Windows 10/11で「Bootmgr is missing」エラーが出たときの原因と11の解決策
Bootmgr(ブートマネージャー)とは、Windows Boot Managerの略称で、ボリュームのブートコードから読み込まれる小さなソフトウェアを指します。BootmgrはWindowsのブートローダーであるwinload.exeを実行する役割を担っており、起動時には「アクティブ」として設定されたパーティションのブートディレクトリが検索され、重要なドライバーやPCの中核部分の読み込みが開始されます。
簡単に言えば、この読み取り専用のプログラムファイルは、Windows 10/11、Windows 8、Windows 7、Windows VistaなどのOSを起動するために不可欠なものです。つまり、Bootmgrが見つからない場合、OSは読み込まれず、Windows自体が起動できなくなります。
Bootmgrエラーとは
何らかの原因でBootmgrが存在しなくなることがあります。その場合、通常は黒い画面に「Bootmgr is Missing. Press Ctrl+Alt+Del to restart」というメッセージが表示されます。このエラーは、PCの電源投入後、POST(Power On Self Test)が完了した直後に表示されるのが一般的です。また、「CDBOOT: Couldn't find BOOTMGR」というメッセージも同様の問題を示しています。Windows XPで「NTLDR is missing」というメッセージが表示された場合も、同じ種類のトラブルが発生している可能性があります。
Bootmgrが見つからなくなる主な原因は、ファイル自体が失われることです。主な要因として以下が挙げられます。
- ハードディスクのインターフェースケーブルの破損や緩み
- ハードドライブの故障
- 誤った起動デバイスの指定
- BIOSが古いままになっている
- MBR(マスターブートレコード)の破損
その他に考えられる原因は以下の通りです。
- Bootmgrファイルの破損や設定ミス
- OSアップグレード時の不具合
- ハードドライブ上のエラーや破損、不良セクタの発生
Windows 10/11で「Bootmgr is missing」エラーが表示されると、戸惑ってしまうのは当然です。しかし心配はいりません。この記事では、エラーを解消するための具体的な対処法を順番に解説していきます。
Windows 10/11の「Bootmgr is missing」エラーの解決策
「Bootmgr is missing」エラーでお困りの方に向けて、誰でも手軽に試せる11の解決策をまとめました。ひとつずつ確認していきましょう。
解決策1:PCを再起動する
一時的な不具合でエラーが表示されているだけの場合もあります。まずはPCを再起動してみましょう。ただし、これで必ずしも解決するとは限りません。改善しない場合は、次の方法を試してください。
解決策2:リムーバブルメディアをすべて取り外す
起動できないディスク、USBメモリ、フロッピーディスクなどの外部媒体をすべて取り外してください。BIOSがこれらのデバイスから起動しようとして、エラーが発生している可能性があります。
解決策3:BIOSで起動順序を変更する
BIOS画面を表示するには、PCを再起動し、お使いの機種に応じてF2、F8、F10、F12、Esc、またはDelキーを押します。「Boot」タブで、ハードディスクを最初の起動デバイスとして設定してください。
解決策4:マスターブートレコード(MBR)を修復する
パーティション・ディスク管理ソフトウェアを使えばMBRの修復が可能です。多くのソフトには「ブータブルメディア」機能があり、OSが存在しない場合や既存のOSが起動しない場合でもPCを立ち上げられます。ソフトをUSBメモリやDVDに書き込み、そこから起動することでMBRを再構築できます。
解決策5:正しいパーティションをアクティブに設定する
起動ファイルを含まない誤ったパーティションをアクティブにしていると、このエラーが表示されます。プライマリかつアクティブなパーティションは1つだけであることを確認しましょう。システムパーティションを再設定するには、起動ディスクからPCを起動し、誤ってアクティブになっているパーティションを非アクティブに変更します。そのうえで、パーティション管理メニューから対象のパーティションを「アクティブ」に設定してください。
解決策6:ハードドライブをテストする
ディスク表面をチェックし、不良セクタがないか確認しましょう。不良ブロックが見つかった場合は赤色で、正常なセクタは緑色で表示されます。特に規模の大きい不良セクタがある場合はそれらを保護し、データ損失を防ぐためにも重要なデータのバックアップを取っておきましょう。
解決策7:Windowsスタートアップ修復を実行する
Windowsスタートアップ修復を実行すると、Bootmgrを含む欠落または破損したファイルが自動的に置き換えられます。実行するには、起動可能なUSBメモリを作成し、そこからPCを起動します。
解決策8:古いデータケーブルと電源ケーブルを交換する
ケーブルの緩み、抜け、あるいは故障が原因でエラーが発生している可能性も高くあります。データケーブルと電源ケーブルを新しいものに交換し、正常に動作するか確認してください。
解決策9:BIOSを更新する
マザーボード上のBIOSが最新でない場合にも、このエラーが表示されることがあります。BIOSが最新バージョンになっているかを確認し、必要であれば更新しましょう。
解決策10:クリーンインストールを行う
Windowsのクリーンインストールは、「Bootmgr is missing」問題を解決する有効な手段です。一度Windowsを削除してから、新しいOSを再インストールしてみてください。
なお、Windowsを削除するとデータが失われるため、事前に必要な情報は必ずバックアップしておいてください。
解決策11:ハードドライブを交換する
上記の解決策をすべて試しても改善しない場合は、ハードドライブの交換を検討しましょう。物理的な故障が起きており、ソフトウェア側には問題がない可能性があります。ハードドライブを交換したら、Windowsをインストールし直してください。
注意: PCの破損やデータ損失を避けるため、特に作業内容に自信がない場合は、無理せず専門家へ相談することをおすすめします。
-
Windows 7で「BOOTMGR is missing」エラーを解決する方法
「BOOTMGR is missing」エラーは、パソコンがWindowsのインストール先を見つけられないことを示す問題です。Windowsのインストールが破損している場合や、正しく設定されていない・接続されていないハードディスクから起動しようとしている場合など、コンピューターがWindowsを起動できないときに画面に表示されます。エラーメッセージは、POST(Power On Self Test)の後、Windows 7の起動が始まったタイミングで現れます。Windowsにログインするには、この問題を必ず解決しなければなりません。本記事では、「BOOTMGR is missing」エラーの
-
【Windows 7】「BOOTMGR is missing」エラーの原因と解決方法を徹底解説
「BOOTMGR is missing」エラーは、パソコンがWindowsのインストール先を見つけられなかったことを示すトラブルです。Windowsのインストールが破損していたり、正しく構成されていない、あるいは接続されていないハードディスクから起動しようとしていたりするため、パソコンがWindowsを起動できず、このエラーが画面に表示されます。エラーメッセージは、POST(Power On Self Test)の後、Windows 7の起動が始まったタイミングで現れます。Windowsを正常に利用するには、この問題を必ず解決しなければなりません。本記事では、「BOOTMGR is miss