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【解決法】Windowsで「現在利用可能な電源オプションがありません」と表示される場合の対処方法

一部のWindowsユーザーの間で、スタートメニューの電源アイコンをクリックしようとした際に「現在利用可能な電源オプションがありません(There are currently no power options available)」というエラーが発生する問題が報告されています。この問題は主にWindows 8.1およびWindows 10で発生するとされており、影響を受けたユーザーからは「突然すべての電源オプションが利用できなくなり、シャットダウン・再起動・スリープ・休止状態のいずれも電源オプションから選択できなくなった」という声が寄せられています。

「電源オプションがありません」エラーの原因とは?

この問題について、多数のユーザーレポートと実際に効果のあった修復手順をもとに調査を行いました。その結果、以下のような原因が考えられることが判明しています。

  • 電源オプションメニューの一時的な不具合 ― 最も一般的な原因です。システムファイルの破損とは関係なく、Windows Updateがきっかけで発生することが多く、トラブルシューティングツールやコマンドプロンプトを使って電源メニューを復元することで解決できます。
  • システムファイルの破損 ― 1つ以上のシステムファイルが破損していることが原因の場合もあります。同じエラーに直面したユーザーの多くは、SFC/DISMスキャンの実行やシステムの復元によって問題を解消できたと報告しています。
  • ユーザー権限の割り当てに関する問題 ― ユーザー権限の設定に不整合があると、このエラーが発生することがあります。ローカルセキュリティポリシーで電源メニューを使用するユーザー名を正しく設定したところ、問題が解決したという報告があります。
  • レジストリキーによる電源メニューの無効化 ― 特定のレジストリ値(NoClose)が有効になっていると、このエラーが引き起こされることが知られています。レジストリエディターでこの値を無効化することで解決したケースがあります。

本記事では、「現在利用可能な電源オプションがありません」エラーを解決するためのトラブルシューティング手順を複数ご紹介します。同じ状況にある他のユーザーが実際に試して成功した方法をまとめました。

すべての方法がお使いの環境に当てはまるとは限らないため、記載されている順番に沿って試すことをおすすめします。いずれかの方法で必ず問題が解決するはずです。

方法1:Windowsの電源トラブルシューティングツールを実行する

まずは、OS自身の自動修復機能で解決できるかどうかを確認しましょう。電源トラブルシューティングツールの実行だけで問題が解決したという報告もあります。

この方法はWindows 10で特に効果的ですが、Windows 7やWindows 8.1でも利用可能です。以下の手順で実行してください。

  1. Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「ms-settings:troubleshoot」と入力し、Enterキーを押して設定アプリのトラブルシューティング画面を開きます。
    注意: Windows 10より古いOSバージョンをお使いの場合は、代わりに「control.exe /name Microsoft.Troubleshooting」と入力してください。
  2. トラブルシューティング画面で下へスクロールし、「その他の問題の検出と解決」セクション内の「電源」をクリックします。次に「トラブルシューティングツールの実行」をクリックして、電源トラブルシューティングツールを起動します。
  3. 初期スキャンが完了するまで待ちます。問題が検出された場合は「この修正プログラムを適用する」をクリックし、画面の指示に従って修復を適用します。
  4. 修復が完了したらパソコンを再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。

それでも「現在利用可能な電源オプションがありません」エラーが表示される場合は、次の方法に進んでください。

方法2:コマンドプロンプトで電源オプションを復元する

管理者権限のコマンドプロンプトで特定のコマンドを実行することで、問題を解決できたユーザーもいます。以下の2つのコマンドを、推奨順に実行してみてください。

  1. Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enter を押して管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。UAC(ユーザーアカウント制御)の確認画面が表示されたら「はい」をクリックします。
  2. コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、既定の電源プランを復元します:
    powercfg –restoredefaultschemes
  3. パソコンを再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。まだ同じ問題が発生する場合は、手順1をもう一度実行してから手順4に進みます。
  4. 管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します:
    secedit /configure /cfg %windir%\inf\defltbase.inf /db defltbase.sdb /verbose
  5. コマンドの処理が完了したら、変更を適用するためにパソコンを再起動します。

それでも問題が解決しない場合は、次の方法に進みましょう。

方法3:SFC/DISMスキャンを実行する

システムファイルの破損が原因である可能性もあります。実際に、SFC(システムファイルチェッカー)DISM(展開イメージのサービスと管理)という組み込みユーティリティを実行することで問題を解決できたユーザーがいます。

SFCはローカルのバックアップを使って破損ファイルを置き換えるのに対し、DISMはWindows Updateコンポーネント経由でインターネットから正常なファイルを取得します。両方のスキャンを実行する手順は以下の通りです。

  1. Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enter を押して管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。UACの確認画面では「はい」を選択します。
  2. コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、システムファイルチェッカーのスキャンを開始します:
    sfc /scannow
  3. SFCスキャンが完了したらパソコンを再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。
  4. 再起動後も同じ問題が続く場合は、手順1を繰り返してもう一度コマンドプロンプトを開き、今度はDISMスキャン用に以下のコマンドを実行します:
    dism /online /cleanup-image /restorehealth
  5. スキャンが完了したら再度パソコンを再起動し、問題が解消されたかどうかを確認します。

それでも次回の起動時に同じエラーが表示される場合は、次の方法に進んでください。

方法4:ローカルセキュリティポリシーツールを使用する

ユーザー名に関連する不整合が原因でこの問題が発生している可能性もあります。同様の状況にあったユーザーの中には、ローカルセキュリティポリシーツールを開いてユーザー権利の割り当てポリシーを自分のユーザー名に合わせて変更することで問題を解決できた方がいます。

この手順はWindows 10とWindows 8.1の両方で有効であることが確認されており、権限の問題が原因であることを示唆しています。以下の手順で必要な変更を行いましょう。

  1. Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ボックスを開きます。「secpol.msc」と入力し、Enterキーを押してローカルセキュリティポリシーエディターを開きます。
  2. ローカルセキュリティポリシーの画面で「ローカルポリシー」を展開し、「ユーザー権利の割り当て」に移動します。
  3. 右側のペインで「トークン オブジェクトの作成」をダブルクリックします。
  4. 次に「システムのシャットダウン」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  5. システムのシャットダウンのプロパティ」画面で「Backup Operators」を選択し、「ユーザーまたはグループの追加」ボタンをクリックします。「ユーザーまたはグループの選択」ウィンドウが開いたら、必要な情報を取得するまで最小化しておきます。
  6. Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「control」と入力してEnterキーを押し、従来形式のコントロールパネルを開きます。「ユーザーアカウント > 高度なユーザープロファイルのプロパティの設定」に移動し、自分のプロファイル名をコピーします。
  7. 手順5で最小化しておいたウィンドウに戻り、ユーザープロファイルで確認した正確なユーザー名を入力します。「名前の確認」をクリックし、その後「OK」をクリックします。
  8. 適用」をクリックして変更を保存し、サインアウトしてから再度サインインし、問題が解決したかどうかを確認します。

それでも同じエラーが表示される場合は、次の方法に進みましょう。

方法5:レジストリエディターでNoCloseポリシーを変更する

多くのユーザーがこのエラーを解決して電源オプションを復元するために使用したのが、レジストリエディターを使った修正方法です。

具体的には、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer にある NoClose 値を探して変更します。NoCloseの値を0に設定することで、同じ問題を抱えていた複数のユーザーが解決に成功しています。

手順は以下の通りです。

  1. Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「regedit」と入力し、Enterキーを押してレジストリエディターを起動します。UACの確認画面が表示されたら「はい」をクリックします。
  2. レジストリエディター内で、左側のペインを使って以下の場所に移動するか、ナビゲーションバーに直接貼り付けてEnterキーを押します:
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
  3. Explorerキーに到達したら、右側のペインで「NoClose」をダブルクリックします。
  4. NoCloseの「値のデータ」を「0」に変更し、「OK」をクリックします。
  5. パソコンを再起動し、この方法が有効だったかどうかを確認します。

それでも次回の起動時に問題が続く場合は、最後の方法に進みましょう。

方法6:システムの復元ポイントを使用する

システムの復元を実行することでのみ問題を解決できたユーザーもいます。この手順では、以前作成された復元ポイントを使用して、マシンの状態を過去の時点まで戻します。

注意: この方法は、問題が発生する前に作成された復元ポイントが存在する場合にのみ有効です。

また、過去の状態に戻すことで問題が解決する可能性がある一方で、復元ポイント作成以降にインストールしたアプリケーションや保存したファイルが失われる点にも留意してください。

実行する場合は、以下の手順に従ってください。

  1. Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「rstrui」と入力し、Enterキーを押してシステムの復元ウィザードを起動します。
  2. システムの復元ウィザードの最初の画面で「次へ」をクリックします。
  3. 別の復元ポイントを表示する」にチェックが入っていることを確認します。利用可能なすべての復元ポイントが表示されたら、問題が発生する前の日時のものを選択し、「次へ」をクリックして進みます。
  4. 完了」をクリックして復元プロセスを開始します。このボタンをクリックするとパソコンが再起動され、以前の状態が復元されます。
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