだけでなく、貴重な時間も奪ってしまいます。しかし、適切な対処法を試せば必ず改善の道があります。上記の対策を一つ、あるいは組み合わせて試してみてください。Windowsを再インストールする場合は、必ず事前にシステムのバックアップを作成しておきましょう。また、思い切った操作をする前に、Outbyte PC Repairのようなツールを活用すれば、原因の特定にかかる手間を省けることもあります。このツールはパソコンのスキャン、レジストリのクリーンアップ、そして最高のパフォーマンスへのチューニングをサポートしてくれます。
このガイドが、Windows 10/11の起動の遅さの解決に役立てば幸いです。ここで紹介していない独自の解決策をご存じの方は、ぜひコメント欄でシェアしてください。
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