MacでWi-Fiが繋がらない・使えないときの原因と解決策まとめ
現代では、パソコンを使うほとんどの人がインターネット接続にWi-Fiを頼っています。しかし、いざ使おうとしたときにWi-Fiがうんともすんとも言わず、自宅やオフィスのネットワークに接続できなかったら——かなり困ってしまいますよね。MacでWi-Fiが機能しなくなるトラブルは、誰もが一度は経験しうる問題です。おそらくこのガイドを読んでいる方も、まさにその状況なのではないでしょうか。
MacがWi-Fiネットワークに接続できない理由はさまざまです。Mac本体側の問題であることもあれば、外部環境に原因があるケースもあります。さらに、以下のような関連する症状が現れることもあります。
- Wi-Fiには接続できるのに、インターネットにアクセスできない
- Wi-Fi接続が頻繁に切れる
- Wi-Fiの通信速度が極端に遅い
この記事では、これらの問題の考えられる原因をすべて洗い出し、それぞれの解決策を詳しく解説していきます。
まずはルーターの問題を切り分けよう
MacBookやiMacでWi-Fiが使えないときは、コンピュータを疑う前に、まずルーター側の問題を排除することが大切です。以下のポイントを確認してみてください。
- ルーターを再起動する – 意外と多いのがこれです。ルーターの電源プラグを抜き、数秒待ってから再度差し込むことで再起動できます。ルーターが別のルーターやモデムに接続されている場合は、それらも一緒に再起動すると効果的です。
- 熱を冷ます – ルーターやモデムが過熱していないか確認しましょう。触れないほど熱い場合は、電源を切って完全に冷めるまで使用を控えてください。再発防止のためには、風通しの良い場所に設置することも重要です。
- 遮蔽物をなくし、距離を詰める – 電波を遮るものがないか、またルーターから離れすぎていないかをチェックしましょう。どうしても離れた場所で作業する必要がある場合は、Wi-Fiエクステンダー(中継機)の導入を検討するのも一つの手です。
- 金属や電子機器から離す – 金属面や一部の家電製品、特に電波を使用・発生する機器はWi-Fi信号に干渉します。ルーターをこうした機器の上や近くに置かないようにしましょう。
定番の鉄板対策:Macの再起動
多くの場合、トラブルは単純にコンピュータを再起動するだけで解決します。長時間稼働し続けていたMacは、休息が必要になっているかもしれません。一度電源を切り、改めて起動してみましょう。
それでも改善しない場合は、Wi-Fi接続を一度オフにしてからオンに戻し、利用可能なネットワークを再スキャンさせてみてください。
Apple公式の診断ツールを活用する
MacがWi-Fiネットワークへの接続を試みるとき、macOSは自動的にエラーや問題の原因をチェックします。何かが検出されると、Wi-Fiステータスメニューに推奨事項が表示されることがあります。画面右上のWi-Fiアイコンをクリックすれば確認できます。
また、Macに内蔵された「ワイヤレス診断」ユーティリティを使えば、コンピュータやネットワークの不具合の手がかりを得られます。起動方法は次の2通りです。
- Spotlightで検索して起動する。Command + スペースキーを押して検索します。
- Optionキーを押しながらWi-Fiアイコンをクリックし、「ワイヤレス診断を開く」を選択。管理者名とパスワードの入力を求められたら入力します。
ワイヤレス診断がワイヤレスネットワークの分析を行い、完了するとWi-Fi接続が正常に機能しているか、エラーが検出されたかが表示されます。「概要へ続ける」をクリックすれば、接続性を改善するためにMacが推奨する対処法を確認できます。
ネットワークを削除して再接続する
場合によっては、Wi-Fiネットワークの設定を一度「削除」してから再接続することで問題が解決することがあります。手順は以下の通りです。
- システム環境設定 > ネットワーク を開きます。
- Wi-Fiを選択し、「詳細」をクリックします。
- 削除したいネットワークを選択し、(-)ボタンをクリックします。
- 「削除」を承認します。
これでMacはそのネットワークに自動的に接続しなくなり、新しく検出されたネットワークとして表示されるようになります。もう一度接続を試みて、パスワードを入力してください。
Wi-Fiネットワーク設定を削除してリセットする
ネットワークの削除だけでは不十分な場合、Wi-Fiネットワーク設定全体を削除してリセットするという方法もあります。これにより現在のWi-Fi設定が再構成され、ネットワーク設定がゼロからやり直されます。ただし、リセットを実行する前に、Time MachineなどでMacのバックアップを取っておくことをおすすめします。
Wi-Fiネットワーク設定を削除・リセットする手順は以下の通りです。
- Wi-Fiをオフにし、すべてのブラウザを終了します。
- Finder > 移動 > フォルダへ移動… を開きます。
- 以下のパスを入力または貼り付けます:/Library/Preferences/SystemConfiguration/
- 次のファイルを選択します:
- com.apple.network.eapolclient.plist
- com.apple.wifi.message-tracer.plist
- NetworkInterfaces.plist
- preferences.plist
- com.apple.airport.preferences.plist
- ファイルをゴミ箱へ移動します。※削除はせず、移動のみにしてください。デスクトップに新しいフォルダを作って移しておくのもOKです。
- Macを再起動します。
- Wi-Fiアイコン下の「ネットワーク環境設定を開く」からWi-Fi環境設定にアクセスします。
- Wi-Fiをオンにして目的のネットワークを選択し、パスワードを入力します。
DNSキャッシュをフラッシュする
DNS(Domain Name Server)は、インターネットの電話帳のような存在です。ドメイン名のディレクトリを管理し、それをIPアドレスに変換する役割を担っています。DNSのおかげで、Macはワイヤレスネットワークや他のコンピュータ、ウェブサイトを記憶し、アクセスできるのです。
DNSには専用のキャッシュフォルダがあり、ご存知の通り、古いキャッシュファイルが大量に溜まっているとパフォーマンスに悪影響を及ぼします。Wi-Fiが遅くなったり接続できなくなったりしたときは、DNSキャッシュの削除が有効な場合があります。
ただし、DNSキャッシュのフラッシュはやや技術的な作業です。通常は「ターミナル」アプリ(/Applications/Utilities/内にあります。Spotlightからも起動可能)を使用します。さらに、macOSのバージョンごとに異なるコマンドを使い分ける必要があります。
より簡単な方法としては、Outbyte macAriesのようなMacクリーナーツールを使う手があります。こうしたツールには、DNSキャッシュを自動的にフラッシュできる機能が搭載されていることが多いです。
MTUとDNS設定をカスタマイズする
DNSの意味がわかったところで、DNS設定に加えてMTU(Maximum Transmission Unit=最大伝送単位)のカスタマイズも試してみましょう。ネットワーク上でやり取りされるパケットサイズを指すMTUの値を小さくすることで、Wi-Fi接続が改善する可能性があります。
少し専門用語に聞こえるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。以下の手順を慎重に進めてください。
- システム環境設定 > ネットワーク を開きます。
- 左パネルでWi-Fiを選択します。
- 「場所」メニューを開きます。
- 「場所を編集…」をクリックします。
- (+)ボタンで新しい場所を作成します。任意の名前を付けて「完了」をクリックします。
- 「ネットワーク名」で普段使いのWi-Fi接続を選択し、「詳細」をクリックします。
- TCP/IPタブを開き、「DHCPリースを更新」をクリックします。
- DNSタブを開き、(+)をクリックします。
- 現在のDNSサーバーアドレスを控えておきます。
- DNSサーバーの欄に、以下をそれぞれ別の行に入力します:
8.8.8.8
8.8.4.4
(これらはGoogleの代替DNSサーバーです)
- ハードウェアタブを開きます。
- 「構成」のプルダウンメニューから「手入力」を選択します。
- MTUをクリックし、カスタムサイズを1453に設定します。
- 最後に「適用」をクリックします。
Macのソフトウェアをチェックする
OS XでWi-Fiが機能しない原因として、ソフトウェアアップデートのエラーが挙げられることがあります。特に、新しいバージョンのmacOSにアップグレードした直後に起こりやすい問題です。初代El Capitanのユーザーには馴染み深いエラーかもしれません。当時、多くのユーザーがMacをワイヤレスネットワークに接続できなくなったと訴えていました。
ソフトウェアアップデート由来のエラーは、多くの場合、次のアップデートで解決されます。ただし、無線で接続できない状態では更新をダウンロードできないため、有線接続に切り替える必要があります。MacBook Airの場合はUSBテザリングに頼ることになるため、データ通信量にも注意が必要です。
ソフトウェアアップデートに伴いやすい互換性の問題や破損ファイルによる将来的なトラブルを防ぐためにも、Outbyte macAriesのようなツールの活用を検討してみてください。こうしたツールは、Macのパフォーマンスに影響を与えうるソフトウェアの問題をスキャンしてくれます。
AirPortのファームウェアをアップデートする
AppleのAirPortルーターを使用している場合は、ファームウェアのアップデートが必要かもしれません。Wi-Fiに接続できない状態なので、ケーブル接続かテザリングでネットワークに繋ぐ手段を確保してください。
AirPortのファームウェアアップデートが利用可能か確認するには:
- アプリケーションフォルダを開きます。
- 検索バーに「AirPortユーティリティ」と入力します。
AirPortベースステーション画面に移動したら、赤い通知バッジが表示されていればクリックします。アップデートが利用可能な場合は「アップデート」を選択してください。
Bluetoothをオフにする
Bluetooth機器はWi-Fi信号に干渉することがあります。両者は同じ電波環境を共有し、どちらも無線周波数に依存しているためです。しかも、強いBluetooth信号は弱いWi-Fi信号を簡単に打ち消してしまうことがあります。Bluetoothをオフにする手順は以下の通りです。
- Appleメニューから「システム環境設定」を選択します。
- 「Bluetooth」を選択します。
- 「Bluetoothを切にする」をクリックします。
セキュリティ設定を見直す
最近ワイヤレスネットワークを設定したばかりなら、安全のためにネットワークを非表示にしたかもしれません。しかし、実はネットワークを隠しても保護効果はほとんどなく、むしろ接続の信頼性に問題を引き起こすことがあります。
アドバイスとしては、ネットワークを非表示にしないこと。セキュリティを強化したい場合は、WPA2 Personal暗号化を使用することをおすすめします。
これらの対処法であなたのMacのWi-Fi接続問題は解決しましたか?ぜひコメント欄でお知らせください!
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