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なぜWindowsはクラッシュする?よくある9つの原因と対処法

Windowsが突然クラッシュすると――ブルースクリーン(BSOD)が表示されたり、システム全体がフリーズしたり――非常にストレスを感じますよね。開いていた作業が失われるだけでなく、クラッシュの原因を突き止めるのも一苦労です。

クラッシュが起きるたびに「今後どう防げばいいのか」と悩む方も多いはず。この記事では、Windowsがクラッシュする最も一般的な9つの原因と、頻繁に発生する場合の対処法を詳しく解説します。

1. メモリ(RAM)の不具合

なぜWindowsはクラッシュする?よくある9つの原因と対処法

パソコンは重要なデータをRAM上に保持しているため、メモリに問題があるとWindowsがクラッシュすることがあります。「Fatal Exception Error(致命的な例外エラー)」といったエラーは、Windowsがメモリからデータを読み出そうとして失敗した際によく表示されます。何度も繰り返される場合は、RAM自体の故障が疑われます。

無料ツールのMemTest86を使えば、RAMに異常がないかを確認できます。また、メモリスティックがスロットに正しく装着されているかもチェックしておきましょう。なお、RAM容量の不足はシステムの動作を極端に遅くすることはあっても、通常それだけでクラッシュには至りません。

RAMに問題がないと確信できる場合は、マザーボードの不具合でも同様の症状が起こることがある点にも注意してください。

2. ドライバーの問題

ドライバーとは、Windowsと各種ハードウェアがやり取りするための専用ソフトウェアです。通常は、周辺機器を接続したときやWindows Updateの実行時に自動的にインストール・更新されます。

しかし、ドライバーに不具合があると深刻な問題を引き起こします。誤ったドライバーを手動でインストールしてしまったり、メーカーが提供するバグを含むバージョンに更新してしまったりするのが典型的な例です。

ブルースクリーンエラーの調査では、特定のハードウェア名が表示されていないかに注目しましょう。それが犯人である可能性があります。さらに、スタートボタンを右クリックして開けるデバイスマネージャーで、ハードウェアの競合を示す警告マークが出ていないか確認するのも有効です。

3. ストレージ(HDD/SSD)の故障

なぜWindowsはクラッシュする?よくある9つの原因と対処法

パソコンのストレージ(HDDまたはSSD)が故障しかけていると、Windowsがクラッシュすることがあります。症状としては、特定のファイルを開こうとしたときだけクラッシュするケースが挙げられます。これはドライブの一部の領域が死にかけているサインです。

古いHDDの場合、「カチカチ」という異音も故障の典型症状です。Windowsは正常に動作するためにディスク上のさまざまなファイルへアクセスする必要があるため、読み取れなくなるとクラッシュにつながります。心当たりがある場合は、まずデータのバックアップを最優先で行いましょう。

4. パソコンの過熱

過度な熱は、パソコン内部の繊細な部品に深刻なダメージを与えます。長時間高温状態が続くと、部品が永久に損傷することもあります。これを防ぐため、パソコンは一定温度を超えると自動的にシャットダウンする仕組みになっており、その結果としてWindowsがクラッシュします。

過熱の原因はさまざまです。デスクトップPCなら、ケース内の通気性が十分か確認し、すべてのファンが正常に回っているか、ヒートシンクが緩んでいないかをチェックしてください。定期的に内部のホコリを掃除することも重要です。

ノートパソコンの場合は、膝の上や布団・毛布などの上に置くのは避けましょう。排熱が妨げられ、冷却性能が低下します。パソコンの過熱防止のコツを参考に、対策を講じてください。

5. マルウェア感染

ウイルス、トロイの木馬などの悪意あるソフトウェアは、システムに大混乱をもたらします。Windowsのクラッシュを調査する際は、マルウェアスキャンを実行して不正な要因を排除しておきましょう。

まずは内蔵のWindows Defenderでスキャンするのが手軽です。念のため、無料版のMalwarebytesをインストールして追加スキャンを行うのもおすすめです。マルウェアが見つかれば、駆除後にクラッシュが収まる可能性が高いでしょう。

6. レジストリの破損

なぜWindowsはクラッシュする?よくある9つの原因と対処法

Windowsレジストリは、Windowsやアプリケーションが設定情報などを保存する巨大なデータベースです。エントリの追加・削除・変更が日常的に行われるため、内容が壊れる可能性を常に抱えています。

軽微なレジストリの設定ミスもありますが、中にはWindows全体をクラッシュさせるものもあります。だからこそ、レジストリクリーナーの使用は避けるべきです。多くの場合、メリットよりデメリットの方が大きくなります。また、レジストリ値の変更を推奨するガイド記事を読んだときは、指定以外の項目を絶対に触らないよう慎重に作業してください。

破損したレジストリがクラッシュの原因だと疑う場合、残念ながらWindowsを初期化(リセット)する以外に有効な手段はほぼありません。

7. ソフトウェアの競合

ほとんどのソフトウェアエラーは、当該アプリだけに影響し、Windows全体はクラッシュしません。しかし、特に深刻なソフトウェアのクラッシュがシステム全体をロックしてしまうこともあります。特定のアプリを開いた瞬間にWindowsがクラッシュするなら、そのソフトを再インストールしてみてください。

Windows自体がフリーズしていると思われる場合は、Windowsが固まる場合の対処法を参考にしてください。

8. 電源の問題

他の原因をすべて排除できたなら、PCに供給される電力に問題がある可能性があります。典型的なのは電源ユニットの故障です。

電源ユニットが故障すると、電流が不安定になったり供給量が不足したりします。当然、クラッシュの原因になります。この場合、電源ユニットの交換が最善の解決策です。

また、家庭側の電気環境も関係します。回路の過負荷、配線の不良、劣化したテーブルタップへの接続なども、電力起因のクラッシュを引き起こします。切り分けるには、別の部屋にPCを移動させて症状が再現するか試してみましょう。

9. サポート終了のWindowsバージョンの使用

なぜWindowsはクラッシュする?よくある9つの原因と対処法

ここまでWindows 10を前提に説明してきましたが、古いバージョンのWindowsを使っている場合も、問題の一因になり得ます。Windows 7や8.1はMicrosoftによる公式サポートが終了しており、セキュリティや安定性のための更新プログラムが提供されません。

そのため、古いWindowsではクラッシュが頻発しがちです。サポート対象の環境で安全に使うためにも、Windows 10やWindows 11など、現行のバージョンへできるだけ早くアップグレードしましょう。

一方で、現行バージョンを使っていても、Windows Updateを適用しておくことは大切です。クラッシュにつながる安定性の問題が修正されることが多いからです。ただし、最新の大型アップデートを公開直後にインストールすると、逆に不安定になるケースもあります。

最近Windowsを更新してからクラッシュが始まった場合は、設定 > 更新とセキュリティ > 回復を開き、前のバージョンに戻すことができます。

Windowsがクラッシュし続ける理由、もうわかりましたね

Windowsがクラッシュする最も一般的な原因を見てきました。ご覧のとおり、非互換のドライバー、故障しかけの部品、過剰な熱など、ハードウェア関連の要因が多くを占めます。診断は難しいこともありますが、これらの原因と照らし合わせれば、問題の特定にぐっと近づけるはずです。

ゲーム中だけクラッシュする場合は、Windowsでゲームが落ちるときの対処法をチェックしてみてください。

  1. Windows 7/8/10で発生するブルースクリーンエラー(BSOD)の原因と対処法まとめ

    BSOD(ブルースクリーン・オブ・デス)エラーは、カーネルモードのプロセスが、プロセッサにとって不正または未知の命令を実行しようとした際に発生します。このエラーハンドラーは、Windowsの他の標準的なエラーハンドラーで捕捉されなかったエラーを受け止める、既定のエラーハンドラーです。システムは、0x000000EAのようなストップコードとともにこのエラーを表示することがあります。また、Volsnap.sysブルースクリーンエラーのように、特定のファイル名が示される場合もあります。BSODエラーは、システムへの深刻な損傷を防ぐために発生するものです。BSODエラーの原因はさまざまですが、最も一般

  2. Windows 10でよくある7つのパスワード問題と解決策まとめ

    Windows 10の「パスワード」といえば、何を思い浮かべますか?多くの方はユーザーアカウントのローカルログインパスワードだけをイメージしがちですが、実はWindows 10にはさまざまな種類のパスワードが存在します。この記事では、Windows 10で特によく発生する7つのパスワード問題を取り上げ、それぞれの回復・ロック解除・回避方法を順番に詳しく解説します。 問題1.Windows 10のログインパスワードが正しくない 問題2.Windows 10がMicrosoftアカウントのパスワードを受け付けない 問題3.Windows 10のPINコードが機能しない 問題4.Windows 10