Windows 10でファイルやフォルダーのコピーや移動時に発生する「不明なエラー(0x80004005)」の対処法
通常、Windows 10でファイルやフォルダーをコピー&ペーストする際に問題が発生することはほとんどありません。しかし、「不明なエラー(0x80004005)」が表示されてファイルやフォルダーをコピー・移動できなくなった場合、システムに何らかの不具合が起きているサインです。
このエラーにはさまざまな原因が考えられますが、重要なのは解決策です。この記事では、考えられる原因と、それに対する具体的な対処法を6つ紹介します。
Windows 10でファイル・フォルダーのコピーエラー(0x80004005)を修正する方法
方法1:別の解凍ソフトを使ってみる
圧縮ファイル(ZIPなど)を解凍する際にこのエラーが発生する場合は、使用している解凍ソフトに原因がある可能性があります。Windows標準の解凍機能で0x80004005エラーが出てファイルが開けなくなるケースは少なくありません。
その場合は、7-ZipやWinRARなどのサードパーティ製解凍ソフトをインストールして、再度ファイルを開いてみてください。多くの場合、これだけで問題が解決します。
方法2:jscript.dllとvbscript.dllを再登録する
別のソフトを使っても改善しない場合は、jscript.dllとvbscript.dllを再登録してみましょう。実際に、jscript.dllの再登録によって問題が解決したという報告が多数あります。
手順:
- Windowsの検索ボックスに「cmd」と入力し、検索結果の「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- UAC(ユーザーアカウント制御)の画面が表示されたら「はい」をクリックします。
- 以下の2つのコマンドを順に入力し、それぞれEnterキーで実行します。
regsvr32 jscript.dll
regsvr32 vbscript.dll - PCを再起動し、エラーが解消されたかどうかを確認します。
方法3:ウイルス対策ソフトのリアルタイム保護を一時的にオフにする
ウイルス対策ソフトのリアルタイム保護機能が、ファイルのコピーや移動時にエラー0x800703eeなどを引き起こすことがあります。まずはリアルタイム保護を一時的に無効化し、それでも改善しない場合はアンチウイルスソフトを完全にアンインストールしてみてください。アンインストールで解決したというユーザーの報告もあります。
サードパーティ製ウイルス対策ソフトの場合:
- タスクトレイ(通知領域)にあるウイルス対策ソフトのアイコンを右クリックし、「無効化」を選択します。
- 無効化する時間帯(15分や30分など、できるだけ短い時間)を選択します。
- 設定後、再度ファイルやフォルダーをコピー・移動できるか確認します。
Windows Defenderを使用している場合:
- 検索バーから「設定」を開くか、Windowsキー + Iを押して設定アプリを起動します。
- 「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 左側のメニューから「Windows セキュリティ」を選択し、「Windows セキュリティを開く」ボタンをクリックします。
- 「リアルタイム保護」のトグルスイッチをオフにします。
- PCを再起動して変更を保存し、エラーが解消されたか確認します。
方法4:ファイルやフォルダーの所有権を変更する
コピー・移動しようとしているファイルやフォルダーに対して、必要な所有権を持っていない場合も、このエラーが表示されます。管理者アカウントであっても、TrustedInstallerなど他のユーザーアカウントが所有するファイルにはアクセスできないことがあるためです。
手順:
- エラーが発生するファイルまたはフォルダーを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「セキュリティ」タブを開き、グループまたはユーザー名の一覧から該当するユーザーアカウントを選択します。
- 「編集」をクリックしてセキュリティウィンドウを開き、再度対象のユーザーアカウントを選択します。
- アクセス許可の一覧ですべての項目(特に「フルコントロール」)にチェックを入れ、「OK」で設定を保存します。
- 設定後、エラーが出ていたファイルやフォルダーのコピー・移動をもう一度試してください。
なお、グループまたはユーザー名の一覧に該当アカウントが表示されない場合は、「この操作を実行するのに必要なアクセス許可がありません」エラーの対処ガイドを参考に、所有権の取得を行ってください。
方法5:ファイルやフォルダーを圧縮してから転送する
コピー・転送しようとしているフォルダーのサイズが非常に大きい場合も、エラーが発生することがあります。その場合は、フォルダーをZIP形式などに圧縮してから転送するのがおすすめです。
- 転送したいフォルダーを選択して右クリックします。
- メニューから「圧縮」(ZIPファイルへ送る)を選択します。
- フォルダー全体のサイズが小さくなるので、改めて転送を試みます。
方法6:転送先のパーティションまたはディスクをNTFS形式にフォーマットする
外部ドライブなどへのコピー時にエラーが出る場合、転送先のドライブがNTFS以外の形式(FAT32など)になっている可能性があります。FAT32では4GBを超えるファイルを扱えないため、NTFSへのフォーマットが必要です。
外付けドライブの場合:エクスプローラーで外付けドライブを右クリックし、「フォーマット」を選択して、ファイルシステムに「NTFS」を指定して実行します。
内蔵HDDのパーティションの場合:コマンドプロンプトを使用して変換できます。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを順に入力し、それぞれEnterキーで実行します。
diskpart
list disk - ディスクの一覧が表示されたら、NTFSでフォーマットしたいディスクを選択します(Xは対象のディスク番号に置き換えてください)。
Select disk X - 次のコマンドでディスクをクリーンアップします。
Clean
「DiskPart はディスクを正常にクリーンな状態にしました」というメッセージが表示されれば成功です。 - プライマリパーティションを作成します。
Create partition primary - 続けて以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
Select partition 1
Active - NTFS形式でフォーマットします(Xは任意のボリュームラベル名に置き換えてください)。
format fs=ntfs label=X - ドライブ文字を割り当てます。
assign letter=G - コマンドプロンプトを閉じ、エラーが解消されたかどうかを確認します。
注意:フォーマットを実行するとドライブ内のデータはすべて消去されます。必ず必要なデータのバックアップを取ってから作業を行ってください。
まとめ
以上、Windows 10でファイルやフォルダーのコピーや移動時に発生する「不明なエラー(0x80004005)」の対処法を6つ紹介しました。解凍ソフトの変更、DLLの再登録、ウイルス対策ソフトの一時無効化、所有権の変更、ファイルの圧縮、NTFSへのフォーマットなど、状況に応じて試してみてください。
それでも問題が解決しない場合は、コメント欄でお気軽にご質問ください。
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