Macのディスク容量をチェック・分析できるおすすめアプリ5選
Macのディスク容量が不足していたり、「起動ディスクがいっぱいです」という警告メッセージを目にしたことがあるなら、ストレージを空けるのがどれほど大変か実感しているはずです。この問題への対処として、多くの人は外付けドライブに頼り、ファイルをディスク間で何度も移し替えています。
手動で空き容量を管理することも可能ですが、本記事ではディスク解析アプリを使ってMacのディスク容量を効率的に確認する方法をご紹介します。これらのアプリは直感的な視覚化機能を備えており、貴重なディスク容量を解放するための具体的なアクションを素早く取れるようになります。
Macでハードドライブの容量を確認する基本の方法
Macのストレージ容量を確認する方法はいくつかあります。最も基本的なのは、Appleメニュー > 「このMacについて」を選択し、「ストレージ」タブをクリックする方法です。ポインタを色分けされたブロックに合わせると、どの種類のコンテンツがディスク容量を消費しているのかがひと目でわかります。
さらに詳しい情報が必要な場合は、Spotlight(Cmd + Space)で検索して「ディスクユーティリティ」を開きます。左側のパネルから起動ボリュームを選択すると、そのボリュームの使用済み容量を確認できます。
続いて、ツールバーの「情報」ボタンをクリックすると、「パージ可能」や「利用可能(パージ可能+空き)」といった詳細情報が表示されます。
もうひとつの方法として、Finderの左サイドバーにある「Macintosh HD」のアイコンを右クリックし、「情報を見る」を選択するやり方もあります。ここでは使用中と利用可能な容量のほか、macOSがパージ可能と判断している領域のサイズも確認できます。
Macストレージの「その他」とは?
一部のMacでは、「その他」というカテゴリが大量のディスク容量を占めていることに気づくかもしれません。これにはmacOSのシステムファイル、ユーザーライブラリフォルダ、キャッシュフォルダなどが含まれており、その大半は通常の操作では表示されません。
これらのディレクトリに不用意に手を加えると、システムの不安定化、データ損失、最悪の場合はMacが起動できなくなる恐れもあります。触ってはいけないmacOSのフォルダの種類や、容量を圧迫している場合の安全な対処法について理解しておきましょう。
Macのディスク解析アプリを使うべき理由
Macには標準機能でもディスク容量を確認できるのに、なぜサードパーティ製アプリを使うべきなのでしょうか?主な理由は以下の通りです。
- Finderはハードリンクをファイルの別コピーとして誤認識することがあります。ハードリンク自体は実際のディスク容量を消費しませんが、Finderはそれを(少なくとも)2つの別個のファイルとしてカウントするため、フォルダサイズの推定が不正確になります。
- Macのファイルシステム「APFS」は、同一ボリューム内でのファイルコピー時にスペース効率の良いクローン機能を使用します。データを複製する代わりにメタデータのみを更新し、ディスク上の実データは共有される仕組みですが、Finderはこの機構を理解できないため、空き容量と使用済み容量を誤って算出します。
- APFSのスナップショット機能も挙動が異なります。Time Machineがローカルスナップショットを作成しても、Finderにも「このMacについて」にもスナップショットが占有する領域は表示されません。その結果、「システム」カテゴリが異常に大きく見えることがあります。
- APFSでは、各ディスクは複数のボリュームを格納できるコンテナであり、空き容量プールを共有しています。起動ディスクが4つ以上の独立したボリュームで構成されている場合、「Macintosh HD」で利用可能な容量が減っているように見えることがあります。
サードパーティ製アプリをおすすめする理由がおわかりいただけたところで、ディスク容量を詳しく調査・分析できる優れたMac向けアプリを見ていきましょう。
1. GrandPerspective
GrandPerspectiveは、ツリーマップ構造でディスク容量を視覚化するユーティリティアプリです。起動すると、解析したいフォルダまたはドライブの選択を求められます。ビューウィンドウには、内容が色付きの長方形ブロックとして表示されます。
マウスポインタをブロックに合わせると、ウィンドウ下部にファイル名とサイズが表示されます。フォーカスを切り替えることで、選択対象をファイルからフォルダへ、あるいはその逆へ移動できます。Cmd + [ と Cmd + ] を押せば、ファイル階層を上下に移動することも可能です。
ブロックをクリックして選択をロックすると、そのアイテムに対して直接操作を行えます。Spaceキーでクイックルックができ、「Reveal」ボタンをクリックすれば、選択したファイルやフォルダがFinderで表示されます。
GrandPerspectiveの特徴
- 作成日、拡張子、ファイルタイプ、フォルダなどを基準に並べ替え方法を変更でき、カラーパレットも自由に選べます。
- 最近スキャンしたフォルダの履歴から選択でき、時間を節約できます。また「Load Scan Data」を使えば、過去のスキャンデータで新しいビューを作成することも可能です。
- 表示を絞り込むためのフィルターを新規作成でき、フィルターテストを実行してさまざまな条件を組み合わせられます。オーディオ、ハードリンク、画像、アプリパッケージの中身など、多彩な条件が用意されています。
- 設定を変えてフォルダを再スキャンでき、その結果を別ウィンドウで開いて前回の結果と比較できます。
ダウンロード: GrandPerspective(無料)
2. OmniDiskSweeper
OmniDiskSweeperも、Mac向けの定番ディスク解析アプリの一つです。起動後にリストからドライブを選択し、「Sweep Selected Drive」をクリックします。新しいウィンドウが開き、フォルダとファイルがカラム形式で表示されます。スキャンが完了したら、フォルダをクリックしながら、容量を大きく占有しているファイルへと辿っていきましょう。
このアプリは、ファイルサイズごとに異なる色でグループ分けし、アイテムの状態を視覚的に示します。緑色は最小のファイルを表し、サイズが大きくなるにつれて濃い緑→濃い紫→薄い紫へと変化します。アイテムをダブルクリックするとFinderで開けます。
OmniDiskSweeperの特徴
- 外付けドライブやネットワーク上のディスクもスキャンできます。PC上の共有フォルダであれば、そのフォルダの解析も可能です。
- 画面下部のウィンドウには、ファイルの詳細情報、サイズ、所属するパッケージの情報が表示されます。パッケージに含まれない単独のファイルを重点的に確認するとよいでしょう。
ダウンロード: OmniDiskSweeper(無料)
3. Disk Inventory X
Disk Inventory Xは、ファイルタイプごとの容量占有率を俯瞰できるユーティリティアプリです。「File」メニューから解析したいドライブやフォルダを選択すると、スキャン完了後にストレージ状況を視覚化するグラフィカルなツリーマップが生成されます。
左パネルでは、ファイルタイプに紐づいた色、サイズ、ファイル数、ファイル形式などを基準にリストを並べ替えられます。グラフ上の要素をクリックすれば、容量を食い潰している大物ファイルを素早く特定・発見できます。
Disk Inventory Xの特徴
- ツリーマップ上での選択が、Finder風のリストビューと同期されます。これにより、ディスク上のどこにあっても容量的な元凶ファイルを見つけやすくなります。
- ファイルタイプが降順で並べ替えられ、各タイプにはツリーマップおよび全フォルダ共通で使われる固有の色が割り当てられています。
- パッケージの中身を表示したり、フォルダにズームインしたり、空き領域を非表示にしたりと、多彩な視点でディスクを分析できます。
ダウンロード: Disk Inventory X(無料)
4. DaisyDisk
DaisyDiskは、美しいデザインが魅力のディスク解析アプリで、サンバーストマップによってディスク全体の概要を表示します。起動すると、マウント中のすべてのボリュームが色分けされて表示され、緑ならディスクの半分以上が空いている状態、赤ならそろそろ対策が必要な状態を意味します。
「Scan」ボタンをクリックすると、数秒でマップが表示され、サイドバーには簡潔な概要が現れます。任意のセグメントにマウスを合わせると、その内容がサイドバーに表示されます。親フォルダへ戻りたいときは、ディスクマップの中央をクリックしましょう。
DaisyDiskの主な特徴
- サンバーストマップにより、大容量ファイルと小さいファイルを容易に区別できます。階層を掘り下げて、どのアイテムが最も容量を消費しているのかを突き止めましょう。
- 管理者権限でスキャンすれば、他のボリュームに隠れたファイル、ローカルスナップショットの占有領域、パージ可能領域の詳細など、より深い情報を明らかにできます。
- サイドバーからファイルをプレビューし、コレクターパネルに送っておけば、後からまとめて削除することも可能です。
ダウンロード: DaisyDisk($9.99、無料トライアルあり)
5. NCDU
NCDUは、ncursesインターフェースを備えたコマンドライン型のディスク解析ツールです。duコマンドをベースにしていますが、はるかに高速で、Macはもちろんリモートサーバーでも扱いやすいのが魅力です。導入にはHomebrew経由でのインストールが必要です。
インストール後、ターミナルを開いて ncdu / と入力すると、ドライブのスキャンが始まります。矢印キーで項目間を移動し、i キーを押せば、選択中のアイテムの詳細を確認できます。
NCDUの特徴
- さまざまなオプションを組み合わせて、ディスク関連の情報表示をカスタマイズできます。詳細はNCDUのmanページを参照してください。
- 解析結果をすべて出力ファイルへエクスポートできます。あとはファイル比較ツールを使えば、ディスク使用量の推移をより精密に分析できます。
ダウンロード: NCDU(無料)
Macの空き容量を常に把握しよう
Macの空き容量と使用済み容量の正確な内訳を把握するのは、意外と難しいものです。標準機能だけでも確認はできますが、詳細な分析には信頼性に欠ける部分があります。ディスクユーティリティと今回紹介したアプリを活用すれば、ストレージの状況を細部まで調査・分析できるようになります。
さらにMacの空き容量を増やしたい方は、ストレージを整理するための実用的なテクニック集もぜひ参考にしてみてください。
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