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古いハードドライブを新しいドライブに交換する方法!選び方からデータ移行まで完全解説

パソコンのストレージ容量には限りがあります。現在では1TBを超える大容量ドライブが主流となり、「容量は無限にある」と錯覚してしまうこともあるでしょう。しかし、ドライブの大容量化とともに、データを消費する側も進化し続けています。たとえばHD動画は、わずか数本で数十GBもの容量をあっという間に埋めてしまうのです。

悪いニュースはそれだけではありませんが、朗報もあります。実は、新しいハードドライブの取り付け方法は決して難しくありません。正しい知識さえあれば、空き容量が少なくなったドライブを心配する必要はなくなります。この記事では、古いドライブを新しいドライブに交換する方法を詳しく解説します。

適切な交換用ハードドライブの選び方

PCのハードドライブを新品に交換する前に、まず「どのタイプのドライブを購入すべきか」を見極める必要があります。確認すべきポイントは主に3つあります。

HDDとSSD、どちらを選ぶ?

古いハードドライブを新しいドライブに交換する方法!選び方からデータ移行まで完全解説

最初に検討すべき最重要ポイントが、機械式ハードディスク(HDD)にするか、ソリッドステートドライブ(SSD)にするかという選択です。SSDはHDDよりも小型で、動作速度も格段に速いのが特徴です。プログラムの起動待ち時間を減らしたいなら、SSDへの換装はPCに施せるアップグレードの中でも最高の部類に入ります。

ただし、同じ容量で比較するとSSDはHDDより高価です。1TBのHDDは非常にリーズナブルですが、1TBのSSDは高級品と言える価格帯です。そこで人気なのが、256GB程度の小容量SSDにOSと主要プログラムをインストールする構成です。

さらに、1TB程度の大容量HDDを別途用意して、写真や音楽などのメディアファイル、ゲームライブラリの保存先とする組み合わせも効果的です。これならOSの動作は軽快なまま、十分な保存容量も確保できます。

また、ボトルネックの問題にも注意しましょう。RAMを十分に搭載し、高性能なCPUを備えた比較的新しいシステムなら、SSDへの換装効果は絶大です。すべての動作が大幅に高速化され、PC全体の使い心地が劇的に向上します。

一方、古いCPUと少ないRAMで動く非常に古いPCの場合、SSDに換装しても思ったほどの効果を実感できないことがあります。

そのような場合は、無理にSSDへ投資せず、HDDのまま運用して費用を節約するのも賢い選択といえるでしょう。

HDDのデータ接続方式を確認する

古いハードドライブを新しいドライブに交換する方法!選び方からデータ移行まで完全解説
古いハードドライブを新しいドライブに交換する方法!選び方からデータ移行まで完全解説

現在、ほとんどのハードドライブは「SATA」と呼ばれるデータ接続方式を採用しています。しかし、かなり古いパソコンの中には「IDE」接続しか対応していないものもあります。両者の見分け方は簡単です。IDEは多数のピンが並んだコネクタを使用するのに対し、SATAはピンのないL字型コネクタを採用しています。

上の画像で両者を比較できます。左がIDEドライブ、右がSATAドライブです。ノートパソコン用ドライブは当然ながら小型ですが、コネクタの形状はデスクトップ用と共通しています。

ドライブの物理サイズを確認する

購入するドライブの物理的な寸法が合っているかどうかも確認が必要です。ハードドライブには「3.5インチ」と「2.5インチ」という2つの一般的なサイズがあります。大きい3.5インチはデスクトップPC向け、小さい2.5インチはノートPCやコンパクトなデスクトップ向けです。ただし、SSDは搭載する機種に関係なく、2.5インチサイズで製造されることが多い点には注意しましょう。

もちろんこのルールは絶対ではありません。一部のオールインワンPCでは、2.5インチドライブが採用されているケースもあります。

旧ドライブから新ドライブへのデータ移行

新しいハードドライブの物理的な取り付け作業は、ハードウェア設置の中でも最も簡単な部類に入ります。しかし、ハードドライブはOSからメール、大切な音楽ファイルまで、あらゆるデータを保管するシステムの心臓部です。単純に交換しただけでは、これらの情報がすべて失われてしまいます。

ドライブベイ(HDD収納部)が2つ以上あるパソコンなら、データ移行はとても簡単です。新しいハードドライブをシステムに取り付け、無料で使えるクローンツールを使って既存ドライブのイメージを丸ごとコピーするだけです。

クローンの作成が完了したら、旧ドライブを取り外してもいいですし、フォーマットしてセカンドドライブとして再利用することも可能です(ただし、必ずクローンが正常に完了したことを確認してから行ってください!)。

一方、ドライブベイが1つしかないパソコンは少し工夫が必要です。新旧のドライブを同時に取り付けられないためです。とはいえ、クローンを作成する方法はあります。USB-SATA変換ケーブルや外付けHDDドックを使えば、新しいドライブをPCに外部接続したままクローンを作成できるのです。

USB 2.0接続の場合は帯域幅の制限によりクローン作成に時間がかかることがありますが、最後まで確実に完了します。

ハードドライブの交換手順

デスクトップPCのハードドライブは、通常ミドルタワー筐体の前面下段あたりに取り付けられています。固定は2〜6本のネジで行われます。ドライブをセットしたら、あとはSATAデータケーブルを接続するだけです。

このケーブルはマザーボードに接続します。次に、電源ケーブルを電源ユニットにつなぎましょう。次回PCを起動した際、BIOS上で新しいハードドライブが認識されているはずです。

ノートパソコンの場合は事情が異なります。機種によっては、底面に1〜2本のネジで固定されたプラスチック製のドライブベイカバーがあり、これを外すとドライブが現れます。ドライブ自体も通常は数本のネジで固定されているので、これを外して新しいドライブと入れ替えるだけで交換は完了です。

ノートPCの場合、電源とデータの接続端子はマウンタ自体に組み込まれているため、ケーブルを探し回る必要もありません。

ただし、すべてのノートパソコンがユーザー自身によるメンテナンスを想定した設計とは限りません。作業を始める前に、必ずお使いのノートPCの取扱説明書でハードドライブ交換に関する情報を確認してください。

起動とパーティション設定

古いハードドライブを新しいドライブに交換する方法!選び方からデータ移行まで完全解説

旧ドライブとの交換が済んだら、PCを起動してすべてが正常に動作しているか確認しましょう。旧ドライブから新ドライブへデータのクローンを作成していれば、この工程はごくスムーズに進むはずです。PCはほとんど何も変わっていないかのように認識します。

続いて、Windowsの「ディスクの管理」ツールを開いて、Windowsが新しいハードドライブの容量をすべて認識して使用しているかを確認することをおすすめします。「コントロールパネル > 管理ツール > コンピューターの管理」からアクセスできます。もし容量が正しく認識されていない場合は、既存のパーティションを未割り当て領域まで拡張するか、新しいパーティションを作成しましょう。

なお、クローンを作成しなかった場合は、この手順は不要です。OSのインストール过程中で、新しいドライブのフォーマットとパーティション設定を行うことになるためです。

まとめ:新しいハードドライブの導入は意外と簡単

ハードウェアに詳しくない人にとって、PCのハードドライブ交換はハードルが高く感じられるかもしれません。しかし実際にはかなりシンプルな作業であり、完了すればPCの使用体験は大幅に向上します。

ノートPC特有の換装プロジェクトについてさらに詳しく知りたい方は、ノートパソコンのDVDドライブをハードドライブに改造するガイドもぜひ参考にしてください。

  1. 古いハードディスクを外付けドライブに変換する方法【初心者向けガイド】

    家庭にある古いパソコンは、意外と活用できる宝の山です。動かなくなった古いPCやノートパソコンが家に眠っているなら、その部品を有効活用してみてはいかがでしょうか。中でもハードディスク(HDD)は、他の部品と比べて寿命が長く、最後まで頑張ってくれる頼もしいパーツです。突然動かなくなったパソコンがあれば、そのHDDを取り出して外付けハードディスクとして再利用できます。 難しそうに聞こえますが、専門的な知識がなくても誰でも簡単に作業できます。ただし、取り出すHDDが正常に動作するものであることは必ず確認しておきましょう。 まずはHDDの状態を確認しよう 内蔵HDDが正常かどうかを見極める一番のポイン

  2. Mac・Windows 10でハードドライブをクローンする方法|おすすめツール徹底解説

    個人ファイルのバックアップを作成できるサービスは数多く存在します。しかし多くの場合、ハードドライブを丸ごとクローン(複製)またはミラーリングしておく方が安全です。例えば、Windowsのデータを新しいドライブへ移行する場合や、ハッキングなどによるデータ損失に備えて完全なコピーを作成しておきたいケースが挙げられます。こうした状況では、ハードドライブのクローン作成やミラーリングが最適な解決策となります。 作業を始める前に、クローンとミラーリングの違いを理解しておくことが重要です。技術初心者の方のために簡単に説明すると、クローンとはディスク上のデータを別のドライブへ移行し、そこから起動できるようにす