Windows PCで「現在利用可能な電源オプションがありません」エラーを修正する6つの方法
パソコンをシャットダウンまたは再起動しようとした際に、「現在利用可能な電源オプションがありません(There are currently no power options available)」というエラーメッセージが表示されたことはありませんか?この状況では、スタートメニューの電源アイコンをクリックしてもシャットダウンや再起動のプロセスを実行できず、「シャットダウン」「再起動」「スリープ」「休止状態」のいずれの電源オプションも使用できない状態になります。代わりに、電源オプションが利用できない旨の通知が表示されるだけです。
本記事では、このエラーが発生する原因と、具体的な解決策をわかりやすく解説します。

「現在利用可能な電源オプションがありません」エラーの主な原因
このエラーは、以下のようなさまざまな要因によって引き起こされます。
- 電源オプションメニューの不具合:最も一般的な原因は、電源オプションメニュー自体の不具合です。Windows Update の後に発生することが多く、電源のトラブルシューティングツールの実行やコマンドプロンプトの操作で解消できる場合があります。
- システムファイルの破損:システムファイルの一部が破損していると、この問題が発生しやすくなります。多くのユーザーが、SFC/DISM スキャンやシステムの復元によってエラーが解消されたと報告しています。
- NoClose レジストリキー:NoClose レジストリキーが有効になっていると、このエラーが発生します。レジストリエディターで無効化することで解決できます。
- ユーザー権利の割り当ての問題:ユーザー権利の割り当てに不整合がある場合も、このエラーが表示されることがあります。「ローカルセキュリティポリシー」の設定変更で対処できます。
- その他の理由:レジストリの破損やサードパーティ製アプリの不具合なども、Windows 10 でこのエラーメッセージが表示される原因となることがあります。
以下に、Windows 10 PC でこの問題を解決するためのトラブルシューティング手順を紹介します。
方法1:レジストリエディターで NoClose キーを無効化する
電源オプションが使えない問題を解決するには、まず NoClose が無効になっていることを確認しましょう。以下の手順に従ってください。
1. Windows + R キーを同時に押して、ファイル名を指定して実行ダイアログボックスを開きます。
2. 「regedit」と入力してOKをクリックします。

3. 以下のパスへ移動します。
Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
- HKEY_LOCAL_MACHINE を開く
- SOFTWARE をクリック
- Microsoft を選択
- Windows をクリック
- CurrentVersion を選択
- Policies を選択
- 最後に Explorer を開く

4. NoClose をダブルクリックします。
5. 値のデータを「0」に設定します。
6. 最後にOKをクリックして、レジストリ値を保存します。
方法2:ローカルセキュリティポリシーでユーザー名の競合を解決する
ユーザー名に不整合がある場合にも、このエラーメッセージが表示されることがあります。「ローカルセキュリティポリシー」ツールを使用し、ユーザー権利の割り当てポリシーを変更することで、実際に使用しているユーザー名が正しく認識され、競合が解消されます。
注意:この手順は Windows 10 と Windows 8.1 の両方に適用できます。
1. 前述の方法と同様に、ファイル名を指定して実行ダイアログボックスを開きます。
2. テキストボックスに「secpol.msc」と入力してOKをクリックします。

3. ローカルセキュリティポリシーエディターが開きます。
4. ローカルポリシー > ユーザー権利の割り当てを展開します。
5. 下図のように、トークン オブジェクトの作成をダブルクリックします。

6. 一覧を下にスクロールしてシャットダウン システムを見つけ、右クリックしてプロパティを選択します。
7. プロパティウィンドウが画面に表示されたら、Backup Operators を選択し、続けてユーザーまたはグループの追加...をクリックします。

8. 必要な情報が揃うまで、ユーザーまたはグループの選択ウィンドウを最小化しておきます。
9. 再びファイル名を指定して実行ダイアログボックスを開き、「control」と入力して Enter キーを押します。

10. コントロールパネルからユーザーアカウントに移動し、左側のペインで高度なユーザープロファイルのプロパティを構成するを選択します。

11. 表示されているプロファイル名をコピーします。
12. 手順8で最小化したウィンドウを元に戻し、コピーしたユーザー名をユーザープロファイル欄に貼り付けます。

13. 名前の確認 > OK をクリックします。
14. 最後に適用をクリックして変更を保存します。
15. 以上の手順が完了したら、アカウントからサインアウトしてください。
サインインし直した後、エラーが解消されているか確認してください。改善しない場合は、次の方法を試してみましょう。
方法3:Windows 電源のトラブルシューティングツールを実行する
Windows 電源のトラブルシューティングツールを実行すると、電源オプションの不具合を自動的に検出・修復できます。この方法は Windows 7、8、8.1、10 で利用可能です。
1. ファイル名を指定して実行ダイアログボックスを開き、Windows 10 の場合は「ms-settings:troubleshoot」と入力してOKをクリックします。
注意:Windows 7/8/8.1 の場合は、代わりに「control.exe/name Microsoft.Troubleshooting」と入力してください。

2. トラブルシューティング設定画面が直接開きます。追加のトラブルシューティングツールをクリックします。

3. その他の問題を検出して修復するセクションにある電源を選択します。

4. トラブルシューティングツールの実行をクリックすると、電源のトラブルシューティングツールが起動します。

5. システムの診断が始まります。処理が完了するまでお待ちください。
6. 問題が検出された場合は自動的に修復されます。指示が表示されたらこの修正を適用するをクリックし、画面の案内に従ってください。
7. すべての修正を適用したら、システムを再起動します。
方法4:コマンドプロンプトで電源オプションを復元する
コマンドプロンプトで特定のコマンドを実行することで、問題が解決したという報告もあります。以下の手順をお試しください。
1. Windows の検索バーに「cmd」と入力し、開くをクリックしてコマンドプロンプトを起動します。

2. 「powercfg –restoredefaultschemes」コマンドを入力し、Enter キーを押します。

3. システムを再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。
4. 改善しない場合は、コマンドプロンプトを再度開いて次のコマンドを入力します。
secedit /configure /cfg %windir%\inf\defltbase.inf /db defltbase.sdb /verbose
5. Enter キーを押してコマンドを実行します。
6. 改めてシステムを再起動してください。
これで「現在利用可能な電源オプションがありません」の問題が解決するはずです。それでも改善しない場合は、次の方法でスキャンを実行してみましょう。
方法5:SFC/DISM スキャンを実行する
システム ファイル チェッカー(SFC)と展開イメージのサービスと管理(DISM)のコマンドは、破損したシステムファイルを取り除くのに役立ちます。DISM は Windows Update コンポーネントから正常なファイルを取得し、SFC はローカルのバックアップを使って破損ファイルを置き換えます。それぞれのスキャン手順は以下の通りです。
1. 前述の方法と同様にコマンドプロンプトを起動します。
注意:必要に応じて、管理者として実行をクリックして管理者権限で起動してください。
2. 「sfc /scannow」コマンドを入力して SFC スキャンを開始し、Enter キーを押します。

3. SFC スキャンの完了を待ち、終了したらシステムを再起動します。
4. それでも Windows 10 で問題が解消されない場合は、次のように DISM スキャンを実行します。
5. コマンドプロンプトを再度開き、「dism /online /cleanup-image /restorehealth」と入力して Enter キーを押します。

6. DISM スキャンの完了を待ち、システムを再起動してエラーが解消されたか確認してください。
方法6:システムの復元を実行する
上記のすべての方法が失敗した場合は、システムの復元を実行してシステムを正常な動作状態に戻すのが効果的です。この方法は、電源オプションの問題だけでなく、パソコンの動作が遅い、応答しないといった問題の解消にも役立ちます。
注意:システムの復元を行っても、ドキュメント、画像、その他の個人データには影響ありません。ただし、最近インストールしたプログラムやドライバーはアンインストールされる場合があります。
1. Windows キーを押し、検索バーに「復元」と入力します。
2. 検索結果から復元ポイントの作成を開きます。

3. 左側のパネルからシステムのプロパティをクリックします。
4. システム保護タブに切り替え、システムの復元ボタンをクリックします。

5. 次へをクリックして進みます。

6. 復元ポイント(可能であれば自動復元ポイント)を選択し、次へをクリックします。
注意:システムの復元中に削除されるプログラムの一覧は、影響を受けるプログラムの検出をクリックすると確認できます。

7. 最後に復元ポイントを確認し、完了ボタンをクリックしてシステムの復元を開始します。
これにより、パソコンの問題がすべて解決され、電源オプションを問題なく使用できるようになります。
まとめ
このガイドが役に立ち、Windows PC の「現在利用可能な電源オプションがありません」エラーを無事に修正できたことを願っています。どの方法が最も効果的だったか、ぜひコメントでお知らせください。この記事に関するご質問やご提案がございましたら、お気軽にコメント欄にお寄せください。
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