Windows 10で発生する「BAD_POOL_CALLER」ブルースクリーンエラーを解決する11の対処法
この記事では、Windows 10パソコンで発生することがある「BAD_POOL_CALLER(不正なプール呼び出し)」によるブルースクリーンエラーを、初心者の方でも簡単に解決できる方法を順番にご紹介します。

このエラーが発生すると、画面が突然青くなり、「お使いのPCに問題が発生したため、再起動する必要があります。エラー情報を収集しています。完了次第、自動的に再起動します。」というメッセージとともに、停止コード「BAD_POOL_CALLER」が表示されます。
BAD_POOL_CALLERエラーの原因とは
このエラーは、システムメモリへの書き込みに失敗したときに発生します。メモリ上の「プール」と呼ばれる領域がすでに使用中で書き込めない状態になり、システム全体が混乱して動作できなくなるのです。
最も多い原因は、デバイスドライバーの不具合です。ドライバーにバグがある、あるいはシステムとの互換性がない場合に、このエラーが引き起こされます。
BAD_POOL_CALLERエラーの解決方法
1. デバイスドライバーを更新する
まず試したいのが、システム内のデバイスドライバーの更新です。いずれかのドライバーが破損していたり、バグを抱えていたりすることでクラッシュが起きている可能性が高いです。以下の手順で更新しましょう。
- スタートボタンをクリックし、「デバイスマネージャー」と入力してEnterキーを押します。

- グラフィックカードのドライバーを展開し、続いてネットワークアダプターとオーディオ機器も確認します。
- 対象のデバイスを右クリックして「プロパティ」を選択し、「ドライバー」タブを開きます。ドライバーの日付とバージョンを控えておきましょう(下の例ではバージョン3.0.2.201です)。

- インターネットでより新しいドライバーを検索します。ここでは「2016年3月26日」または「バージョン3.0.2.201」よりも新しいものを探します。見つかったらダウンロードしてPCに保存してください。
- デバイスマネージャーに戻り、デバイスを右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。画面の指示に従って更新を進めてください。

- ドライバーの更新後は必ずPCを再起動し、問題が解消されたかどうかを確認します。それでもエラーが出る場合は、次の対処法に進みましょう。
2. デバイスドライバーをアンインストールして再インストールする
グラフィックカードのドライバーが破損していることが原因の場合もあります。ドライバーを一度削除してから再インストールすることで、問題が解決することがあります。
- デバイスマネージャーを開き(スタートボタン→「デバイスマネージャー」と入力→Enter)、グラフィックカード、ネットワーク、オーディオの各デバイスを展開します。対象デバイスを右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択します。

- アンインストールが完了したらPCを再起動します。これにより、ドライバーがシステムから完全に削除されます。
- Windows 10の再起動後、ドライバーは自動的にインストールされるはずです。その後、再度デバイスマネージャーを開き、デバイスを右クリックして「ドライバーの更新」を選択し、画面の指示に従って最新版へ更新しましょう。
3. ファイルの破損を修復する
デバイスドライバーやWindows 10のシステムファイル自体が破損していると、そのファイルがメモリへデータを書き込む際にBAD_POOL_CALLERエラーが発生することがあります。
ハードディスクのエラーをチェックするには、以下の手順を実行します。
- スタートボタンをクリックし、「CMD」と入力します。表示された「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- 開いた黒いウィンドウに「CHKDSK /f /r」と入力します。

- スキャンがすぐに始まるか、あるいは「Y」キーの入力と再起動を求められるので、指示に従います。
- スキャンが完了したらPCを再起動します。
- 再びシステムの動作を確認し、必要であれば次の対処法に進みます。
4. 最新のWindowsアップデートを適用する
Microsoftは毎月(通常は毎月第2火曜日)Windowsアップデートを公開しています。アップデートが配信されたら、できるだけ早くインストールするようにしましょう。
今回のエラーに対する修正プログラムが、アップデートの中に含まれている可能性もあります。
アップデートの確認手順は以下の通りです。
- スタートメニューをクリックします。
- 「設定」を選択します。
- 「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 「Windows Update」タブの「更新プログラムのチェック」をクリックし、見つかった更新をインストールします。
アップデートのインストール後は、必ずPCを再起動してください。
5. ブルースクリーントラブルシューティングツールを実行する
Windows 10には、ブルースクリーン関連の問題を自動診断・修復するトラブルシューティングツールが標準搭載されています。
- スタートボタンをクリックし、「設定」アプリを開きます。
- 「更新とセキュリティ」を選択します。
- 左側のメニューから「トラブルシューティング」を選択します。
- 「ブルースクリーン」を選択し、「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。

- 画面の指示に従って診断を完了させましょう。検出された問題は自動的に修復されます。
6. SFCスキャンを実行する
SFC(システムファイルチェッカー)スキャンは、Windows 10のシステムファイルにエラーがないかを確認し、問題があれば自動的に修復してくれる便利な機能です。以下の手順で実行できます。
- スタートボタンをクリックし、「cmd」と入力します。表示されたプログラムを右クリックして「管理者として実行」を選択します。

- 開いた黒いウィンドウにsfc /scannowと入力し、Enterキーを押します。

- このコマンドはすべてのWindows 10システムファイルをスキャンし、問題のあるファイルを%WinDir%\System32\dllcacheフォルダー内の圧縮キャッシュコピーと置き換えます。
- スキャンが完了したらPCを再起動します。
7. DISMスキャンを実行する
DISMスキャンは、最近システムにインストールされたWindows 10の更新プログラムに問題がないかを確認・修復するコマンドです。以下の手順で実行します。
- スタートボタンをクリックし、「cmd」と入力します。表示されたプログラムを右クリックして「管理者として実行」を選択します。

- 開いた黒いウィンドウにdism /online /cleanup-image /restorehealthと入力し、Enterキーを押します。
- このコマンドは、インストール済みのWindows 10更新プログラムやサービスパックに問題がないかをチェックします。
- スキャンが完了したらPCを再起動します。
8. 最近インストールしたソフトウェアをアンインストールする
最近インストールしたソフトウェアが原因で、BAD_POOL_CALLERエラーが発生している可能性もあります。これを切り分けるために、直近で追加したアプリを削除してみましょう。
- スタートメニューをクリックし、「プログラム」と入力して「プログラムと機能」または「アプリと機能」を選択します。

- ウィンドウが開いたら、プログラムをインストール日順に並べ替えます。

- ブルースクリーンエラーが発生し始めた時期以降にインストールしたアプリケーションをすべてアンインストールします。
- アンインストールが完了したら、PCを再起動して動作を確認しましょう。
9. ウイルススキャンを実行する
マルウェア感染も、Windows 10におけるBAD_POOL_CALLERブルースクリーンエラーの原因として知られています。ウイルス対策ソフトを最新の状態に保ち、システム全体のフルスキャンを実行してください。
まだウイルス対策ソフトを導入していない場合は、無料で高品質なスキャナーを提供しているAVG Antivirusの利用をおすすめします(筆者も常用しています)。
10. ハードウェアの問題を確認する
最近、新しいUSBマウスやキーボードなどのハードウェアを接続しましたか?心当たりがある場合は、その機器を取り外して、クラッシュが止まるかどうかを確認してみてください。
また、メモリモジュールを一度取り外し、コネクター内部のホコリを吹き掃除してから装着し直すのも有効です。メモリが緩んでいるだけというケースも少なくありません。

11. Windows 10を再インストールする
これが最終手段です。ここまでの方法をすべて試しても改善しない場合は、Windows 10の再インストールで問題を解決できるでしょう。再インストールが必要になった際は、公式ガイドを参考に進めてください。
以上が、BAD_POOL_CALLERエラーに対するすべての対処法です。それでも問題が解決しない場合や、さらにサポートが必要な場合は、下のコメント欄でお知らせください。お手伝いいたします。
続いて、BAD_POOL_CALLERエラーの具体的なケースについて詳しく見ていきましょう。
バグチェックコード0x00000C2の対処法
ブルースクリーンに「BAD_POOL_CALLER」というエラー名とともに、下の画像のように停止コード「0x00000C2」が表示されるケースがあります。この場合の対処法をご紹介します。
バグチェックコード0x00000C2の原因は? 停止コード0x00000C2は、通常、システムドライバーまたはシステムファイルの不具合によって発生します。ブルースクリーンの下部を見ると、USBSER.SYSというファイルがクラッシュの原因になっていることがわかります。このファイルを調べると、USBシリアルドライバーが使用するファイルであることが判明します。

バグチェックコード0x00000C2の解決手順は以下の通りです。
1. デバイスドライバーを更新する
クラッシュの原因となるドライバーが特定できたので、そのドライバーを最新バージョンへ更新しましょう。ドライバーの更新方法については前述の「1. デバイスドライバーを更新する」を参照してください。それでもクラッシュが止まらない場合は、次のステップへ進みます。
2. デバイスドライバーを再インストールする
ドライバーが使用するファイルの一部が破損している可能性もあります。ドライバーを再インストールすれば、破損ファイルが削除され、新しいファイルと置き換えられます。手順は前述の「2. デバイスドライバーをアンインストールして再インストールする」を参考にしてください。改善しない場合は次へ進みます。
3. ファイルの破損を修復する
ハードディスクのエラーをチェックするには、以下のコマンドを使用します。
スタートボタンをクリックし、「CMD」と入力して、コマンドプロンプトを右クリック→「管理者として実行」を選択します。
開いた黒いウィンドウに「CHKDSK /f /r」と入力して実行します。
4. 最新のWindowsアップデートを適用する
Microsoftは毎月(通常は毎月第2火曜日)Windowsアップデートを公開しています。アップデートが配信されたら速やかにインストールする習慣をつけましょう。インストール手順は前述の「4. 最新のWindowsアップデートを適用する」を参照してください。
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