Windowsファイアウォールでアプリの通信を許可・ブロックする方法
サイバー攻撃やサイバー犯罪が年々増加している昨今、パソコンにファイアウォールを導入することは極めて重要になっています。パソコンがインターネットやその他のネットワークに接続すると、不正アクセスによる攻撃のリスクに常にさらされます。
そこでWindowsには、Windowsファイアウォールと呼ばれるセキュリティ機能が標準搭載されています。このファイアウォールは、システムに入ってくる不要な情報や有害な情報をフィルタリングし、危険性のあるアプリをブロックすることで、不正アクセスからパソコンを守ります。
Windows標準のアプリは、デフォルトでファイアウォールを通過できるようになっています。つまり、これらのアプリには例外が設定されており、インターネットとの通信が許可されているのです。
新しいアプリをインストールしたときの「Windows セキュリティの重要なお知らせ」
新しいアプリをインストールすると、そのアプリはネットワークへアクセスするために、自身の例外をファイアウォールに追加しようとします。その際、Windowsは「Windows セキュリティの重要なお知らせ」というダイアログを表示し、通信を許可してよいかどうかをユーザーに確認します。

しかし、何らかの理由で例外が自動的に追加されなかった場合や、以前に許可を拒否したアプリに対して改めて許可したい場合は、手動でファイアウォールに例外を追加する必要があります。逆に、特定のアプリのインターネット接続を防ぎたい場合は、例外を削除することも可能です。
本記事では、Windowsファイアウォールでアプリを許可またはブロックする方法を詳しく解説します。
作業前の注意点
設定を変更する前に、万が一問題が発生した場合に備えてシステムの復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。
方法1:Windows 10ファイアウォールでアプリを許可する
設定アプリから許可する手順
信頼できるアプリを設定から手動で許可するには、以下の手順を実行します。
1. スタートメニューの歯車アイコンをクリックするか、「Windowsキー + I」を押してWindowsの設定を開きます。
2. 「ネットワークとインターネット」をクリックします。

3. 「状態」タブに切り替えます。

4. 「ネットワーク設定の変更」セクションにある「Windows ファイアウォール」をクリックします。

5. 「Windows Defender セキュリティ センター」のウィンドウが開きます。
6. 「ファイアウォールとネットワーク保護」タブに切り替えます。

7. 「ファイアウォールによるアプリの許可」をクリックすると、「許可されたアプリ」ウィンドウが開きます。

8. この画面にたどり着けない場合や、他社製ファイアウォールを使用している場合は、タスクバーの検索ボックスから「Windows Defender ファイアウォール」を直接開き、「Windows Defender ファイアウォール経由のアプリまたは機能を許可」をクリックしてください。

9. 新しいウィンドウ内の「設定の変更」ボタンをクリックします。管理者権限が必要な場合は、確認メッセージに従ってください。

10. リストから許可したいアプリを見つけます。
11. 該当するアプリのチェックボックスにチェックを入れます。「プライベート」にチェックを入れると家庭や職場などのプライベートネットワークへのアクセスが許可され、「パブリック」にチェックを入れると公共のネットワークへのアクセスが許可されます。
12. リストに目的のアプリが見つからない場合は、「別のアプリの許可...」をクリックします。次に「参照」ボタンを押して対象のアプリを選択し、「追加」ボタンをクリックします。

13. 「OK」をクリックして設定を確定します。

コマンドプロンプトから許可する手順
コマンドプロンプトを使って信頼できるアプリを許可するには、以下の手順を実行します。
1. タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力します。

2. 「Ctrl + Shift + Enter」を押して、管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。
3. 次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
netsh advfirewall firewall add rule name="app_name" dir=in action=allow program="app_path/app.exe" enable=yes
注意:「app_name」と「app_path/app.exe」の部分は、実際のアプリ名と実行ファイルのパスに置き換えてください。
方法2:Windows 10ファイアウォールでアプリをブロックする
設定アプリからブロックする手順
1. アプリを許可するときと同じ手順で「Windows Defender セキュリティ センター」を開きます。
2. 「ファイアウォールとネットワーク保護」タブで「ファイアウォールによるアプリの許可」をクリックします。

3. 「設定の変更」をクリックします。
4. リストからブロックしたいアプリを見つけて、そのチェックボックスのチェックを外します。

5. アプリを選択して「削除」ボタンをクリックすれば、リストからアプリを完全に取り除くこともできます。

6. 「OK」ボタンをクリックして変更を確定します。
コマンドプロンプトからブロックする手順
コマンドプロンプトを使ってアプリをブロックするには、以下の手順を実行します。
1. タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力します。
2. 「Ctrl + Shift + Enter」を押して、管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。
3. 次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
netsh advfirewall firewall add rule name="app_name" dir=in action=block program="app_path/app.exe" enable=yes
注意:「app_name」と「app_path/app.exe」の部分は、実際のアプリ名と実行ファイルのパスに置き換えてください。
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まとめ
上記の方法を使えば、Windowsファイアウォールでアプリの通信を簡単に許可またはブロックできます。また、より手軽に操作したい場合は、「OneClickFirewall」のようなサードパーティ製ツールを利用するのも一つの選択肢です。ファイアウォールの設定を適切に管理することで、パソコンを不正アクセスやマルウェアの脅威から守りましょう。
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