Windowsで「0xc00007b」エラーが出たときの対処法を徹底解説
Windowsのアップデートは便利な新機能をもたらす一方、一部のユーザーには新たなトラブルも引き起こします。その中でも特によく報告されるのが、「このアプリケーションは正しく起動できませんでした(0xc00007b)」というエラーです。
このエラーの原因はさまざまですが、最も多いのは32ビットアプリケーションを64ビット版Windows上で実行しようとしたケースです。また、Windowsアップデート直後に発生することもあります。
本記事では、Windowsで0xc00007bエラーを解消するための具体的な方法を詳しく解説します。
破損したユーザーアカウントを疑う
複数のアプリケーションで同じエラーコードが表示される場合、ユーザーアカウント自体が破損している可能性があります。この問題への有効な対処法が「クリーンブート」の実行です。
クリーンブートでは、サードパーティ製アプリやサービスがすべて無効化されます。これにより、問題が外部アプリやサービスとの干渉によるものかどうかを切り分けられます。
クリーンブートの実行手順
手順は以下の通りです。
- 管理者アカウントでPCにログインする
- Windows + Rキーを押してmsconfigと入力しEnter。検索ボックスで「msconfig」と検索して「システム構成」を選択してもOK
- システム構成ウィンドウの「サービス」タブを開き、「すべてのMicrosoftサービスを隠す」にチェックを入れて「すべて無効」をクリック
- 「スタートアップ」タブを開き、「タスクマネージャーを開く」をクリック
- タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで各項目を選択し、右下の「無効化」をクリック
- タスクマネージャーを閉じてシステム構成ウィンドウに戻り、「OK」をクリック
- PCを再起動する
再起動後にアプリを再度起動してみてください。正常に起動できれば、原因はサードパーティ製アプリまたはサービスだったことになります。
新しいユーザーアカウントを作成する
クリーンブートでも改善しない場合は、新しいユーザーアカウントを作成してアプリを試してみましょう。
手順は以下の通りです。
- 「スタート」→「設定」→「アカウント」→「家族とその他のユーザー」を開く
- 「このPCにほかのユーザーを追加する」をクリック
- 「このユーザーのサインイン情報がありません」を選択し、「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選ぶ
- 必要な情報を入力してアカウントを作成
アカウント作成後、そのアカウントでログインしてアプリが動作するか確認します。それでも改善しない場合は、次の方法へ進みましょう。
DirectX・再頒布可能パッケージ・.NET Frameworkを再インストール
多くの問題に共通する定番の対処法が、DirectX、Microsoft Visual C++などの再頒布可能パッケージ、.NET Frameworkの再インストールです。特にゲームなど一部のアプリは、最新バージョンのランタイムライブラリがないと正しく動作しないためです。
ダウンロード先は以下の通りです。
- DirectX
- Visual C++ 再頒布可能パッケージ
- Microsoft .NET Framework
ダウンロードの際は、Developer PackではなくRuntime(ランタイム)を選ぶ点に注意してください。
アプリケーションを再インストールする
Windows 10では互換性の問題が起こりやすく、それが0xc00007bエラーの原因になっていることもあります。以下の手順で対処しましょう。
- 「スタート」メニューで「プログラムと機能」を検索して開く
- 一覧からエラーが出るプログラムを選択し、「アンインストール」をクリック
- プログラムのセットアップファイル(setup.exe)を見つけて右クリック
- 「プロパティ」を開き、「互換性」タブへ移動
- ドロップダウンから古いWindowsバージョン(Windows 7やXPがおすすめ)を選択
- 「管理者としてこのプログラムを実行する」にもチェックを入れる
- 「OK」をクリックしてアプリをインストール
少し手間に感じるかもしれませんが、この方法は他の一般的なアプリエラーにも有効です。高度な診断に進む前に、可能性をひとつずつ潰しておくのが確実です。
CHKDSKを使う
CHKDSKはWindowsに標準搭載された強力な診断ツールです。ストレージの問題からファイルシステムのエラーまで、根本原因を特定して修復してくれます。
実行手順は以下の通りです。
- Windowsの検索バーで「cmd」と入力
- 検索結果を右クリックして「管理者として実行」を選択
- コマンドプロンプトに「chkdsk /r」と入力してEnter
あとはCHKDSKの処理が完了するのを待つだけです。スキャンには時間がかかることがあるため、休憩を挟むのもよいでしょう。ただし、長時間終わらない場合は処理が固まっている可能性もあります。
SFC(システムファイルチェッカー)を実行する
SFC(System File Checker)もWindows標準の便利なツールです。破損・欠落したシステムファイルを検出して自動修復します。ただし、Windowsのシステムファイルを初期状態に戻す仕組みのため、DLLファイルを含めバックアップを取っておくのが安心です。あくまで最終手段として使いましょう。
使い方は以下の通りです。
- コマンドプロンプトを管理者として起動
- システムファイルの検証と修復を行う場合は「sfc /scannow」と入力
- 検証のみを行う場合は「sfc /verifyonly」と入力(ファイルは変更されません)
- Enterキーを押して実行
SFCがエラーを検出して修復したら、問題のプログラムを再度起動してみてください。破損ファイルが見つかっても修復できないことがあります。その場合は、もう一度SFCを実行すると改善する可能性があります。
Windowsを更新する
Windowsは通常自動で更新されますが、更新漏れがないか確認する価値はあります。従量制課金接続を使っている場合や、更新を無効化している場合は、以下の手順で手動チェックしましょう。
「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」の順に開き、「更新プログラムのチェック」をクリックします。デバイスが最新のWindowsを実行しているかどうかを確認できます。
0xc00007bエラーを解消して快適なWindows環境へ
以上の方法で、ほとんどのユーザーは0xc00007bエラーを解消できるはずです。ただし冒頭で触れたように、64ビット専用・32ビット専用のプログラムも存在します。例えば近年のゲームの多くは64ビット専用です。ARMベースのシステムをお使いの場合は、内蔵の64ビットアプリエミュレーターを試すのも一案です。
これらの対処法を順番に試して、0xc00007bをはじめとするWindowsのさまざまなエラーを解決していきましょう。
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