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Windows 10/11で発生する「CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUT」ブルースクリーンエラーの原因と解決策を徹底解説

ブルースクリーン・オブ・デス(BSOD)とは、パソコンに深刻なエラーが発生し、作業の続行が不可能になった際に表示される画面のことです。この画面には通常、エラーの原因に関する情報や、問題の調査と解決の手がかりとなるエラーメッセージやコードが表示されます。

ゲーム中に突然Windows PCの画面が青くなり、CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTのストップコードが表示されると、非常に困ります。この厄介な画面が表示されるだけでなく、システムがフリーズして再起動を繰り返すこともあり、パソコンがまったく使えなくなってしまうこともあります。

マルチプロセッサ構成の環境では、このWindowsエラーは主にクロック割り込みの遅延によって引き起こされます。つまり、プロセッサがコアやスレッドを適切に連携させられない状態になっているのです。また、RAMの不具合、BIOSの更新、破損したドライバー、サードパーティ製ソフトウェアなども、このエラーの原因となることがあります。

重要なファイルや書類を作業中だった場合、エラー発生時に開いていたファイルが破損する恐れがあるため、データを永久に失う可能性もあります。ただし、この問題には複数の解決方法があります。以下で紹介する対処法を一つずつ試し、手順を丁寧に実行してください。

CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTエラーとは?

このエラーに遭遇したユーザーには、次のようなメッセージが表示されます。

マルチプロセッサシステムにおいて、セカンダリプロセッサへの想定されたクロック割り込みが、割り当てられた時間内に受信されませんでした。

マルチプロセッサ構成において、CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTエラーは通常、クロック割り込みの遅延を示しています。言い換えれば、プロセッサに何らかの問題が発生し、正常に動作できていない状態です。

このエラーは、システムのハードウェア、特にシステムとプロセッサ間の通信に問題があることを示唆しています。

パソコンに何かの処理を指示すると、オペレーティングシステムはプロセッサに割り込みをかけ、状況を通知します。これは「システムレベルの割り込み」と呼ばれる、Windowsの完全に正常な機能です。しかし、システムが割り込みフェーズ(IRQL:Interrupt Request Levelとも呼ばれます)にとどまる時間が長すぎると、ブルースクリーンエラーが発生します。

「クロック」はCPUを表し、「ウォッチドッグ」は割り込みを監視するプロセスです。指定されたプロセッサが割り込みに応答しない場合、Windowsシステム上でCLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTのブルースクリーンストップエラーが発生することがあります。これは通常、プロセッサが応答しなくなったり、処理が停止したりしたときに起こります。

技術的には、プロセッサのリソースが占有されてタスクの処理を続行できなくなり、システム全体が停止するこの状態を「デッドロック」と呼びます。

誤ったドライバーや破損したハードウェアドライバーもこのエラーの原因となります。また、RAM(ランダムアクセスメモリ)、CPU(中央演算処理装置)、BIOSの問題が原因である場合もあります。

幸いなことに、CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTエラーには複数の解決策があります。本記事では、このブルースクリーンエラーを修正し、再発を防ぐ方法を詳しく解説します。

なお、Windowsにログインできず、このエラーが頻繁に発生する場合は、セーフモードとネットワーク機能を使用してWindowsを起動する必要があります。

CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTエラーの主な原因

Clock Watchdog Timeoutは、指定されたプロセッサが割り込みを処理できないときにWindows PCに表示されるブルースクリーンエラーで、プロセッサの不具合を示しています。さらに、RAM、BIOS、ハードウェアドライバー、サードパーティ製ソフトウェアの問題によっても、このストップコードが発生することがあります。

ブルースクリーンエラー発生後にパソコンを再起動できる場合は、以下の方法を試して問題を解決し、再発を防ぎましょう。

  • 破損したハードウェアドライバー – ドライバーの更新によってバグが混入し、デバイスが異常動作することがあります。このような場合は、以前のバージョンのドライバーにロールバックするのが最善です。
  • 互換性のないRAM – メーカーはシステムに搭載できるRAMの上限を設定しており、その上限を超えるRAMを取り付けると、クロックウォッチドッグエラーが発生することがあります。
  • マルウェアやウイルス感染 – システム内の感染ファイルやマルウェアは、重要なファイルに被害を与え、システムの効率を低下させます。
  • オーバークロックされたCPU – BIOS設定からCPUのクロック速度を上げて高速化を図ると、システムが指定のクロック速度に対応できず、このエラーが発生することがあります。
  • システムファイルの問題 – システムファイルにアクセスできない問題があると、BSODエラーの原因になることがあります。
  • マルチコアプロセッサのスレッド間の通信不良
  • 古いファームウェア – ファームウェアが古いとデバイスが正常に動作せず、タスクを時間内に完了できなくなります。
  • 故障したハードウェア – 仕様をよく確認せずに購入したハードウェア部品が他のコンポーネントと適合しない場合、クロックウォッチドッグエラーが発生することがあります。

CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTエラーの効果的な解決策

トラブルシューティングを始める前に、重要なファイルをクラウドストレージや外付けドライブにバックアップしておきましょう。万が一問題が発生しても、ファイルを復元できるようになります。

それでは、clock watchdog timeoutエラーを解決するための具体的な方法を見ていきましょう。

解決策1:外部機器を取り外す

最初の方法は、接続されている外部機器をすべて取り外すことです。パソコンに接続された外部デバイスや周辺機器が、オペレーティングシステムに干渉している可能性があります。マウスとキーボード以外のすべての周辺機器を取り外し、パソコンを再起動してください。

その後、CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTエラーがまだ発生するかどうかを確認します。問題が解決した場合は、いずれかの周辺機器または外部デバイスが故障している可能性があります。その場合は、該当するデバイスを交換しましょう。

解決策2:CPUのオーバークロックを停止する

この種のエラーは、CPUのオーバークロックが原因であることが多いです。まず知っておくべきことは、CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTのBSODはプロセッサの問題によって頻繁に引き起こされるという点です。

オーバークロックとは、プロセッサの周波数と速度を工場出荷時の設定以上に引き上げることです。PCに大幅な速度向上をもたらしますが、過度なオーバークロックや不注意な操作によってPCが損傷した事例もあるため、細心の注意が必要です。

CPUの速度と周波数を元の設定に戻す方法は、オーバークロックに使用したソフトウェアによって異なります。IntelとAMDはそれぞれ独自のオーバークロック用アプリケーションを提供していますが、選択肢は多数あります。

まずはオーバークロックを停止し、BSODが再発するかどうかを確認してみてください。

解決策3:BIOSを更新する

BIOS(Basic Input Output System)は、マザーボード上の小さなメモリチップに保存されているソフトウェアです。デバイスの動作方法を変更したり、問題のトラブルシューティングを行ったりするために、BIOSにアクセスする必要がある場合があります。CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTエラーの原因となっているハードウェアが誤動作している場合、BIOSの更新によって問題が解決することがあります。

ただし、BIOSの更新は上級者向けの手順であることに注意してください。正しく実行しないと、ハードウェアに恒久的な損傷を与える恐れがあります。

更新前に覚えておくべき重要なポイントは以下の通りです。

  • スタートメニューの検索バーにmsinfoと入力すると、PCにインストールされているBIOSのバージョンを確認できます。
  • プロセッサモデル名のすぐ下にあるBIOSバージョンを確認し、テキストファイルや紙に控えておきましょう。
  • 自分のPCがBTO品、市販の完成品、それとも自作(パーツを個別に購入して組み立てたもの)かを確認します。これは非常に重要です。PCのあるコンポーネント向けのBIOSを、対応していない他のデバイスに適用したり、誤ったBIOSで上書きしたりすると、重大なエラーやシステム不具合が発生します。
  • 更新のためにPCを準備します。ノートパソコンの場合は、バッテリーを満充電にし、念のため電源にも接続しておきましょう。デスクトップPCの場合は、無停電電源装置(UPS)の使用をおすすめします。更新中の停電によるシャットダウンを防げます。
  • BIOSを更新するには、マザーボードメーカーの公式サイトにアクセスし、最新のBIOSバージョンをダウンロードします。更新手順を説明したマニュアルが必ずあるので、必ず熟読してください。BIOSの更新方法がわからない場合は、専門家に依頼してPCを損傷させるリスクを避けましょう。

解決策4:Windowsドライバー検証ツールを使用する

ドライバー検証ツール(Driver Verifier)は、Windowsオペレーティングシステムに組み込まれているツールで、Windowsカーネルモードドライバーやグラフィックスドライバー内のシステムファイルを破損させる可能性のある不正な関数呼び出しやその他の処理を検出します。このツールは、Microsoftが提供していない未署名のドライバーを検出し、検証または削除を試みます。

  1. スタートメニューを開き、「Verifier」と入力して、管理者としてユーティリティを起動します。
  2. 標準設定を作成する」を選択し、「次へ」をクリックします。
  3. 自動的に未署名のドライバーを選択する」を選択して「次へ」をクリックします。「未署名のドライバーは見つかりませんでした」というメッセージが表示されるはずです。
  4. ドライバー検証ツールマネージャーを閉じて再度開き、「標準設定を作成する」を選択して「次へ」を押します。
  5. プロバイダーが不明なドライバーをすべて選択し、「完了」をクリックします。
  6. PCの再起動を求められるので、再起動後にドライバー検証ツールを再度開き、「既存の設定を削除する」を選択して「完了」をクリックします。
  7. もう一度PCを再起動します。

解決策5:システムファイルの破損をチェックする

コマンドプロンプトを使用すると、ハードディスク上の論理ファイルシステムエラーを検出して修復できます。ここでは、CHDSKコマンドの使用方法を紹介します。このコマンドは、ファイルシステムパーティションの種類によって動作が異なります。

この処理は、論理エラーの修復と、ディスクの不良セクターによって破損した読み取り可能なデータの復旧を試みます。所要時間は数分から1時間程度です。

  • コマンドプロンプトを管理者として起動します。
  • コマンドラインにchkdsk /f /r E:と入力します(Eはエラーを修復したいボリュームのドライブ文字に置き換えてください)。
  • 処理が完了したら、PCを再起動します。
  • 別のプログラムがそのボリュームを使用中の場合は、PCの再起動時にエラーチェックが実行されます。

ディスクのエラーチェック後は、Outbyte PC RepairなどのPC修復ツールを使って、その他の問題もスキャンすることをおすすめします。このツールは、BSODエラーの原因となり得るパフォーマンスの問題をチェックできます。

解決策6:Windowsメモリ診断を実行する

Clock Watchdog Timeoutエラーは、PCに互換性のないRAMが搭載されている場合にも発生することがあります。Windowsメモリ診断は、Windows 10/11に搭載されているユーティリティで、RAMの潜在的なエラーをスキャンします。システムを再起動するとWindowsメモリ診断が実行され、完了までに数分かかる場合があります。

スタートメニューを開いて「Windows メモリ診断」と入力すると、プログラムを起動できます。

「今すぐ再起動して問題を検出する」を選択すると、再起動時に自動的に問題のチェックが行われます。

解決策7:ドライバーを更新する

ブルースクリーン・オブ・デス(BSOD)エラーの多くは、ドライバーの不具合が原因です。デバイスドライバーは、特定のハードウェアとオペレーティングシステムやその他のソフトウェアがやり取りする方法を指示するものです。正しいドライバーがインストールされていないと、デバイスがまったく動作しないか、正常に機能せず、CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTを含むさまざまなBSODエラーが表示されることがあります。

ドライバーを更新するには、スタートボタンを右クリックしてコンテキストメニューからデバイスマネージャーを選択するか、検索欄に「デバイスマネージャー」と入力して検索結果から起動します。

デバイスマネージャーには、PCに接続されているすべてのデバイスの一覧が表示されます。どのドライバーが問題を引き起こしているのかを特定するのは難しいため、エラーが発生した具体的な状況を把握していない限り、すべてのドライバーを更新することをおすすめします。

デバイスカテゴリを展開し、対象のデバイスを右クリックして、ドロップダウンメニューからドライバーの更新を選択します。

更新されたドライバーソフトウェアを自動的に検索するか、コンピューター上のドライバーソフトウェアを参照するかを選択するよう求められます。前者を選択すると、WindowsがPCとインターネット上でデバイスに対応する最新のドライバーソフトウェアを検索します。

後者を選択した場合は、ドライバーを手動で探してインストールする必要があります。このオプションでは、事前にドライバーをPCまたはUSBフラッシュドライブにダウンロードしておく必要があります。特別な理由がない限り、前者を選択して画面の指示に従うことをおすすめします。すべてのデバイスに対して同じ手順を繰り返してください。

解決策8:サードパーティ製ソフトウェアをアンインストールする

一部のWindowsユーザーによると、サードパーティ製ソフトウェアがClock Watchdog Timeoutエラーの原因になることがあります。Daemon Tools、VirtualBox、その他の仮想イメージ管理ソフトウェアによって、このエラーが発生したという報告があります。こうしたプログラムがPCにインストールされていることがわかったら、アンインストールしてデバイスを再起動してみてください。

プログラムをアンインストールするには、キーボードでWindowsキー + Rを押してファイル名を指定して実行ダイアログボックスを開き、「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押します。すると、PCにインストールされているすべてのプログラムの一覧が表示されます。アンインストールするソフトウェアを見つけて右クリックし、「アンインストール」を選択します。あとは画面の指示に従ってアプリケーションをアンインストールするだけです。

まとめ

これで、Clock Watchdog Timeoutエラーを解決し、エラーが発生したWindows PCからデータを復旧できるようになったはずです。今後同じ問題に遭遇した場合は、本記事で紹介した解決策を試してみてください。より良い対処法をご存じの方は、ぜひ情報を共有していただければ幸いです。

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