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Windows 10/11でIRQL_NOT_LESS_OR_EQUALエラーを解決する9つの対処法

「irql_not_less_or_equal」というブルースクリーン(BSOD)エラーは、Windowsで非常に頻繁に発生するトラブルの一つです。どんなパソコンでも、いつでも突然発生する可能性があります。通常、システムが回復不能な問題に遭遇し、ユーザーによる再起動が必要になったときに表示されます。

このブルースクリーンエラーの原因は多岐にわたります。ハードウェアの故障、ソフトウェアの不具合、セキュリティ上の問題などが挙げられます。また、ウイルスやマルウェアへの感染がきっかけになることもあれば、PCの過熱や電源の異常が原因となるケースもあります。

明確な理由もなくこのエラーが頻発する場合、デバイス内のマルウェアやスパイウェアが原因である可能性も十分に考えられます。

IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALエラーの主な原因

ただし、多くの場合、このエラーはメモリ関連の問題によって引き起こされます。これは、システムプロセスやデバイスドライバーが特定のメモリアドレスにアクセスできないときに発生します。ここからは、代表的な原因を詳しく見ていきましょう。

  • 破損したシステムファイル – システムファイルが破損している場合は、DISMコマンドで修復できます。その後、「sfc /scannow」コマンドを2〜3回、あるいはエラーが出なくなるまで実行しましょう。
  • 互換性のないドライバー – 新しいデバイスドライバーをインストールした直後にエラーが出た場合は、以前のバージョンへロールバックを試みてください。手動でアンインストールして再インストールすることも可能ですが、時間がかかるため、「デバイスマネージャー」を使うと効率的かつ確実です。
  • 故障したハードウェア – ハードウェア部品に不具合があると、Windows 10/11でこのストップコードが表示されることがあります。最善の対策は、故障した部品を取り外し、正常なものと交換することです。
  • 不完全または破損したソフトウェアのインストール – 新しいアプリケーションをインストールした後にエラーが発生した場合は、インストール失敗のメッセージが出ていないか確認してください。問題のあるソフトウェアをアンインストールすれば、エラーが解消されることがあります。

IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALエラーを解消する9つの方法

原因がわかったところで、次は実際の解決策です。以下に紹介する9つの対処法を順番に試してみてください。

対処法1:マルウェアを駆除する

アプリケーションのインストール後にエラーが現れた場合、ウイルスやマルウェアが同時に侵入した可能性があります。まずはマルウェアの駆除を試みましょう。

Windowsには標準でWindows Defender(Microsoft Defender)が搭載されているため、これを活用できます。信頼性の高いサードパーティ製ウイルス対策ソフトを使用するのも有効です。

また、原因となったアプリ自体をアンインストールすることで解決する場合もあります。手順は以下の通りです。

  1. スタートメニューを開き、左下の歯車アイコンをクリックして「設定」を起動します。
  2. 「アプリ」→「アプリと機能」を選択します。
  3. 画面右側のアプリ一覧を「インストール日」で並べ替えます。
  4. 最近インストールしたアプリケーションを選択し、「アンインストール」ボタンをクリックします。
  5. 削除後、エラーがまだ発生するかどうかを確認します。

対処法2:PCの温度を下げる

パソコンは使用中に大量の熱を発生させます。この熱を放置するとCPUの温度が急上昇し、irql_not_less_or_equalエラーのようなトラブルを引き起こすことがあります。

適切な温度を維持するために、以下の冷却対策を検討しましょう。

  • CPUファンのグレードアップ:冷却性能が低いファンでは、余分な熱を十分に排出できません。
  • CPUファンの追加設置:ファン1台では不十分な場合、もう1台追加することで改善することがあります。
  • 水冷キットの導入:高性能な構成で空冷では追いつかない場合、水冷キットが効果的です。CPUの熱を効率よく除去できるアクセサリです。

対処法3:Windowsメモリ診断ツールを使う

このエラーはRAMの不具合が原因で発生することもあります。メモリに問題がないかチェックするには、Windowsメモリ診断ツールを使用します。

  1. 検索ボックスに「memory diagnostic」または「メモリ診断」と入力します。
  2. 「Windowsメモリ診断」を選択してツールを起動します。
  3. 「今すぐ再起動し、問題を確認する(推奨)」をクリックします。
  4. 再起動後、Windowsが自動的にメモリの問題を検出します。完了すると結果が画面に表示されます。

対処法4:デバイスドライバーを更新する

互換性のないドライバーをインストールしていると、このエラーが発生しやすくなります。ドライバーを最新の状態に保ちましょう。

  1. エクスプローラーを開き、「PC」を右クリックします。
  2. 「管理」を選択します。
  3. 「システムツール」→「デバイスマネージャー」へ移動します。
  4. 「ディスクドライブ」を開き、対象のドライバーを右クリックします。
  5. 「ドライバーの更新」を選択します。
  6. Windowsが自動的に互換性のあるドライバーを探します。
  7. 更新が完了したら、パソコンを再起動します。

対処法5:ハードウェアのトラブルシューティングツールを実行する

前述の通り、ハードウェアの問題もブルースクリーンエラーの引き金となります。その場合は、Windowsのトラブルシューティングツールが役立ちます。

  1. スタートメニューから歯車アイコンをクリックし、「設定」を開きます。
  2. 「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」を選択します。
  3. 画面右側の「ハードウェアとデバイス」を選択します。
  4. 「トラブルシューティングツールの実行」ボタンをクリックします。
  5. Windowsが問題を検出するまで待ちます。
  6. スキャン完了後、検出されたエラーが表示されるので、解決したい項目を選択すれば自動的に修復されます。

対処法6:ドライバー検証ツールを使う

一部のユーザーによると、「Driver Verifier(ドライバー検証ツール)」を実行することでこのエラーを解消できるそうです。ただし、やや専門的な操作が必要なため、自信がない場合は慎重に進めてください。

  1. 検索ボックスに「cmd」と入力し、最も一致する結果を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
  2. コマンドラインに「verifier」と入力してEnterキーを押します。
  3. 「標準設定を作成する」を選択して「次へ」をクリックします。
  4. 検証するドライバーの種類を選び、「次へ」で進みます。
  5. 最初に検証するドライバーを選択して「完了」をクリックします。
  6. 最後にパソコンを再起動します。あとはWindowsが自動的に処理を行います。

対処法7:PCを初期化する

上記のすべての方法を試してもエラーが解消しない場合は、PCの初期化(リセット)が最終手段として有効です。個人用ファイルを残すかどうかを選択できるので、安心して実行できます。

  1. Windowsボタンをクリックし、歯車アイコンから「設定」を開きます。
  2. 「更新とセキュリティ」を選択します。
  3. 「回復」セクションに移動し、「今すぐはじめる」ボタンをクリックします。
  4. 「すべて削除する」か「ファイルを保持する」かを選択します。
  5. 画面に表示される注意事項をよく読み、内容に同意できる場合は「リセット」をクリックします。
  6. 初期化には時間がかかるため、途中で中断しないようにしてください。

対処法8:クリーンブートを実行する

それでもエラーが続く場合は、Windowsのクリーンブートを試しましょう。これは最小限のドライバーとスタートアッププログラムのみでWindowsを起動するモードで、スタートアップ環境に潜むエラーの原因を特定・排除するために設計されています。

  1. Windows + Rキーを押し、「msconfig」と入力してEnterキーを押し、「システム構成」を起動します。
  2. 「全般」タブを開き、「選択的なスタートアップ」を選択します。
  3. 「システムサービスを読み込む」にチェックを入れ、「スタートアップの項目を読み込む」のチェックを外します。
  4. 「サービス」タブに移動し、「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れます。
  5. 「すべて無効」ボタンをクリックして、Microsoft以外のサービスを無効化します。
  6. 「OK」を押してウィンドウを閉じます。
  7. これでクリーンブートの準備が整いました。再起動後、故障したハードウェアの交換や問題のあるプログラムの再インストールなどのトラブルシューティングを進められます。

対処法9:専門家に相談する

あらゆる方法を試してもエラーが消えない場合は、遠慮せず専門家に相談しましょう。オンラインフォーラムで質問したり、Microsoftのサポートチームにメールで問い合わせたりできます。

さらに確実なのは、お近くの正規のWindowsサービスセンターを訪問することです。熟練した技術者に診断してもらえば、思った以上に深刻な問題が見つかるかもしれません。プロの目線であれば、ブルースクリーンエラーを根本的に解決できるでしょう。

まとめ

パソコンの使用中にirql_not_less_or_equalのようなエラーに遭遇するのは、決して珍しいことではありません。適切な対処法を知っていれば、深刻な問題ではありません。本記事で紹介した方法を試せば、ご自身で素早く解決できるはずです。

まずはシンプルにパソコンを再起動してみましょう。多くの場合、再起動だけで一般的なエラーは解消します。それでもダメな場合は、以下の対処法を順番に試してください。

  • マルウェアの駆除
  • PCの冷却・温度管理
  • Windowsメモリ診断ツールの使用
  • デバイスドライバーの更新
  • ハードウェアトラブルシューティングツールの実行
  • ドライバー検証ツールの使用
  • Windowsの初期化

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