Windows Update エラー 0x800b0109 の原因と5つの解決方法を徹底解説
この記事では、Windows 10 で最新の Windows Update や機能更新プログラムをインストールしようとした際に表示される、エラーコード 0x800b0109 の解決方法を詳しく解説します。
最新の更新プログラムをインストールしようとすると、以下のようなエラーが表示されることがあります。

エラーコード 0x800b0109 が発生する原因
エラーコード 0x800b0109 は、「証明書チェーンは処理されましたが、信頼プロバイダーによって信頼されていないルート証明書で終了しました」というメッセージとともに表示されます。
これは、インストールしようとしている更新プログラムに証明書(セキュリティ署名)が割り当てられており、それをクライアント側(更新プログラムをインストールするマシン)が「信頼できる」と認識する必要があることを意味します。この信頼関係が確認できない場合に、本エラーが発生します。
ただし、必要な証明書がすでにマシンにインストールされているにもかかわらず、エラーが表示されるケースもあります。その場合の対処法も含めて、以下で順番に紹介していきます。
Windows 10 でエラーコード 0x800b0109 を解決する5つの方法
ここでは、効果が確認されている解決策を5つ紹介します。上から順番に試していくのがおすすめです。
修正方法1:レジストリで署名済み更新プログラムを許可する
Windows Update を正常にインストールするには、「署名済み更新プログラムの許可(AcceptTrustedPublisherCerts)」設定が有効になっている必要があります。以下の手順で有効化してください。
- スタートボタンをクリックし、「regedit」と入力して Enter キーを押します

- ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」をクリックします
- 次のキーへ移動します:
HKEY_LOCAL_MACHINE \ Software \ Policies \ Microsoft \ Windows \ WindowsUpdate - 「WindowsUpdate」フォルダを右クリックし、「新規」>「DWORD (32ビット) 値」を選択します
- 値の名前を AcceptTrustedPublisherCerts に変更し、ダブルクリックして「表記方法」を16進数にしたうえで、値のデータに「1」を入力します
- 「OK」をクリックします

- レジストリエディターを閉じます
- パソコンを再起動します
- 再度 Windows Update を実行します
- それでもエラーコード 0x800b0109 が表示される場合は、次の修正方法に進んでください
修正方法2:Windows Update のトラブルシューティングツールを実行する
それでも問題が解決しない場合は、Windows 10 に標準搭載されている「Windows Update のトラブルシューティングツール」を利用しましょう。自動的に問題を検出し、修復してくれます。
実行手順は以下の通りです。
- Windows 10 のデスクトップを表示します
- スタートをクリックし、設定(歯車アイコン)を選択します

- 更新とセキュリティをクリックします

- 左側のメニューからトラブルシューティングを選択し、「Windows Update」をクリックして「トラブルシューティングツールの実行」を押します

- ツールがシステムのチェックを行います。指示が表示されたら「この修正を適用する」をクリックします
修正方法3:更新プログラムを手動でインストールする
エラーが発生している特定の更新プログラムを、手動でダウンロードしてインストールすることでも問題を解決できます。手順は以下の通りです。
- Windows Update を手動で実行します
- スタート > 設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update タブ > 「更新プログラムのチェック」をクリックします
- 更新プログラムのダウンロードとインストールが開始されます
- エラーコード 0x800b0109 で失敗した更新プログラムは、下の画像のように表示されます

- 画像の例では、「Windows Defender 用定義更新プログラム – KB2267602」のインストールに失敗しています
- エラー画面から KB 番号(KB2267602 など)を控えます※KB番号は環境によって異なります
- Microsoft Update カタログのサイトにアクセスします
- KB番号で検索します
- 該当する更新プログラムをダウンロードします
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールします
- インストール完了後、パソコンを再起動します
- 再度 Windows Update を実行し、残りの更新プログラムをすべて適用します
修正方法4:DISM ツールを使用する
Windows 10 に標準搭載されている DISM(Deployment Image Servicing and Management)ツールを使うと、OS のシステムファイルをスキャンし、破損やエラーを自動的に修復できます。以下の手順で実行してください。
- スタートをクリックし、「cmd」と入力します。表示された「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します
- 黒いウィンドウ(コマンドプロンプト)に、以下の2つのコマンドを1行ずつ入力して Enter キーを押します
- dism.exe /online /cleanup-image /scanhealth
- dism.exe /online /cleanup-image /restorehealth
- ツールがシステムをスキャンし、エラーコード 0x800b0109 の原因となり得る問題を自動的に修復します
- スキャンが完了したら、システムを再起動します
- 再度 Windows Update を実行します
修正方法5:Windows Update のキャッシュを再構築する
破損した更新プログラムのキャッシュファイルが原因で、0x800b0109 エラーが発生することもあります。以下の手順でキャッシュをリセットしてみましょう。
- スタートをクリックし、「cmd」と入力します。「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します
- 黒いウィンドウに、以下のコマンドを太字の順番どおりに1行ずつ入力し、それぞれ Enter キーを押します
- net stop wuauserv
- cd %systemroot%\SoftwareDistribution
- ren Download Download.old
- net start wuauserv
- net stop bits
- net start bits
- net stop cryptsvc
- cd %systemroot%\system32
- ren catroot2 catroot2old
- net start cryptsvc
- パソコンを再起動します
- 再度 Windows Update を実行します
SCCM でサードパーティ製更新プログラムがエラー 0x800b0109 で失敗する場合
SCCM(System Center Configuration Manager)を使用して Adobe Reader や 7-Zip などのサードパーティ製更新プログラムを配布する際にも、同様のエラーが発生することがあります。クライアント端末では以下のようなメッセージが表示されました。
「詳細情報」をクリックすると、エラー 0x800b0109(-2146762487)が確認できました。

このエラーを解消するには、サードパーティ製更新プログラムをインストールするすべてのクライアント端末の「信頼されたルート証明機関」と「信頼された発行元」の各証明書ストアに、SCCM および WSUS の証明書を再適用する必要があります。
筆者の場合は、グループポリシーを使って証明書を一括配布することで対応しました。
「スキャンの失敗」というエラー 0x800b0109 が表示される場合
最後に紹介するのは、「スキャンの失敗:エラー 0x800b0109」というメッセージです。これは Windows 10 で Windows Update を開き、「更新プログラムのチェック」をクリックした際に何度か確認されたエラーです。
このエラーが表示されると、更新プログラムのチェック自体が行えなくなります。このケースでは、上記の修正方法1(レジストリ設定)で解決できる可能性が高いです。
まとめ
この記事では、エラーコード 0x800b0109 に対して考えられるすべての解決策を紹介しました。筆者も職場でこのエラーに何度も遭遇しており、解決経験は十分にあります。
もし Windows Update 実行時にエラー 0x800b0109 が表示され、本ガイドの解決策を試しても改善しない場合は、ぜひコメント欄でお知らせください。問題の解決をお手伝いいたします。
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