ChromeでShockwave Flashがクラッシュする問題を解決する11の方法
多くのユーザーから、Windows 10環境のChromeにおいて、閲覧中のページやコンテンツの種類に関係なくShockwave Flashが頻繁にクラッシュするという報告が寄せられています。問題がChromeブラウザーだけに限定されていると指摘する声もある一方で、Microsoft EdgeやInternet Explorerにも影響するシステム全体の問題だとする意見もあります。
なお、Adobe社は2020年末をもってFlash Player(Shockwave Flash)のサポートを終了しています。現在もFlashコンテンツが必要な特殊な環境向けの情報として、本記事では効果的なトラブルシューティング手順を詳しく解説します。

ChromeでShockwave Flashがクラッシュする原因
Shockwave FlashはAdobe Flashとは別のマルチメディアシステムで、ブラウザー上で音声・動画ファイルを再生するために使われてきました。Chromeで動画コンテンツを再生しようとした際に発生するクラッシュの主な原因は以下のとおりです。
- 旧バージョンのWindowsでは2つのFlashバージョンが同時に動作していたため、クラッシュが発生していました。
- インストール済みのFlashプラグイン同士の競合が、クラッシュの原因となることがあります。
- 現在のGoogle Chromeは、システム全体へのFlashインストールを検出すると内蔵版を自動的に無効化するため、通常この問題は起こりません。ただし、Chromeのバージョンが古い場合は問題が発生する可能性があります。
- Chrome拡張機能、ブラウザーキャッシュの肥大化、Windows自体のバージョンが古いことも原因になり得ます。
方法1:Chromeを最新版に更新する
Google Chromeを最新バージョンに更新することで、ブラウザーの不具合が解消され、パフォーマンスも向上します。ChromeはOS側のFlashインストールを検出すると内蔵のFlashを自動的に無効化しますが、これがクラッシュやフリーズ、ブラウザー全体の不安定さにつながることもあります。まずはChromeを最新版に更新しましょう。
補足: 通常、Chromeは新しいアップデートが配信されると自動的に更新されますが、手動設定やサードパーティ製ソフトウェアによってこの動作が変更されている場合があります。
- Windowsキーを押し、「Chrome」と入力してEnterキーを押します。
- 右上の三点リーダーアイコン(縦に3つ並んだ点)をクリックし、「ヘルプ」を選択します。
- 「Google Chromeについて」を選択します。
補足: アドレスバーにchrome://settings/helpと入力してEnterキーを押せば、直接このページを開くこともできます。 - すでに最新版の場合は「Chromeは最新です」と表示されます。アップデートが存在する場合は自動的に更新が始まるので、完了後「再起動」をクリックします。
- 最後に、最新バージョンのChromeを再起動して完了です。
方法2:ハードウェアアクセラレーションを無効にする(該当する場合)
ハードウェアアクセラレーションは、映像やテキストの描画処理をGPUに任せることで快適な動画視聴を実現する機能ですが、裏を返せば「Shockwave Flashがクラッシュしました/応答していません」エラーの原因になることもあります。一度オフにして挙動を確認してみましょう。
- Google Chromeを起動し、右上の三点リーダーアイコンをクリックします。
- 「設定」を開きます。
- 下向き矢印で「詳細設定」を展開し、「システム」をクリックします。
- 「使用可能な場合はハードウェア アクセラレーションを使用する」のトグルをオフにします。
- 「再起動」をクリックして変更を反映させます。
方法3:すべての拡張機能を無効にする(該当する場合)
使用中の拡張機能のいずれかがFlashと干渉している可能性もあります。拡張機能を無効にした状態でクラッシュが発生しなくなれば、原因は拡張機能にあると判断できます。
- Google Chromeを起動します。
- 右上の縦3点アイコンをクリックします。
- 「その他のツール」→「拡張機能」を選択します。
補足: アドレスバーにchrome://extensions/と入力してEnterキーを押しても、拡張機能ページへ直接アクセスできます。 - 無効にしたい拡張機能のトグルをオフにします(例として「Google Meet Grid View」を使用)。
補足: 特定の拡張機能を無効にすることでエラーが解決した場合は、「削除」をクリックしてブラウザーから取り除きましょう。 - 最後にChromeを再読み込みします。
方法4:閲覧データを消去する
ブラウザーキャッシュは閲覧体験を快適にする一方、蓄積が続くと肥大化し、今回のようなエラーを引き起こすことがあります。「Google ChromeでキャッシュとCookieを消去する方法」のガイドを参考に、閲覧データを一度クリアしてみてください。

方法5:JavaScriptを有効にする
Chrome上の一部の機能は、正常に動作するためにJavaScriptを必要とします。以下の手順で有効になっているか確認しましょう。
- Google Chromeを開きます。
- 右上の三点リーダーアイコンをクリックし、「設定」を開きます。
- 「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。
- 「サイトの設定」をクリックします。
- 下にスクロールし、「コンテンツ」セクションの「JavaScript」をクリックします。
- 「サイトでJavaScriptを使用できるようにする」を有効にします。
方法6:Chromeの設定をリセットする
Chromeの動作を妨げる問題を検出・修復するための機能がGoogleから提供されています。設定を初期状態に戻すことで、不具合が解消される場合があります。
- Google Chromeの設定画面を開きます。
- 左ペインの「詳細設定」から「リセットとクリーンアップ」を選択します。
- 「設定を元の既定値に戻す」をクリックします。
- 確認画面で「設定をリセット」ボタンをクリックします。
方法7:Chromeを再インストールする
拡張機能の無効化、ハードウェアアクセラレーションのオフ、アップデートの適用などを試してもエラーが解決しない場合、Chrome本体のファイルが破損している可能性があります。その場合は再インストールが最も確実な解決策です。
- Windowsキーを押し、「アプリと機能」と入力して「開く」をクリックします。
- 検索ボックスで「Chrome」を検索します。
- 「Chrome」を選択し、「アンインストール」ボタンをクリックします。
- 確認のため、もう一度「アンインストール」をクリックします。
- Windowsキーを押し、「%localappdata%」と入力して「開く」をクリックし、AppData Localフォルダーを開きます。
- 「Google」フォルダーをダブルクリックします。
- 「Chrome」フォルダーを右クリックし、「削除」を選択します。
- 再度Windowsキーを押し、「%appdata%」と入力して「開く」をクリックし、AppData Roamingフォルダーを開きます。
- 手順6〜7と同じ要領で、「Google」フォルダー内の「Chrome」フォルダーを削除します。
- PCを再起動します。
- 公式サイトから最新版のGoogle Chromeをダウンロードします。
- セットアップファイルを実行し、画面の指示に従ってChromeをインストールします。
方法8:Windowsを更新する
Windows 10を最新の状態に保つことは、システム不具合の解消やパフォーマンス向上につながります。特にInsiderビルドを使用している場合、Flashがクラッシュするバグに遭遇している可能性があります。実際、バージョン10130や10147でFlash関連の問題が多数報告されています。未適用のアップデートがある場合は、必ずインストールしてから挙動を確認してください。

方法9:デバイスドライバーを更新する
専用サウンドカードとWindows 10との相性の問題が、Flash Shockwaveのクラッシュを引き起こすケースもあります。特にRealtekドライバーでの発生報告が多くなっています。古い、または破損したサウンドデバイスドライバーが原因の可能性があるため、「Windows 10でRealtek HDオーディオドライバーを更新する方法」のガイドを参考にドライバーを更新してください。
同様に、グラフィックスドライバーも最新版に更新しておくと、他の問題の予防になります。
方法10:ヘッドホンの設定を変更する
ヘッドホン使用時だけFlashがクラッシュする場合は、サウンドメニューの設定変更で改善できる可能性があります。ヘッドホンが既定のオーディオデバイスとして正しく設定されているか確認しましょう。
- Windows + Rキーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 「mmsys.cpl」と入力し、Enterキーを押して「サウンド」ウィンドウを起動します。
- 「再生」タブでヘッドセットを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
補足: 「Dolby Audio」タブが表示される場合は、それを開いて有効にします。 - 「詳細」タブで、「既定の形式」のドロップダウンから「16 ビット、44100 Hz (CD 音質)」を選択します。
- 「適用」→「OK」の順にクリックして変更を保存します。
- 最後にPCを再起動します。
補足: 再起動後にヘッドセットを通常どおり使用し、Chromeでのクラッシュが解消されたか確認してください。
方法11:別のWebブラウザーを使う
ここまでの方法を試しても改善しない場合、ブラウザーを乗り換えるのが最後の手段です。ただし、この方法が有効なのは、問題がGoogle Chromeに限定されており、システム全体には影響していない場合のみです。
Mozilla Firefox、Microsoft Edge、Operaなど、別のWebブラウザーでFlashコンテンツを再生できます。いくつか試してみて、自分の用途に最も合ったものを見つけましょう。

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