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Macが起動ループに陥った?エラー-6002Uの原因と直し方を徹底解説

作業中に突然Macの電源が落ちてしまい、何度再起動しても同じ画面が繰り返される――こんな「起動ループ」に陥ると、本当にストレスを感じますよね。Macの起動ループはさまざまな要因で発生しますが、macOS自体が正常に立ち上がらないため、原因の特定が非常に難しいのが実情です。

幸いなことに、macOSにはこうしたトラブルに備えた内蔵の復旧ツールが用意されています。「macOS復旧(macOS Recovery)」機能を使えば、以前のバックアップからの復元、破損したディスクの修復、OSのクリーンインストールなどが可能です。ソフトウェアの不具合やその他のエラーコードから回復するための頼れる手段となります。

しかし、インターネットリカバリー(Internet Recovery)モードも完璧ではありません。このモードで起動しようとした際によく報告されるのが、エラーコード「-6002U」です。ユーザーがインターネットリカバリーを実行しようとしたタイミングで発生するとされており、本来解決したいはずの他のエラーに取り掛かる前に、新たな壁にぶつかってしまうことになります。

エラー-6002Uとは?

エラー-6002Uは、インターネットリカバリーモードに関連するMacのエラーコードです。このエラーはカーネルパニックの一種で、明確な理由もなくMacが突然再起動を繰り返す状態を引き起こします。Windowsでいうブルースクリーン(BSOD)エラーのMac版と考えると分かりやすいでしょう。

プロのヒント:システムの不具合や動作低下の原因となるパフォーマンス問題、ジャンクファイル、有害アプリ、セキュリティ脅威を、Macスキャンツールであらかじめチェックしておくのがおすすめです。

このエラーが発生すると、地球儀のマークとAppleサポートサイトへの案内メッセージ、そして「-6002U」というエラーコードが表示されます。その後デバイスは強制的に再起動され、多くの場合、起動ループから抜け出せなくなってしまいます。

エラー-6002Uは一般的なmacOSエラーではなく、ネット上でも解決策となる情報がほとんど見つかりません。そのため、このエラーに遭遇したMacユーザーは、データを失わず、OS全体を再インストールすることもなしにどう対処すればよいのか分からず、途方に暮れてしまうのです。

さらに厄介なのは、このエラーに明確な原因がないことです。考えられるのは、インターネットリカバリーに関連するシステムファイルの破損や、不安定なネットワーク接続などですが、断定はできません。ただし、一部のユーザーからは、古いMacでインターネットリカバリーを実行した際にエラーが発生したという報告もあります。

そこで、まず最初に確認すべきは、お使いのMacがインターネットリカバリーに対応しているかどうかです。

あなたのMacはインターネットリカバリーモードに対応している?

インターネットリカバリーモードは、2012年以降に発売されたMacでのみ利用できます。それより前に発売されたMacをお使いの場合は、従来のリカバリーモード、またはMacに付属していたオリジナルのmacOSインストーラを使用する必要があります。

ただし、Appleは後にファームウェアアップデートを公開し、OS X Snow Leopard以前のバージョンがインストールされた一部の機種でも、インターネットリカバリー機能を使えるようにしました。

ファームウェアアップデートの適用後にインターネットリカバリーを利用できる機種は以下の通りです。

  • 2011年初頭発売の13インチMacBook Pro
  • 2011年初頭発売の15インチMacBook Pro
  • 2011年初頭発売の17インチMacBook Pro
  • 2011年半ば発売の21.5インチiMac
  • 2011年半ば発売の27インチiMac
  • 2010年半ば発売の13インチMacBook
  • 2010年半ば発売の13インチMacBook Pro
  • 2010年半ば発売のMac mini
  • 2010年半ば発売の15インチ/17インチMacBook Pro
  • 2010年半ば発売の21.5インチ/27インチiMac
  • 2010年末発売の11インチ/13インチMacBook Air

お使いのデバイスが2012年以降に発売されたもの、あるいは上記リストに含まれていて必要なファームウェアが適用済みであれば、エラーなしでインターネットリカバリーモードを起動できるはずです。もし手順の途中でエラー-6002Uが表示される場合は、どこかに問題が潜んでいることになります。

エラー-6002Uの直し方

カーネルパニックであるエラー-6002Uの解決は一筋縄ではいきません。多くの人はどこから手をつければいいのか分からず、操作を誤ると状況を悪化させたり、最悪の場合Mac上のデータをすべて失ったりするリスクもあります。

以下に、エラー-6002Uによる起動ループに陥ったときに試せる対処手順を、順番に紹介していきます。

ステップ1:起動ループから脱出する

まず行うべきは、起動ループを止めてMacを強制終了することです。電源ボタンを数秒間押し続け、コンピューターの電源を完全に切りましょう。次に、マウス、カメラ、外付けキーボード、スピーカー、USB機器などの周辺機器をすべて取り外します。有線接続を利用している場合は、LANケーブルも忘れずに抜いてください。

ステップ2:セーフモードで起動する

続いて、セーフモードで起動してみましょう。セーフモードであれば、エラー-6002Uの解決につながるトラブルシューティングを行える可能性があります。セーフモードで再起動するには、電源ボタンを押してMacの電源を入れ、起動音が聞こえたらすぐにShiftキーを押し続けます。再起動後に「セーフモード」という表示が現れれば、起動は成功です。

セーフモードで問題なく起動できた場合、エラー-6002Uの原因は、エラー発生前にインストールしたサードパーティ製アプリや拡張機能にある可能性が高いです。エラーが発生する直前に導入したアプリ、拡張機能、アドオンなどのソフトウェアをアンインストールしましょう。その際、MacクリーニングタイプのMac修復アプリを活用すれば、問題のあるアプリに関連するインストールファイルやジャンクファイルをまとめて削除できます。Macに不具合をもたらしている可能性のあるキャッシュファイルも同時に消去できるので便利です。

ステップ3:PRAMとSMCをリセットする

PRAM(Parameter RAM)は少量のメモリに特定の設定を保存し、素早くアクセスできるようにする仕組みです。一方、SMC(システム管理コントローラ)は電源、バッテリー、ディスプレイなど、Macのさまざまな動作を管理しています。この2つをリセットすることで、エラー-6002Uが解消することがあります。

PRAMをリセットする手順は以下の通りです。

  1. コンピューターを完全にシャットダウンし、再度電源を入れます。
  2. グレーの画面が表示される前に、すぐにCommand + Option + P + Rキーを同時に押し続けます。
  3. 起動音(チャイム)が3回鳴るまで、キーを押し続けます。
  4. その後キーを離し、通常どおり起動させます。

SMCをリセットする手順は以下の通りです。

  1. Macの電源を切ります。
  2. 内蔵バッテリー搭載モデルの場合は、MagSafeアダプタを接続したままにします。着脱式バッテリー搭載モデルの場合は、アダプタを抜いておきます。
  3. Shift + Option + Control(キーボード左側)+ 電源ボタンを押し、少なくとも5秒間保持してから離します。
  4. 電源ボタンを押して、Macを再び起動します。

ステップ4:インストールディスクから起動する

Macの購入時に付属していたインストールディスクがまだ手元にあるなら、それを挿入して直接起動できます。ディスクがない場合は、現在Macにインストールされている同じバージョンのmacOSを使ってブータブルUSBメモリを作成しましょう。その後、以下の手順に従います。

  1. インストールディスクを挿入するか、ブータブルUSBドライブをMacに接続します。
  2. コンピューターをシャットダウンします。
  3. Cキーを押し続けながら電源ボタンを押して、Macを起動します。
  4. ユーティリティメニューからディスクユーティリティを開きます。
  5. ディスクユーティリティを使って、ハードドライブの修復を実行します。問題が検出されなかった場合でも、念のためアクセス権の修復も行っておきましょう。

その後、Macを通常モードで再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。

ステップ5:Time Machineバックアップから復元する

ここまでの手順でも改善せず、他に打つ手がない場合は、Time Machineバックアップからの復元が最後の手段となります。この方法には、OS全体だけでなく、ファイル、書類、設定類すべてをTime Machineにバックアップしておくことが前提となります。

復元の手順は以下の通りです。

  1. インストールディスクを挿入するか、ブータブルUSBドライブを接続します。
  2. Macをシャットダウンします。
  3. Cキーを押し続けながらMacを起動します。
  4. 言語を選択し、続けるをクリックします。
  5. ライセンス契約が表示されたら、同意するをクリックします。
  6. インストール先のボリュームを選択します。
  7. オプション > 消去して復元(Erase & Restore)をクリックします。
  8. macOSを新規セットアップとして構成します。
  9. Time Machineドライブを再接続し、正常なバックアップから復元します。

まとめ

エラー-6002Uは、前触れもなく突然発生するため非常に厄介なエラーです。事前に異常を示す症状や兆候がほとんどなく、診断そのものが難しいのが特徴です。もしエラー-6002Uによって起動ループに陥り、どうすればいいか分からなくなってしまったときは、本記事で紹介した手順を上から順番に試してみてください。冷静に対処すれば、必ず問題を解決できるはずです。

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