【解決策】Windows 10 2004アップデート後の「RDR_FILE_SYSTEM 0x27」ブルースクリーンエラーの対処法
MicrosoftはWindows 10に対して頻繁にアップデートを配信しています。PCの再起動やインストール待ちの時間が必要なため、ユーザーにとっては少し面倒に感じられることもあるでしょう。しかし、これらのアップデートは必要不可欠なものです。新機能の追加、バグの修正、セキュリティ上の脆弱性への対応など、システムを安全かつ快適に保つために重要な役割を果たしています。通常、アップデートは問題なく完了しますが、まれにトラブルが発生することもあります。

最近、「Windows 10 2004ビルドのアップデート」を適用した一部のユーザーから、エラーコード「0x027」を伴うブルースクリーン(BSOD)が発生するという報告が寄せられています。このBSODは、アップデート後にネットワークに接続した状態でドメインプロファイルにログオンする際に表示されるのが特徴です。一般的にBSODはシステムクラッシュを引き起こし、問題のあるドライバーやハードウェアの不具合が主な原因となります。
原因の特定方法
BSODが発生する原因はさまざまです。対処法を試す前に、まず何が原因でこのBSODが発生しているのかを特定することをおすすめします。BSODが発生すると、Windowsはクラッシュに関する情報を含む「ダンプファイル(ミニダンプ)」を自動的に作成します。この情報を確認すれば、具体的な原因を把握できます。以下の手順に従って問題を特定しましょう。
- BSOD発生後、システムは自動的に再起動されます。このBSODはドメインプロファイルへのログオン時にのみ発生するため、ローカルアカウントを使えば正常にログインできます。
- ログイン後、エクスプローラーを開きます。
- C: ドライブ(Windows OSが入っているドライブ)を開きます。
- Windows フォルダを見つけてクリックします。
- Minidump フォルダを探して開きます。

- クラッシュダンプファイル(複数ある場合もあります)が表示されます。最新のファイルをデスクトップにコピーしてください。フォルダ内にファイルがない場合は、クラッシュを再度発生させる必要があります。

- ダンプファイルを入手したら、解析してエラーの原因を調べます。Microsoftサポートの公式ページでダンプファイルの読み方・解析方法が案内されているので参考にしてください。
- よくあるエラーコードのトラブルシューティングについては、Microsoftサポートのこちらのページも役立ちます。
ダンプファイルの解析に自信がない場合は、以下の対処法を順番に試してみてください。
方法1:Wi-Fi/イーサネットをオフにしてログインする
この問題への対処法の一つは、Wi-Fiやイーサネットをオフにしてログインすることです。そうすることで、Windowsへのログイン時にオンラインサービスへ接続されるのを防げます。
- このケースでは、ドメインユーザープロファイルへのログイン時にのみブルースクリーンが発生します。
- そのため、Wi-Fiをオフにし、ネットワーク未接続の状態でドメインアカウントにログインするのが有効な回避策です。
- 正常にログインできたら、Wi-Fiを再接続します。
- 検索バーに「コントロールパネル」と入力して開きます。
- コントロールパネルの検索欄に「同期センター(Sync Center)」と入力して開きます。

- 左側のメニューから「オフラインファイルの管理」をクリックします。

- 「オフラインファイルを無効にする」ボタンを押します。

- その後、システムを再起動します。
方法2:Windowsを更新する
この種のエラーを解決する定番の方法は、保留中のアップデートをダウンロードしてインストールすることです。以下の手順でWindowsを最新バージョンに更新しましょう。
- WindowsキーとXキーを同時に押します。
- 「検索」を選択します。

- 「Update」と入力し、「更新プログラムのチェック」をクリックします。
- アップデート画面に利用可能な更新プログラムが表示されます。

- アップデートをインストールし、再起動後、問題が再現するかどうかを確認します。
アップデートがない場合や問題が解決しない場合は、次の方法に進んでください。
方法3:ハードウェアドライバーを更新する
多くのBSODはハードウェア関連の不具合が原因のため、ドライバーを更新することで致命的なエラーが解消される可能性があります。ドライバーの更新手順の詳細については割愛しますが、Microsoftの公式ガイドなどを参照して各デバイスのドライバーを最新版にしておきましょう。
ドライバーを更新しても問題が解決しない場合は、次の解決策を試してください。
方法4:BIOSの初期化と更新
BIOSは起動プロセス中にハードウェアを初期化するためのプログラムです。接続されたハードウェアコンポーネントをテストし、エラーがないかを確認するのが主な役割です。BIOS設定を変更したことがある場合や、長期間更新していない場合は、バグやエラーが発生することがあります。
BIOSの更新手順の詳細については、すでに多くの記事があるためここでは省略します。お使いのマザーボードのマニュアルやメーカーの公式サイトの手順に従ってBIOSを更新してください。また、BIOS設定を変更した覚えがある場合は、デフォルト設定に戻してから問題が再現するかどうかを確認することをおすすめします。それでも解決しない場合は、次の方法に進みましょう。
方法5:クリーンブートを実行する
OSとの外部競合が原因である可能性も考えられます。その場合はクリーンブートを行うのが効果的です。クリーンブートとは、OSの起動時に必要最低限のサービスとプログラムのみを読み込んで起動する状態のことです。以下の手順で実行しましょう。
- WindowsキーとRキーを同時に押します。
- 表示されたウィンドウに「msconfig」と入力してEnterキーを押します。

- 「サービス」タブに移動します。
- 「すべてのMicrosoftサービスを隠す」にチェックを入れ、「すべて無効」ボタンをクリックします。

- 変更を適用して「OK」を押します。
- システムを再起動します。これでクリーンブートモードで起動します。
方法6:システムの復元を実行する
Windowsのシステム復元ツールを使うと、以前のレジストリやドライバーの構成に戻すことができます。深刻な問題が発生している場合でも、安全な状態へ戻せるので便利です。以下の手順に従ってください。
- 「コントロールパネル」を検索して開きます。
- 「システムとセキュリティ」をクリックします。

- 「システム」を開き、「システムの保護」を選択します。

- システムの保護タブから「システムの復元」をクリックします。
- 画面の指示に従って復元を進めます。「推奨される復元」オプションを選択してください。
- 指示に従うと、システムの復元によってWindowsがアップデート前の状態に戻ります。処理完了後、システムは自動的に再起動されます。
- 再度ログインすると、「システムの復元は正常に完了しました」というウィンドウが表示されるはずです。
方法7:アップデートを元に戻す
BSODの解決策が見つからず、エラーが繰り返し発生する場合は、Microsoftが問題を修正するまで一時的に以前のバージョンへロールバックするのも一つの手段です。以下の手順で以前のバージョンに戻しましょう。
- 「検索バー」を開きます。
- 「Update」と入力し、「Windows Updateの設定」を開きます。
- サイドバーから「Windows Update」を選択します。

- スクロールして「更新履歴の表示」を選択します。
- ここで、これまでにインストールした過去のWindowsアップデートを確認できます。

- 元に戻したいアップデートを右クリックし、「アンインストール」を選択します。特定のアップデートをクリックすると詳細情報や、そのアップデートに関連して発生しうるエラーを確認することもできます。
- 画面の指示に従ってアップデートを元に戻します。
アップデートのロールバックについて詳しくは、Microsoftの公式サポートページをご覧ください。
注意:小規模なマイナーアップデートは元に戻せない場合があります。
上記のすべての解決策を試してもブルースクリーンが解消されない場合は、Microsoftサポートへの問い合わせを検討しましょう。また、アンチウイルスソフトを一時的に無効化してみるのも効果的な場合があります。
-
Windows 10 Creators Update 後にインターネットに接続できない問題を解決する9つの方法
Windows 10 Creators Update(クリエイターズアップデート)を適用した後、「ワイヤレス接続にもイーサネット接続にも『インターネットアクセスなし』と表示され、インターネットに接続できない」という報告が多くのユーザーから寄せられています。要するにインターネット接続が完全に失われた状態で、ネットがないために仕事もシステム操作もうまくいかず、途方に暮れてしまう状況です。しかも、ネットワークトラブルシューティングツールを実行しても「問題は見つかりませんでした」と表示されるだけで、事態は一向に改善しません。 さらに一部のユーザーからは、タスクバーの通知領域にネットワークアイコンが表
-
Windows 10 Creators Update後に画面の明るさがリセットされる問題を解決する方法
Windows 10 Creators Updateを適用した後、多くのユーザーから「PCを再起動するたびに画面の明るさがデフォルト値(現在値の50%程度)に自動的にリセットされる」という不具合が報告されています。これはWindowsがディスプレイの明るさ設定を正しく記憶できず、再起動のたびに手動で調整し直す必要があるという厄介な問題です。 なお、この問題はCreators Updateの人気機能である「ナイトライト(夜間モード)」とは関係ありません。本記事では、この明るさの問題を解決するためのトラブルシューティング方法を4つの手法に分けて詳しく解説します。 Windows 10 Creat