MacでNormal.dotmエラーを解決する6つの簡単な対処法
Microsoft Wordは、多くの企業や学校で採用されており、現在もっとも人気のあるワープロソフトの一つです。しかし、その人気とは裏腹に、安定性の面では課題が残ることも少なくありません。
1983年の初リリース以来、Wordのユーザーからは、アプリ使用中に突然表示されるエラーメッセージなど、さまざまな不具合に関する声が寄せられてきました。その中でもよく報告されているのが「Normal.dotmエラー」で、特にMacユーザーの間で発生頻度が高いとされています。
Normal.dotmエラーとは?
Microsoft Wordにはnormal.dotmというファイルがあり、文書の既定のフォントスタイルやフォントサイズなど、ドキュメントの初期設定がすべて保存されています。このファイルのおかげで、新規ドキュメントを作成すると同時に希望する設定が自動的に読み込まれ、作業時間を大幅に節約できます。
もちろん、normal.dotmファイルは自分好みにカスタマイズすることも可能です。テンプレートを編集して変更を加えれば、以降はその設定が反映されます。元の設定に戻したい場合は、既定のnormal.dotテンプレートを復元すればOKです。
プロのヒント: システムトラブルや動作の遅さを引き起こす可能性のあるパフォーマンス問題、ジャンクファイル、有害なアプリ、セキュリティ脅威がないか、Macを定期的にスキャンしておきましょう。
ただし、ファイルの既定設定をうっかり忘れてしまうこともあるため、normal.dotmファイルの手動編集は推奨されていません。
Wordで新しいファイルを開けない・作成できない場合は、Normal.dotmエラーが原因である可能性が高いです。このエラーは主に以下のようなケースで表示されます。
- normal.dotmファイルが破損している
- ユーザーアカウントが破損している
- バックグラウンドで動作している一部のプログラムやアプリがWordの操作に干渉している
- アプリケーションファイルが破損している
- マルウェアがシステムに侵入している
Normal.dotmエラーの修正方法
Mac版Microsoft WordでNormal.dotmエラーが発生した場合は、以下の対処法を順番に試してみてください。
解決策1:normal.dotmファイルを削除する
エラーの原因が破損したnormal.dotmファイルだと考えられる場合、削除することで問題が解決することがあります。Wordを起動するたびにこのファイルが自動的に検索され、見つからない場合は新しく自動生成されるため、破損したファイルを削除してもWordやシステムへの悪影響は一切ありません。
normal.dotmファイルを削除する手順は以下の通りです。
- Microsoft Wordを終了します。
- CMD + SHIFT + Gキーを押して「フォルダへ移動」ウィンドウを開きます。
- テキストフィールドに /Library/Application Support/Microsoft/Office/User Templates/ と入力します。
- Enterキーを押します。
- normal.dotmファイルを見つけて選択します。
- CMD + DELETEキーでファイルを削除します。名前に「normal」が含まれる他のファイルも同様に削除してください。ただし、User Templatesフォルダの外に出ないよう注意しましょう。
解決策2:Microsoft Officeをアップデートする
Microsoft Officeを最新バージョンにアップデートすることで、Normal.dotmの問題が解決する場合があります。手順は以下の通りです。
- Microsoft Officeを開きます。
- ヘルプメニューに移動します。
- 更新プログラムのチェックをクリックします。
- 画面の指示に従って操作します。
- アップデートが完了するまで待ちます。
解決策3:新しいMicrosoftアカウントを作成する
前述の通り、ユーザーアカウントの破損がNormal.dotmエラーの原因となることがあります。新しいアカウントを作成し、問題が解消するかどうか確認してみましょう。
Microsoftアカウントの新規作成手順は以下の通りです。
- お使いのブラウザでMicrosoft公式アカウントページにアクセスします。
- 無料のMicrosoftアカウントを作成をクリックします。
- 必要な個人情報を各欄に入力します。
- 実際に使用するパスワードを設定します。
- 画面に表示されるキャプチャコードを入力して本人確認を行います。
- アカウントを作成ボタンをクリックします。
- 受信トレイで確認メールをチェックします。
- メール内の確認(Verify)をクリックします。
解決策4:Macをスキャンする
システムにジャンクファイルや不要なファイルが溜まっていると、Normal.dotmエラーが表示されることがあります。これらのファイルが、Microsoft Office関連を含む重要なシステム操作やプログラムサービスに悪影響を及ぼすと、エラーが発生しやすくなります。
不要ファイルを検出するには、Mac用の修復・クリーニングツールを利用するのがおすすめです。ツールをインストールしたらスキャンボタンをクリックし、脅威となりうるファイルやアプリがないか、スキャンが完了するまで待ちましょう。
解決策5:ディスクユーティリティの修復機能を使う
Macのトラブルシューティングにはディスクユーティリティ(Disk Utility)の修復機能が便利です。なお、このツールはmacOS 10.2以降でのみ利用可能です。
ディスクユーティリティを使う手順は以下の通りです。
- 移動(Go)メニューを開きます。
- ユーティリティ > ディスクユーティリティを選択します。
- Macのプライマリハードディスクドライブを選択します。
- First Aidタブに移動します。
- ディスクアクセス権を修復(Repair Disk Permissions)をクリックします。
- 処理が完了するまで待ちます。
- Macを再起動します。
なお、ディスクユーティリティはApple製ソフトウェアの不具合修復に特に効果的です。アプリケーションフォルダなど、問題が生じているフォルダの修正にも活用できます。
解決策6:Microsoft Officeを再インストールする
上記の5つの解決策を試してもNormal.dotmエラーが解消しない場合は、Microsoft Officeをアンインストールして再インストールするのが最後の手段です。Office本体が破損している可能性があるためです。手順は以下の通りです。
- 起動中のすべてのアプリケーションを終了します。
- Finderを開きます。
- 移動 > コンピュータに移動します。
- プライマリハードドライブ(通常は「Macintosh HD」)を開きます。
- アプリケーションフォルダをクリックします。
- Microsoft Officeを選択し、ゴミ箱にドラッグ&ドロップします。
- 次に、お好きなブラウザを開きます。
- Microsoft Office公式サイトにアクセスし、アカウントにログインします。
- ログイン後、ページ右上のOfficeアプリをインストールボタンをクリックします。
- Office 2016(またはご利用のバージョン)を選択します。
- 操作の確認を求められたら、ファイルを保存ボタンをクリックして進みます。
- Microsoft Officeのインストーラーが自動的にダウンロードされます。ダウンロード完了後、ファイルを開いて画面の指示に従います。
- インストールが完了したら、Microsoft Wordを起動します。
- Microsoftアカウントの認証情報を入力します。
まとめ
Normal.dotmエラーはそれほど深刻に思えないかもしれませんが、早めに解消しておくことでMac全体の使用体験が大きく向上します。今後このエラーに遭遇した際は、本記事で紹介した6つの対処法を参考に、迅速に解決しましょう。
その他Macに関するご質問やお困りのことがあれば、ぜひコメント欄でお知らせください。
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