MacでiCloudから削除したデータを復元する方法を徹底解説
iCloudにファイルを保存することは、デバイスのストレージ容量を節約する有効な手段の一つです。同じiCloudアカウントを使用していれば、複数のデバイス間でデータを同期できるのも、このクラウドストレージの大きな魅力です。
写真、動画、書類、音楽などをiCloudに保存すれば、いつでもどこからでもアクセスできます。さらに、連絡先やカレンダーの予定を各デバイス間で同期し、常に最新の状態に保つことも可能です。このように、iCloudはiPhone、iPad、Macにとって優れたバックアップ媒体と言えます。
しかし、iCloud上のファイルが誤って削除されてしまったらどうなるでしょうか。特にデバイスのバックアップとしてiCloudを活用している場合、大切な写真や重要な書類、お気に入りの音楽が永久に失われるのは深刻な問題です。うっかりすべてのファイルを消してしまったり、一部を削除してしまったりした経験がある方もいるでしょう。
まず気になるのが「削除されたiCloudのファイルは復元できるのか?」という疑問です。結論から言えば、慌てる必要はありません。削除したファイルを取り戻す方法はいくつか存在します。
復元できるファイルとできないファイルの違い
復元方法をご紹介する前に、どのファイルが復元可能で、どのファイルが永久に失われるのかを理解しておきましょう。iPhone、iPad、Macでファイルを削除しても、すぐに完全消去されるわけではありません。削除された項目は「最近削除した項目」というフォルダへ移動され、30日から40日間ほど保管された後、デバイスから永久に削除されます。
「最近削除した項目」フォルダを開くと、過去30日以内に削除した項目の一覧が表示され、それぞれの項目には永久削除までの残り日数がラベルとして示されています。この期間が過ぎると項目は完全に削除され、二度と復元できなくなります。
つまり、ファイルや写真を削除してから30日以内であれば、判断を覆してファイルを残したいと思ったときでも復元できるのです。以下の手順で削除済みファイルを復元できます。
iCloudの削除済みファイルを復元する前の準備
iCloudアーカイブからの復元は、物理的なストレージではなくオンラインストレージを扱うため、少し注意が必要です。以下の復元方法を試す前に、エラーを防ぐためにまずデバイスを最適化しておきましょう。
Mac修復アプリなどのツールを使ってMac上のジャンクファイルを削除し、パフォーマンスを改善するのがおすすめです。不要なアプリはすべて閉じてからコンピュータを再起動してください。準備が整ったら、以下のガイドに進みましょう。
削除済みiCloudファイルを確認する方法
最近削除したファイルを確認したい場合は、次の手順に従ってください。
- ブラウザで iCloud.com にアクセスし、iCloudのユーザー名とパスワードでログインします。
- 設定をクリックします。
- ページを一番下までスクロールし、詳細設定を探します。
- ファイル復元をクリックすると、過去1か月以内に削除したファイルの一覧が表示されます。
各ファイルには、削除された日時、永久削除までの残り日数、ファイル名、元の保存場所といった情報が表示されます。「ファイル復元」タブのほかに、「連絡先を復元」「カレンダーを復元」「ブックマークを復元」の各タブも利用できます。
削除した写真を復元する方法
iOSまたはmacOSのデバイスから写真を誤って削除してしまった場合でも、「最近削除した項目」フォルダから簡単に復元できます。
Macでの操作手順:
- ブラウザでiCloud.comにアクセスしてサインインします。
- 写真をクリックし、左側のメニューから「最近削除した項目」フォルダを選択します。
- 復元したい画像をクリックし、画面右上の「復元」をクリックします。
「復元」ボタンの横にある「削除」をクリックすると、項目を完全に削除することもできます。フォルダ内のすべての項目を復元したい場合は、Command + Aキーを押して全項目を選択してください。
削除したiCloudファイルを復元する方法
iCloudドライブから削除したファイルを復元するには、iCloud.comのインターフェースを使用します。以下の手順に従ってください。
- ブラウザを起動し、iCloud.com にアクセスします。
- 設定をクリックします。
- 下にスクロールして「ファイル復元」をクリックします。
- 復元したいファイルを見つけてチェックを入れます。復元したいファイルすべてに対して同じ操作を行います。
- 「復元」ボタンをクリックします。
ファイルを復元すると、削除される前に保存されていた同じ場所へ戻されます。どこからファイルを削除したのかわからない場合は、復元したいファイル名の下に表示されている場所を確認してください。
連絡先・カレンダー・ブックマークを復元する方法
連絡先、カレンダー、ブックマークを復元する際は、指定した時点で利用可能だったバックアップ全体が復元される点に注意が必要です。たとえば1か月前の連絡先を復元すると、その時点の連絡先すべてが戻されます。現在の連絡先はアーカイブされるため、必要になったときに元に戻せるようになっています。
これらのアプリのiCloudデータを復元するには、iCloudメニューから設定をクリックし、「ファイル復元」を選択して、復元したいデータのタブへ移動してください。
まとめ
多くのiOSおよびmacOSユーザーが、複数デバイス間でデータを同期しやすいという理由から、iCloudをファイルのバックアップに活用しています。しかし、iCloudドライブから誤ってファイルを削除してしまうと、焦りを感じるものです。幸いにもAppleは、iCloud.comウェブサイト経由で削除済みファイルを復元するさまざまな方法を提供しています。ファイルが完全に削除されていなければ、iCloudを使って元の場所へ復元することが可能です。
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