メディア作成ツールを使わずにWindows 10/11のISOファイルをダウンロードする方法
Windows Updateのおかげで、システムやアプリケーションの更新プログラムのダウンロードとインストールは格段に簡単になりました。しかし、Windows Updateでエラーが発生したり、正常に動作しない場合は、Microsoftの「メディア作成ツール(Media Creation Tool)」を使って更新プログラムを直接ダウンロードできます。このツールを使用すると、Windows 10/11のインストール用USBメモリを作成したり、すべての更新プログラムを含むISOファイルをダウンロードしたりすることが可能です。ダウンロードしたISOファイルをDVDに書き込めば、別のパソコンにWindows 10/11をインストールすることもできます。
メディア作成ツールとは?
メディア作成ツールは、修復したいパソコン自体にアクセスできない場合などに活用できる便利なツールです。自分のパソコンにツールをダウンロードするか、公式サイトから直接実行します。なお、このツールを使用するには、Windows 10/11が動作している環境が必要です。ツールは、ダウンロードリンクを提供する前に、使用中のオペレーティングシステムをスキャンします。
パソコンでWindows 10/11を使用している場合、Microsoftはメディア作成ツールの利用を促してきます。では、単純にISOファイルだけをダウンロードしたい場合はどうすればよいのでしょうか?メディア作成ツールなしでWindows 10/11のISOをダウンロードすることは可能なのでしょうか?答えは「はい」です。
メディア作成ツールなしでISOをダウンロードできるのか?
メディア作成ツールは、Windows OSが動作しているパソコンでしか使用できません。macOSやLinuxなど別のOSからMicrosoftのサイトにアクセスすると、ISOファイルを直接ダウンロードできるページへ自動的にリダイレクトされます。一方、Windows OSがインストールされた環境からは、まずメディア作成ツールをダウンロードしない限り、ISOファイルを入手できません。
Windowsユーザーがメディア作成ツールをスキップしてISOファイルを直接取得したい場合、ブラウザに「別のOSを使用している」と偽装させる必要があります。複雑に聞こえるかもしれませんが、実際はとても簡単です。必要なのは、ブラウザのユーザーエージェント(UA)を書き換えることだけです。
ユーザーエージェントとは、アクセス先のウェブサイトに対して、自分がどのOS・どのブラウザを使用しているかを伝える文字列のコードです。以下はブラウザのユーザーエージェントの例です。
- Chrome:Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/77.0.3837.0 Safari/537.36 Edg/77.0.211.3
- Firefox:Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1; rv:7.0.1) Gecko/20100101 Firefox/7.0.1
- Internet Explorer:Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
- Edge:Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/77.0.3837.0 Safari/537.36 Edg/77.0.211.3
特定のブラウザやOSを要求するウェブサイトにアクセスした際、環境に互換性がないと判断されると別のページが表示されます。しかし、ユーザーエージェントを偽装すれば、本来ならアクセスできないサイトにも接続できるようになります。MicrosoftにISOファイルの直接ダウンロードを許可してもらうには、ブラウザに「Windows以外のOSを使用している」と認識させる必要があります。この方法は主要なブラウザのほとんどで有効です。以下で具体的な手順をご紹介します。
作業を始める前に、不要なジャンクファイルの削除やシステムプロセスの最適化などを行い、PCの状態を整えておくことをおすすめします。エラーの防止にもつながります。準備ができたらパソコンを再起動し、以下の手順に進みましょう。
Google Chromeの場合
Google Chromeは、その高速性と高い拡張性から、現在もっとも人気のあるブラウザの一つです。Chromeでメディア作成ツールを使わずにISOファイルをダウンロードするには、以下の手順に従ってください。
- Chromeを開き、MicrosoftのWindowsダウンロードページにアクセスします。
- 画面右上の3点メニュー(⋮)をクリックし、「その他のツール > デベロッパーツール」を選択します。キーボードのCtrl + Shift + Iでも開けます。
- デベロッパーツール内の3点メニューアイコンをクリックし、「その他のツール > ネットワーク条件」を選択します。
- 「ユーザーエージェント」の項目にある「自動的に選択」のチェックを外します。
- ドロップダウンメニューから、任意のプリセット済みユーザーエージェントを選択します。Microsoftを欺いてISOをダウンロードさせるため、必ずWindows以外のユーザーエージェントを選んでください。
- デベロッパーツールのパネルを開いたまま、Microsoftのダウンロードページを再読み込みして、動作するか確認します。成功していれば、ダウンロードしたいWindows 10/11のISOのバージョンを選択できるドロップダウンメニューが表示されるはずです。
- ダウンロードしたいエディションを選択し、「確認」をクリックします。
- 希望の言語を選択し、再度「確認」をクリックします。
- 「32ビット」または「64ビット」を選択してダウンロードを開始します。選択は、更新プログラムをインストールする対象のシステム構成によって異なります。
- ダウンロード先のフォルダを指定し、「保存」をクリックします。
ユーザーエージェントを元の設定に戻すには、デベロッパーツールを閉じてChromeを再起動するだけです。
Mozilla Firefoxの場合
Firefoxも、ユーザーエージェントの偽装に対応している主要ブラウザの一つです。Microsoftに「Windows以外のOSを使用している」と思わせるには、以下の手順を実行してください。
- 新しいFirefoxウィンドウを開きます。
- Microsoftのダウンロードページにアクセスします。メディア作成ツールのダウンロードを促すページにリダイレクトされても驚かないでください。
- Ctrl + Shift + Mを押して「レスポンシブデザインモード」を開きます。
- 上部メニューの「レスポンシブ」をクリックし、リストからWindows以外のデバイス(OS)を選択します。
- 「再読み込み」をクリックしてページを更新すると、ISOファイルのダウンロードオプションが表示されるはずです。
- 希望するWindows 10/11のエディションを選択し、「確認」ボタンをクリックします。
- 以降のダウンロード手順は、上記のChromeの場合と同じです。
Microsoft Edge(レガシー版)の場合
Microsoft EdgeはWindows 10/11に標準搭載されているブラウザですが、こちらもユーザーエージェントを偽装してMicrosoftを欺くことができます。手順は以下の通りです。
- 新しいMicrosoft Edgeウィンドウを開きます。
- Microsoftのダウンロードサイトにアクセスします。
- ページ上の任意の場所を右クリックし、「要素の検査」を選択します。
- 「エミュレーション」タブをクリックします。
- 「モード」の項目で、ユーザーエージェントをWindows以外のもの(例:Apple Safari(iPad))に変更します。
- ブラウザは自動的に再読み込みされます。されない場合は、手動でページを更新してください。
- これで、希望するWindows 10/11のバージョンのISOファイルをダウンロードできるようになります。
- 以降の手順は、上記の説明に従ってください。
Microsoft Edge(Chromium版)の場合
Chromium版のMicrosoft Edgeは、その速度と効率性により急速に人気を高めています。Edge(Chromium)でユーザーエージェントを編集するには、以下の手順を実行します。
- 新しいMicrosoft Edge(Chromium)ウィンドウを開きます。
- Microsoftのダウンロードサイトにアクセスします。
- ページ上の任意の場所を右クリックし、「検査」をクリックします。
- 右側ペインの右上にある3点メニューをクリックします。
- 「その他のツール > ネットワーク条件」をクリックします。
- 「ユーザーエージェント」の項目で、「自動的に選択」のチェックを外します。
- ユーザーエージェントのドロップダウンメニューから、Windows以外のオプションを選択します。
- ページ上で右クリックし、「更新」を選択します。
- これでISOファイルをダウンロードできるようになります。以降の手順は上記の説明に従ってください。
まとめ
ダウンロードリンクは、生成されてから24時間しか有効ではないことに注意してください。リンクを作成したら、ISOファイルはサイズが大きいため、すぐにダウンロードするようにしましょう。
ISOファイルのダウンロード後は、用途に応じてさまざまな方法で活用できます。DVDへの書き込み、マウントしての利用、仮想マシン経由でのインストール、起動可能なUSBインストーラーの作成など、自由に選択できます。
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Windows 11/10でメディア作成ツールが動作しない問題を解決する4つの対処法
テクノロジーの進歩により、MicrosoftはOSのインストール方法を大きく変えてきました。Windowsメディア作成ツール(Media Creation Tool)は、お使いのデバイスを現在のWindowsバージョンから最新のWindows 11へと簡単にアップグレードできる便利なツールです。 Microsoftが公式に提供しているメディア作成ツールは完全無料で、操作性も非常にシンプルです。インストールの手順をわかりやすくガイドしてくれるため、初心者の方でも手間なく最新版のWindowsを導入できます。 「Windowsメディア作成ツールが起動しない」「うまく動作してくれない」とお困りでは
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Windows 11メディア作成ツールのダウンロード方法と使い方【起動可能USB作成ガイド】
Microsoftはついに、対象となるWindows 10デバイス向けにWindows 11の無料アップグレードの提供を開始しました。最新のWindows 11は、デザインの全面刷新に加えて、新機能やOS全般の改善が盛り込まれています。また、MicrosoftはWindows 11のISOイメージもダウンロード可能にしており、さまざまな用途で活用できます。 ただし、Microsoftは2022年半ばまでにすべての対象PCへWindows 11を段階的に展開するスケジュールを設定しているため、すぐにアップデートが表示されないユーザーも少なくありません。待ちきれずに早くWindows 11を使いた