Windowsのネットワークアイコンに赤い×が表示される原因と直し方
パソコンの画面右下、タスクバーにあるネットワークアイコンに突然「赤い×(バツ)マーク」が表示されて困っていませんか?
ご安心ください。この問題は、特別な知識や費用をかけずに解決できることがほとんどです。まず試したい主な対処法は以下の通りです。
- デバイスの再起動、またはケーブルの抜き差し
- 接続されているケーブル類の点検
- デバイスマネージャーの活用
本記事では、具体的な修正手順に入る前に、まず基本となる仕組みを簡単に整理します。トラブルの背景を理解しておくと、いざというときに落ち着いて対応できるようになります。
ネットワークアイコンの役割とは?
ネットワークアイコンはタスクバーに常駐し、利用可能なネットワーク接続の状態をひと目で教えてくれる重要なインジケーターです。パソコンが無線(Wi-Fi)ルーターに接続しているのか、有線LANで接続しているのかを確認できるほか、まったく接続がない場合もその旨が表示されます。
Windowsのネットワークアイコンに赤い×が表示される原因
「なぜネットワークアイコンに赤い×が表示されるのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。
このマークは、多くの場合「パソコンがインターネットに接続できていない」ことを意味します。ただし、それ以外にも以下のような原因が考えられます。
- Wi-Fiルーター自体に問題がある。ハードウェアやファームウェアの不具合により、ルーターが正常に動作していない可能性があります。原因の所在にかかわらず、ネットワークアイコンに赤い×が表示されるきっかけとなります。
- Wi-Fiの電波強度が弱い。電波状況の悪い環境では接続が不安定になり、赤い×が表示されることがあります。
- 互換性のない、または古いWi-Fiアダプターを使用している。アダプターが古い場合、更新プログラムの適用が必要であることをシステムが知らせている可能性があります。
- ログイン情報(認証情報)が間違っている。管理者がWi-Fiネットワークのログイン情報を変更した場合、接続済みのデバイスに赤い×などの問題が発生することがあります。
- ワイヤレスネットワークアダプターのドライバーが古い。古いデバイスドライバーは、この問題の定番の原因です。
- マルウェアに感染している。まれなケースですが、マルウェアがWindowsデバイスに侵入し、システムプロセスや設定を書き換えることで、異常な表示が現れることがあります。
Windows 10/11でネットワークアイコンの赤い×を消す方法
Windows 10/11で赤い×が表示されている場合、ネットワーク接続に何らかの問題が発生しているサインです。複雑な対処を試す前に、まずは基本的なトラブルシューティングから始めましょう。
基本のトラブルシューティング
最も簡単かつ効果的な方法は、Windowsデバイスの再起動です。再起動が完了したら、赤い×が消えているか確認してください。
問題が解決しない場合は、ネットワークケーブルを一度抜いて、ポートに差し込み直してみてください。その後、再度ネットワークアイコンを確認します。それでも改善しない場合は、Wi-Fiスイッチがオンになっているか確認しましょう。キーボードにWi-Fiマークのあるキーがあれば、それを押して切り替えられます。
これらの基本操作で解決しない場合は、次のセクションの対処法に進みましょう。
対処法1:ネットワークアダプターの有効化とドライバーの更新
Windows 10/11のパソコンには、通常1つ以上のネットワークアダプターが搭載されています。アダプターは、メールやWebブラウジングなど、インターネットサービスへの接続を可能にするハードウェアです。
ネットワークアダプターは、USB、Thunderbolt、またはマザーボードのPCI Expressスロット経由で接続できます。外付けHDDのような形状のものや、配線の付いた小型ボックス型のものなど、見た目はさまざまですが、役割は共通しています。イーサネットケーブルや無線ネットワークを通じて、PCを他のコンピューターやネットワークにつなぐのです。
ネットワークアダプターが無効になっていると、「0x80300113」などのインターネットエラーや、ネットワークアイコンの赤い×といった問題が発生することがあります。以下の手順で有効化を試みてください。
- Windowsキーを押し、検索フィールドに「デバイスマネージャー(device manager)」と入力します。
- Enterキーを押してデバイスマネージャーを起動します。
- ネットワークアダプターをクリックすると、デバイスにインストールされている各種ネットワークアダプタードライバーが表示されます。
- 問題の原因と思われるネットワークアダプタードライバーを右クリックします。
- デバイスを無効化を選択します。
- 確認メッセージが表示されたらはいをクリックします。
- 続けて、同じネットワークアダプタードライバーをもう一度右クリックし、今度はデバイスを有効化を選択します。
- ドライバーの更新をクリックします。
- ポップアップウィンドウが表示されたら、ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索をクリックします。これにより、利用可能なアップデートが自動的にインストールされます。
- すべての手順が完了したら、パソコンを再起動し、問題が解決したかどうかを確認してください。
対処法2:Wi-Fi接続を有効にする
Windows 10/11は通常、ネットワークへ自動的に接続してくれます。しかし、誤ってWi-Fiをオフにしてしまうなど、何らかの理由で手動での操作が必要になることもあります。
その場合、ネットワークアイコンに赤い×が表示されることがあります。心配いりません。有効化は簡単です。以下の手順に従ってください。
- Windows + Rキーを押してファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。
- テキストフィールドに「ncpa.cpl」と入力します。
- OKをクリックします。
- ネットワーク接続ウィンドウが開いたら、Wi-Fiを見つけて有効化をクリックします。
- Wi-Fiを有効化したら、パソコンを再起動します。
対処法3:WLAN AutoConfigサービスを有効にする
Microsoftは、Windows 10/11に「WLAN AutoConfig」というサービスを実装しており、無線ネットワークのセットアップを簡素化しています。このサービスが無効になっていると、ネットワークアイコンの赤い×など、接続に関する問題が起こりやすくなります。
幸い、有効化は簡単です。手順は以下の通りです。
- スタートメニューを開き、検索ボックスに「services」と入力します。
- 結果一覧からサービスアプリを選択し、WLAN AutoConfigを探してダブルクリックします。
- スタートアップの種類の項目を確認し、「無効」になっている場合は「自動」に変更します。
- OKをクリックして変更を適用します。
- 次に、サービスの一覧に戻り、Network Connections(ネットワーク接続)をダブルクリックします。
- スタートアップの種類で「自動」を選択します。
- サービス状態を確認し、「停止」になっている場合は開始ボタンをクリックします。
- OKをクリックし、適用で変更を保存します。
対処法4:Windows標準のネットワーク診断ツールを実行する
Windowsに内蔵されたネットワーク診断ツールを使えば、問題の自動検出と修復が期待できます。このツールは、ネットワーク接続へのping送信、インターネット接続状態のチェック、DNSが正しく機能しているかの診断を行います。さらに、プロキシ設定の有無や、ファイアウォールが接続をブロックしていないかも確認してくれます。
診断ツールを使って赤い×の問題を解決するには、以下の手順を実行します。
- Windows + Rキーを押してファイル名を指定して実行を起動します。
- テキストフィールドに「ncpa.cpl」と入力し、OKをクリックします。ネットワーク接続ウィンドウが開きます。
- 赤い×が表示されているネットワークを右クリックします。
- 診断をクリックして、ネットワークの診断を開始します。
- 完了したらパソコンを再起動し、問題が解決したか確認してください。
対処法5:セキュリティソフトを一時的に無効化する
Avastなどのセキュリティソフトは、ハッカーから個人情報を守り、フィッシング詐欺メールをブロックするために重要です。ランサムウェア(身代金を支払うまでパソコンをロックする悪質なソフト)からの保護にも役立ちます。
ただし、セキュリティソフトが特定のネットワーク通信をブロックしてしまうことで、ネットワークアイコンに赤い×が表示されるケースもあります。
その場合は、アンチウイルスを一時的に無効化することで改善するかもしれません。ただし、問題が解決したら必ず再度有効化してください。セキュリティソフトなしでインターネットに接続すると、パソコンは攻撃に対して無防備な状態になります。
対処法6:ネットワークをリセットする
ネットワークアイコンに赤い×が表示される原因は多岐にわたります。ネットワークの再起動で解決することもあれば、そうでないこともあります。
幸い、Windows 10/11ではネットワーク設定を簡単にリセットできます。以下の手順を実行してください。
- Windows + Rキーを押してファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。
- テキストフィールドに「netsh winsock reset」と入力し、OKをクリックしてコマンドを実行します。
- パソコンを再起動します。
- ネットワークアイコンの×マークが消えたかどうかを確認します。
対処法7:システムの復元を使う
上記のすべての対処法を試しても問題が解決しない場合は、Windowsの「システムの復元」機能を使いましょう。
システムの復元は、パソコンが応答しなくなったり、ネットワークアイコンの赤い×のような問題が発生したりした際に、以前の正常な状態へ戻すための機能です。
システムの復元を実行する手順は以下の通りです。
- スタートボタンをクリックし、テキストフィールドに「コントロールパネル(control panel)」と入力します。
- 最も関連性の高い結果を選択します。
- 回復オプションを検索し、システムの復元を開くをクリックします。
- 次へをクリックします。
- 一覧から復元ポイントを選択します。可能であれば、問題が発生する前の時点の復元ポイントを選びましょう。
- 次へをクリックして先へ進みます。
- 最後に完了をクリックします。システムの復元処理が開始されます。
- 再起動後、問題が解決したかどうかを確認してください。
まとめ
ネットワークアイコンに赤い×が表示される場面はさまざまあります。原因が何であれ、特に原因の特定に時間がかかるときは、ストレスを感じるものです。
本記事が、問題への対処に役立つ情報を提供できたなら幸いです。他におすすめの解決策があれば、ぜひコメント欄で共有してください。
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