.NET Frameworkインストール時にエラーコード0x80071AB1が表示される?Windows 11で使える5つの解決策を徹底解説
真っ新な状態のWindows 11をインストールしたばかりなのに、昔から使っているアプリを入れようとしたら「.NET Framework 3.5が必要」と表示されて困ったことはありませんか。さらに、以前アンインストールした.NET Framework 4.8を再インストールしたいというケースもあるでしょう。
ところが、いざインストールしようとすると、エラーコード0x80071AB1が表示されて先に進めない——。このエラーの多くは、Windows Update機能に何らかの問題が起きていることが原因です。
この記事では、.NET Frameworkのインストールを完了させ、目的のアプリをPCで快適に使えるようにするための対処法を、初心者の方にもわかるように順を追って解説します。
1. Windows Updateを実行してみる
新しいバージョンの.NETをインストールしたい場合、まず試すべきなのがWindows Updateです。.NET Framework 3.5以降のバージョンは主にWindows Update経由で配布されているため、最初の一手として最適といえます。
Win + Iキーを押して設定アプリを開き、左側のサイドバーからWindows Updateを選択します。次に、右側のペインにある更新プログラムのチェックボタンをクリックしましょう。
Windowsが利用可能なアップデートを検索します。一覧に.NET関連の項目が表示されたら、そのままWindows Updateからインストールしてください。
2. SFCスキャンを実行する
システムファイルチェッカー(SFC)は、Windowsに標準搭載されているユーティリティで、破損または欠落しているシステムファイルを検出・修復してくれます。システムファイルの破損や欠落が原因でこのエラーが発生している場合は、SFCコマンドを実行するだけで自動的に修復されます。
Win + Rキーを押し、「cmd」と入力してCtrl + Shift + Enterを押すと、管理者権限でコマンドプロンプトが起動します。以下のコマンドを実行してください。
sfc /scannow
スキャンが完了するまで待ちます。修復が必要なシステムファイルが見つかった場合は、自動的に修復処理が行われます。ユーティリティによる修復が完了したら、改めて.NET Frameworkのインストールを試みてください。
3. Windows Updateのトラブルシューティングツールを実行する
Windowsには、複雑な操作なしでエラーを解決できるトラブルシューティングツールが数多く標準搭載されています。
万能なツールではありませんが、試す価値は十分にあります。Windows Updateが何らかの理由で正常に動作していない場合、内蔵のWindows Updateトラブルシューティングツールで問題が解決する可能性があります。
Win + Iキーを押して設定アプリを開き、システム>トラブルシューティング>その他のトラブルシューティングツールの順に進みます。ツールの一覧が表示されるので、「Windows Update」を探して横の実行するボタンをクリックしてください。
これでWindows Updateのトラブルシューティングツールが起動します。画面の指示に従って操作するだけでOKです。ツールが問題を検出し、修正可能なものは自動的に直してくれます。問題が検出されなかった場合は、その旨が表示されるだけなので、次の対処法に進みましょう。
4. Windows Updateサービスを開始する
Windows Updateサービスが停止していると、アップデートを正しく実行できません。ただし、停止しているサービスを開始するのはとても簡単です。Win + Rキーを押し、「services.msc」と入力してEnterを押すと、サービスコンソールが起動します。
次に、「Windows Update」という名前のサービスを探します。右クリックしてプロパティを選択し、サービスの状態を確認しましょう。「停止」と表示されている場合は、開始ボタンをクリックしてサービスを起動します。
これでWindows Updateサービスが開始されます。PCを再起動して、0x80071AB1エラーが解消されたかどうか確認してみてください。
5. Windows Updateのコンポーネントをリセットする
それでも問題が解決しない場合は、Windows Updateのコンポーネントを丸ごとリセットしてみましょう。まず、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
Win + Rキーを押し、「cmd」と入力してCtrl + Shift + Enterを押せば、管理者権限でコマンドプロンプトが起動します。その後、以下のコマンドでBackground Intelligent Transfer Service(BITS)とWindows Updateサービスを停止します。
net stop bits
net stop wuauserv
続いて、以下のコマンドでqmgr*.datファイルを削除します。
Del "%ALLUSERSPROFILE%\Application Data\Microsoft\Network\Downloader\qmgr*.dat"
次に、先ほど停止した2つのサービスのセキュリティ記述子を、以下のコマンドでリセットします。
sc.exe sdset bits D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;AU)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;PU)
sc.exe sdset wuauserv D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;AU)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;PU)
これらのコマンドを手入力する必要はありません。コピーしてコマンドプロンプトのウィンドウに貼り付けてください。
次に、コマンドプロンプトを使ってSystem32フォルダへ移動します。以下のコマンドでディレクトリを変更します。
cd /d %windir%\system32
さらに、一連のコマンドを実行します。以下のコマンドを上から順に1行ずつ、コマンドプロンプトに貼り付けてEnterを押していきましょう。
regsvr32.exe atl.dll
regsvr32.exe scrrun.dll
regsvr32.exe msxml.dll
regsvr32.exe msxml3.dll
regsvr32.exe msxml6.dll
regsvr32.exe urlmon.dll
regsvr32.exe mshtml.dll
regsvr32.exe shdocvw.dll
regsvr32.exe browseui.dll
regsvr32.exe jscript.dll
regsvr32.exe vbscript.dll
regsvr32.exe actxprxy.dll
regsvr32.exe softpub.dll
regsvr32.exe wintrust.dll
regsvr32.exe dssenh.dll
regsvr32.exe rsaenh.dll
regsvr32.exe gpkcsp.dll
regsvr32.exe sccbase.dll
regsvr32.exe slbcsp.dll
regsvr32.exe cryptdlg.dll
regsvr32.exe oleaut32.dll
regsvr32.exe ole32.dll
regsvr32.exe shell32.dll
regsvr32.exe initpki.dll
regsvr32.exe wuapi.dll
regsvr32.exe wuaueng.dll
regsvr32.exe wuaueng1.dll
regsvr32.exe wucltui.dll
regsvr32.exe wups.dll
regsvr32.exe wups2.dll
regsvr32.exe wuweb.dll
regsvr32.exe qmgr.dll
regsvr32.exe qmgrprxy.dll
regsvr32.exe wucltux.dll
regsvr32.exe muweb.dll
regsvr32.exe wuwebv.dll
ここまで終わったら、以下のコマンドでWinsockをリセットします。
netsh winsock reset
最後に、先ほど停止したサービスを以下のコマンドで再開します。
net start bits
net start wuauserv
以上で、Windows Updateの全コンポーネントがリセットされます。うまくいかない場合は、もう一度やり直し、qmgr*.datファイルを削除するコマンドの後に、以下の3つのコマンドを追加で実行してください。
Ren %Systemroot%\SoftwareDistribution\DataStore DataStore.bak
Ren %Systemroot%\SoftwareDistribution\Download Download.bak
Ren %Systemroot%\System32\catroot2 catroot2.bak
エラーコード0x80071AB1を解決して快適なPC環境へ
いずれかの方法でエラーが解決し、.NET Frameworkのインストールに成功したことを願っています。
通常、Windows 11は最新版の.NET Frameworkを自動的にインストールしてくれますが、Microsoftが新しいアップデートを公開した際には、後から更新が必要になることもあります。
とはいえ、Windows Updateには時折不具合が発生するもの。厄介に感じられますが、ほとんどの場合は今回紹介したような方法で簡単に解決できますよ。
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