「PowerShell_iseは動作を停止しました」エラーの原因と5つの解決策
多くのWindowsユーザーにとって「コマンドプロンプト」はおなじみの存在ですが、Windows PowerShellまで使いこなしている人はそれほど多くありません。PowerShellはコマンドプロンプトの後継として開発された強力なツールで、Windows OSをより細かく制御できるのが最大の特徴です。
この記事では、PowerShellの基本情報とともに、「PowerShell_iseは動作を停止しました(PowerShell_ise Has Stopped Working)」というエラーの原因と具体的な解決方法を詳しく解説します。
Windows PowerShellとは?
コンピューターの世界における「シェル」とは、ユーザーがOSのさまざまな機能やサービスにアクセスするためのインターフェースのことです。マウス操作中心のGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)形式のものもあれば、コマンド入力ベースのものもあります。
Windows PowerShellはMicrosoftが開発したツールで、構成管理やタスクの自動化を目的として設計されています。当初はWindows環境向けに作られましたが、現在はオープンソース化されており、LinuxやmacOSでも利用可能になっています。
PowerShellは.NET Frameworkを基盤としており、コマンドラインシェルを備えると同時に、スクリプト言語としても動作します。
「PowerShell_iseは動作を停止しました」エラーとは
Windows PowerShellの使用中に、「PowerShell_iseは動作を停止しました」というエラーが発生することがあります。この際、次のようなメッセージが表示されるのが一般的です。
「問題が発生したため、プログラムが正しく動作しなくなりました。プログラムを終了し、解決策が利用可能な場合は通知いたします。」
技術者の間では、このエラーの主な原因として以下の3点が指摘されています。
- .NET Frameworkの不具合
- マルウェアへの感染
- システムファイルの破損などの問題
「PowerShell_iseは動作を停止しました」エラーの解決方法
ここからは、エラーを解消するために試したい5つの対処法を順番に紹介します。
対処法1:システムファイルチェッカー(SFC)を実行する
Windowsの機能に問題がありクラッシュが発生している場合は、システムファイルチェッカーを使ってシステムをスキャンし、破損したファイルを修復できます。手順は以下の通りです。
- タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力し、最も関連性の高い検索結果を右クリックして「管理者として実行」を選択します。管理者パスワードを求められた場合はパスワードを入力して「許可」をクリックします。これで昇格されたコマンドプロンプトが開きます。
- コマンドラインに「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押します。Windowsがシステムファイルのスキャンを開始し、破損ファイルが検出されれば自動的に置き換えられます。処理が完了するまでコマンドプロンプトは閉じないでください。
対処法2:.NET Frameworkをトラブルシューティングする
前述の通り、このエラーは.NET Frameworkの問題によって引き起こされることがあります。フレームワークが正しくインストールされていない場合にも発生する可能性があるため、一度確認しておきましょう。
- まず、PCにインストールされている.NET Frameworkのバージョンを確認します。「Windows + R」キーを押し、テキストフィールドに「cmd」と入力して「Ctrl + Shift + Enter」キーを押します。コマンドラインに「reg query "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Net Framework Setup\NDP" /s」と入力してEnterキーを押します。
- .NET Frameworkのバージョンを確認したら、サードパーティ製の専用ツールを使ってトラブルシューティングを行い、本当に原因かどうかを特定しましょう。オンラインで評価の高いツールを検索してみてください。
- PCを再起動し、エラーが解消されたかどうかを確認します。
対処法3:既定のプロファイルなしでPowerShellを起動する
上記の2つの方法で解決しない場合は、既定のプロファイルを読み込まずにPowerShellを起動してみましょう。難しく感じるかもしれませんが、手順どおりに進めば誰でも簡単に実行できます。
- 「Windows + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動します。
- テキストフィールドに「PowerShell_Ise -NoProfile」または「PowerShell -NoProfile」と入力してEnterキーを押します。
対処法4:Windows PowerShellをリセットする
PowerShellでは、配色やフォントなどを自由にカスタマイズできます。しかし、こうした変更がシステムに影響を与え、長期的にはエラーの原因になることもあります。カスタマイズを行った後にエラーが発生している場合は、PowerShellをリセットすると改善する可能性があります。
- Microsoft公式サイトからデフォルト版のショートカットをダウンロードします。
- 次のパスに移動します:C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Windows PowerShell。「<ユーザー名>」の部分は、リセットしたいユーザーアカウント名に置き換えてください。
- 既存のショートカットを、ダウンロードしたものに置き換えます。
- これでWindows PowerShellが初期状態に戻ります。
対処法5:クリーンブートを実行する
すべての方法がうまくいかない場合は、クリーンブートを試してみましょう。クリーンブートを行うことで、最小限のドライバーとスタートアッププログラムだけでWindowsを起動でき、高度な問題の診断とトラブルシューティングがしやすくなります。
- 検索フィールドに「msconfig」と入力してEnterキーを押し、「システム構成」ユーティリティを開きます。
- 「全般」タブに移動し、「スタートアップの選択」を選択します。
- 「スタートアップの項目を読み込む」のチェックを外します。その際、「元のブート構成を使用する」と「システムサービスを読み込む」にはチェックが入ったままにしてください。
- 「サービス」タブに移動します。
- 「すべてのMicrosoftサービスを隠す」にチェックを入れます。
- 「すべて無効」ボタンをクリックします。
- 「OK」をクリックして変更を適用します。
- PCを再起動します。
まとめ
Windows PowerShellは、開発者やシステム管理者の日々の業務を支援するだけでなく、一般ユーザーがWindowsの一般的なエラーをトラブルシューティングする際にも役立つ優れたツールです。しかし、問題解決のための道具であるはずのPowerShell自体がエラーの発生源になってしまうと、戸惑ってしまいますよね。本記事で紹介した5つの対処法が、PowerShell関連の問題解決の一助となれば幸いです。
「PowerShell_iseは動作を停止しました」エラーの他の解決方法をご存知でしたら、ぜひコメント欄で共有してください。
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