Windows 11でDNSサーバーを変更する5つの方法|設定・コマンド・フリーツールまで徹底解説
DNS(Domain Name System)サーバーは、ブラウザーのURLバーに入力したウェブサイトのドメイン名(Google.com、Yahoo.comなど)をIPアドレスへ変換する役割を担っています。DNSサーバーが存在しなければ、ドメイン名を使ってブラウザーでウェブサイトを開くことはできません。
通常、デフォルトのDNSサーバーは契約しているISP(インターネットサービスプロバイダー)から提供されるものですが、必ずしも最速で信頼性が高いとは限りません。別のサーバーを利用したい場合は、いくつもの代替手段へ簡単に切り替えられます。
本記事では、DNSサーバーの設定を変更する5つの方法を詳しく解説します。
1. 設定アプリからDNSサーバーを変更する方法
Windowsの「設定」には、ネットワークやインターネットに関する多彩なオプションが用意されており、もちろんDNSサーバーの変更も可能です。手順は以下の通りです。
- スタートメニューから「設定」アプリを開きます。
- 「ネットワークとインターネット」を選択します。
- 「Wi-Fi」または「イーサネット」をクリックします。
- 「ネットワークの詳細設定」で、使用中のWi-FiまたはEthernetのネットワークアダプターを選択します。
- 「追加のプロパティを表示」をクリックします。
- 「DNS サーバーの割り当て」の横にある「編集」ボタンを押します。

- 「手動」を選択します。
- IPv4が無効になっている場合はオンにします。
- 「優先 DNS」と「代替 DNS」の欄に新しいサーバーアドレスを入力します。

- 「保存」ボタンをクリックして完了です。
関連記事:サードパーティ製DNSサーバーを使う方が安全な理由
2. コントロールパネルからDNSサーバーを変更する方法
Microsoftは徐々にコントロールパネルを縮小傾向にありますが、今でも便利な機能が多く残っています。その中の「ネットワーク接続」アプレットから、アダプター設定を変更してDNSサーバーを切り替えられます。
- Win + Xキーを押してパワーユーザーメニューを表示し、「ファイル名を指定して実行」を選択します。

- 実行ダイアログに「Control Panel」と入力し、「OK」をクリックします。
- 「表示方法」のドロップダウンメニューで「大きいアイコン」を選択します。

- 「ネットワークと共有センター」を開きます。
- 左側の「アダプターの設定の変更」をクリックします。
- 使用中のネットワークアダプターを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

- 「ネットワーク」タブで「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選び、「プロパティ」ボタンをクリックします。
- 「次の DNS サーバーのアドレスを使う」ラジオボタンを選択します。
- 優先および代替DNSアドレスを入力します。

- 各ウィンドウで「OK」を押して設定を確定します。
3. コマンドプロンプトでDNSサーバーを変更する方法
コマンド操作が好きな方は、コマンドプロンプトの「Netsh」ユーティリティを使ってDNSサーバーを変更することもできます。
具体的な手順は以下の通りです。
- Win + Sキーで検索ボックスを開きます。
- 「cmd」と入力してコマンドプロンプトを探します。
- 検索結果の「管理者として実行」を選択します。
- インターフェース名の一覧を表示するため、次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
netsh interface show interface - 現在接続中のネットワークインターフェース名をメモします。

- 続いて、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
netsh interface ipv4 set dnsservers "Interface Name" static preferred-DNS-address primary - 代替DNSサーバーを指定するには、さらに次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
netsh interface ipv4 add dnsservers "Interface Name" alternate-DNS-address index=2
コマンド内の「preferred-DNS-address」「alternate-DNS-address」「"Interface Name"」は、実際のDNSサーバーアドレスとインターフェース名に置き換えてください。たとえば、Wi-FiインターフェースでGoogle DNSに変更するコマンドは次のようになります。
netsh interface ipv4 set dnsservers "Wi-Fi" static 8.8.8.8 primary
netsh interface ipv4 add dnsservers "Wi-Fi" 8.8.4.4 index=2上記はIPv4向けのコマンドです。IPv6を利用している場合は、下のスクリーンショットのようにコマンド内の「ipv4」を「ipv6」に置き換えてください。

4. PowerShellでDNSサーバーを変更する方法
Windows PowerShellでもDNSサーバー設定を変更できます。ただし、入力するコマンドはコマンドプロンプトとは異なります。
「Set-DNSClientServerAddress」コマンドを使用する手順は以下の通りです。
- Windows 11の検索ボックスを開きます。
- 「PowerShell」と入力します。
- 検索結果の「管理者として実行」をクリックします。
- まず、次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
Get-DnsClientServerAddress - インターネット接続(Wi-FiまたはEthernet)の「InterfaceAlias」をメモします。

- DNSサーバーを変更するには、次のコマンドを入力します。
Set-DNSClientServerAddress "InterfaceAlias" –ServerAddresses ("preferred-DNS-address", "alternate-DNS-address") - Enterキーを押してコマンドを実行します。

上記コマンドは、「InterfaceAlias」「preferred-DNS-address」「alternate-DNS-address」の部分を実際の値に置き換えない限り反映されません。たとえば、Wi-FiでGoogle DNSに変更するコマンドは次のようになります。
Set-DNSClientServerAddress "Wi-Fi" –ServerAddresses ("8.8.8.8", "8.8.4.4")5. フリーソフト「DNS Jumper」でDNSサーバーを変更する方法
サードパーティ製ツールを使う方法もあります。「DNS Jumper」は無料で使えるポータブルユーティリティで、36種類のDNSサーバーから選択できるのが魅力です。アドレスを自分で調べる必要がないため、初心者にもおすすめです。
DNS Jumperでの変更手順は以下の通りです。
- DNS Jumperの公式ページを開きます。
- ページ下部の「Download」をクリックします。
- ファイルエクスプローラーを開きます(Win + E)。
- ダウンロードしたDNS JumperのZIPファイルがあるフォルダーを開きます。
- 「すべて展開」を選択します。

- 展開先を変えたい場合は「参照」ボタンをクリックします。
- 「完了時に展開されたファイルを表示する」にチェックを入れます。

- 「展開」をクリックします。
- 展開されたフォルダー内の「DnsJumper」をダブルクリックして起動します。

- 「Choose default DNS server」のドロップダウンメニューをクリックします。
- 利用したいサーバーを選択します。

- 一覧に目的のサーバーがない場合は、「Custom DNS Server」にチェックを入れ、プライマリ・代替アドレスを手動入力できます。
- 「Apply DNS」ボタンを押して完了です。
なお、DNS Jumperのデスクトップショートカットを作成しておくと便利です。展開フォルダー内のDnsJumperを右クリックし、「その他のオプションを表示」→「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」の順に選択してください。
関連記事:デスクトップショートカットとは?仕組みをわかりやすく解説
主要な代替DNSサーバーのアドレス一覧
DNS Jumperを使わない場合は、各サーバーのアドレスを調べて入力する必要があります。Google、Cloudflare、Quad9、CleanBrowsing、OpenDNSは定番の人気DNSサービスです。検索の手間を省けるよう、IPv4アドレスをまとめました。
- Google:8.8.8.8(優先)/8.8.4.4(代替)
- OpenDNS:208.67.222.222(優先)/208.67.220.220(代替)
- Cloudflare:1.1.1.1(優先)/1.0.0.1(代替)
- CleanBrowsing:185.228.168.9(優先)/185.228.169.9(代替)
- Quad9:9.9.9.9(優先)/149.112.112.112(代替)
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まとめ:快適な通信のためにお試しあれ
以上の方法を使えば、Windows 11でのDNSサーバー変更は比較的簡単に行えます。特にDNS Jumperは、一度ダウンロードして展開してしまえば、最も素早く手軽に切り替えられる手段といえます。どの方法を選んでも、Google Public DNSやOpenDNS、Cloudflareなどは、現在使用中のサーバーよりも高速かつ安定している可能性があります。ぜひ一度試してみてください。
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