Windows 11でDNSサーバーを変更する方法|設定アプリとコントロールパネルの手順を解説
DNS(Domain Name System/ドメインネームシステム)は、ドメイン名をIPアドレスに対応付ける仕組みで、インターネットに接続・アクセスするうえで極めて重要な役割を担っています。この仕組みのおかげで、私たちは複雑なIPアドレスではなく「techcult.com」のような分かりやすい名前でWebサイトにアクセスできるのです。
いわばDNSは「インターネットの電話帳」のようなもの。数字の羅列を覚えなくても、名前だけで目的のサイトへたどり着けるようにしてくれます。多くのユーザーはプロバイダー(ISP)が提供するデフォルトのDNSサーバーをそのまま使っていますが、それが必ずしも最適な選択とは限りません。低速なDNSサーバーは通信速度の低下を招き、場合によってはインターネットから切断される原因にもなりかねません。安定した接続を維持するためには、信頼性と速度に優れたDNSサービスを選ぶことが大切です。
この記事では、必要に応じてWindows 11でDNSサーバーの設定を変更する方法を詳しく解説します。
Windows 11でDNSサーバー設定を変更する方法
GoogleやCloudflareといった大手IT企業は、無料で利用でき、信頼性とセキュリティに優れた公開DNSサーバーを多数提供しています。中には、ペアレンタルコントロール機能によって子どもが使用する端末上の不適切なコンテンツをフィルタリングできるサービスもあります。特におすすめの信頼できるDNSサービスは以下の通りです。
- Google DNS:8.8.8.8 / 8.8.4.4
- Cloudflare DNS:1.1.1.1 / 1.0.0.1
- Quad9:9.9.9.9 / 149.112.112.112
- OpenDNS:208.67.222.222 / 208.67.220.220
- CleanBrowsing:185.228.168.9 / 185.228.169.9
- Alternate DNS:76.76.19.19 / 76.223.122.150
- AdGuard DNS:94.140.14.14 / 94.140.15.15
それでは、Windows 11のPCでDNSサーバーを変更する具体的な手順を見ていきましょう。
方法1:設定アプリから変更する
Windows 11では、「設定」アプリからWi-Fiとイーサネットのどちらの接続でもDNSサーバーを変更できます。
方法1A:Wi-Fi接続の場合
1. Windows + Iキーを同時に押して「設定」ウィンドウを開きます。
2. 左側のメニューから「ネットワークとインターネット」をクリックします。
3. 「Wi-Fi」を選択します。

4. 接続中のWi-Fiネットワークの「ハードウェアのプロパティ」をクリックします。

5. 「DNS サーバーの割り当て」の横にある「編集」ボタンをクリックします。

6. 「DNS設定の編集」のドロップダウンリストから「手動」を選択します。

7. 「IPv4」のトグルをオンにします。
8. 「優先 DNS」と「代替 DNS」の各フィールドに、利用したいDNSサーバーのアドレスを入力します。

9. 最後に「保存」をクリックして完了です。
方法1B:イーサネット接続の場合
1. 前述の手順と同様に「設定」>「ネットワークとインターネット」を開きます。
2. 「イーサネット」をクリックします。

3. 「DNS サーバーの割り当て」の「編集」ボタンを選択します。

4. 「DNS設定の編集」で「手動」を選択します。
5. 「IPv4」のトグルをオンにします。
6. 「優先 DNS」と「代替 DNS」に、冒頭の一覧から選んだDNSサーバーアドレスを入力します。
7. 「優先 DNS 暗号化」を「暗号化された優先、暗号化されていない許可」に設定します。詳細は下の画像を参照してください。

方法2:コントロールパネルの「ネットワーク接続」から変更する
コントロールパネルからも、Wi-Fiとイーサネット両方の接続に対してDNSサーバー設定を変更できます。
方法2A:Wi-Fi接続の場合
1. タスクバーの「検索アイコン」をクリックし、「ネットワーク接続の表示」と入力して「開く」をクリックします。

2. 「Wi-Fi」のネットワーク接続を右クリックし、「プロパティ」を選択します。

3. 「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選択した状態で「プロパティ」ボタンをクリックします。

4. 「次の DNS サーバーのアドレスを使う」にチェックを入れ、以下のように入力します。
優先 DNS サーバー:1.1.1.1
代替 DNS サーバー:1.0.0.1
5. 最後に「OK」をクリックして変更を保存し、画面を閉じます。

方法2B:イーサネット接続の場合
1. 前述と同じ手順で、Windowsの検索から「ネットワーク接続の表示」を起動します。
2. 「イーサネット」のネットワーク接続を右クリックし、「プロパティ」を選択します。

3. 「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。

4. 方法2Aの手順4〜5と同じ操作を行えば、イーサネット接続のDNSサーバー設定を変更できます。
まとめ
本記事では、Windows 11でDNSサーバー設定を変更する方法として、設定アプリを使う手順とコントロールパネルを使う手順の2通りを解説しました。どちらの方法も数分で完了するので、インターネットの速度低下や接続不安定に悩んでいる場合は、Google DNSやCloudflare DNSなど信頼性の高い公開DNSへの切り替えをぜひ試してみてください。
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