【Windows 7/8/10対応】ブートエラー0xc0000098の原因と解決方法まとめ
エラーコード0xc0000098は、ブート構成データ(BCD)ファイルが破損している場合に表示されるエラーです。このエラーが発生するとWindowsが起動できなくなり、PCが事実上使用不能の状態に陥ります。原因はハードウェアの不具合、たとえばハードディスクの故障やメモリ(RAM)の不良であることもあるため、以下の方法で問題を解決した後は、これら2つのコンポーネントの状態もあわせて確認しておくことをおすすめします。
この問題はWindows VistaからWindows 10まで、非常に多くのユーザーを悩ませてきたものであり、何が起きているのか分からない方にとっては大きなストレスとなるでしょう。誰もがこのエラーに遭遇する可能性があり、問題を解決するまでWindowsデバイスを使用することはできません。
幸いにも、破損したBCDファイルを修復し、この問題を解決する確実な方法があります。修復後はWindowsが正常に起動し、再びシステムを使い続けられるようになります。ただし、作業にはWindows回復ドライブ(インストール用USBメモリまたはCD/DVD)が必要です。作業を始める前に必ず準備しておきましょう。
BIOSで起動順序を変更する方法
本記事の手順に進む前に、BIOS設定の変更方法と、USBメモリやディスクからの起動方法について理解しておくことが重要です。
パソコンを再起動し、起動直後にBIOS(またはUEFI)の設定画面に入ります。設定画面に入るためのキーはマザーボードのメーカーによって異なり、Esc、Delete、F2、F8、F10、F12などさまざまです。POST画面やパソコンに付属のマニュアルに記載されているほか、「BIOS 入り方 ○○(型番)」で検索すれば簡単に見つかります。BIOS内の「Boot」メニューに移動してください。後述の解決手順を実行するには、起動順序の変更方法を把握しておく必要があります。
方法1:MBR・ブートセクター・BCDを再構築して修復する(Windows 7/8/10)
この手順では、前述の回復ドライブが必要になります。回復メディアをお持ちでない場合は、Rufusを使った起動可能なメディアの作成ガイド(Windows 8/10向け)、Windows 7/Vistaの場合は専用の手順を参照してください。
- BIOSに入ったらブートオプションへ移動し、BIOS画面内の操作案内に従って、第一起動デバイスをお持ちのUSBメモリまたはDVDドライブに設定します。これにより、コンピュータはまずそのデバイスからの起動を試みるようになります。
- 回復ドライブから起動したら、Windowsセットアップ画面で言語などの各項目を適切に設定し、次へをクリックします。
- 画面左下のコンピューターを修復するをクリックし、オプションの選択画面でトラブルシューティングを選択します。
- トラブルシューティング画面で詳細オプションをクリックし、コマンドプロンプトを選択します。Windows 7/Vistaの場合は「システム回復オプション」画面からコマンドプロンプトを選んでください。
- コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれ入力後にEnterキーを押します。
bootrec /scanos
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /rebuildbcd
方法2:スタートアップ修復を使用する
こちらの方法でもWindows回復ドライブが必要です。Windowsに内蔵されたツールを使って、BCDファイルを自動的に修復します。
- 前の方法の手順1~4を実行して、コンピューターを修復する画面まで進みます。
- Windowsのインストールを選択し、利用可能な回復オプションの一覧からスタートアップ修復を選びます。
ツールがインストール環境のスキャンを行う間、しばらくお待ちください。スタートアップ修復がエラーを検出すると、可能であれば自動的に修復を試みます。これにより0xc0000098エラーの再発を防ぐことができます。より詳しい手順を画像付きで確認したい場合は、スタートアップ修復の解説記事も参考にしてください。
方法3:システム ファイル チェッカーでシステムをスキャンする
システム ファイル チェッカー(SFC)は、コンピューターのシステムファイルを自動的にスキャンし、必要に応じて修復を試みる便利なツールです。
- 最初の方法と同じ手順で、コンピューターを修復する画面まで進みます。
- Windowsがインストールされているドライブを選択します。
- システム回復オプションの画面からコマンドプロンプトを選択します。
- コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押して実行します。
sfc /scannow /offbootdir=C:\ /offwindir=C:\Windows\
C:\はWindowsがインストールされているドライブ文字に、C:\Windows\はWindowsフォルダーの場所に置き換えて入力してください。
- SFCユーティリティによるスキャンが完了するまで待ちます。可能であればエラーが自動的に修復されるため、これ以上心配する必要はありません。
方法4:CHKDSKユーティリティを実行する
ここまでの方法で解決しない場合は、CHKDSKユーティリティを試してみましょう。ディスクをチェックし、ファイルシステムのエラーを修正できるWindows内蔵ツールです。
- 前の方法の手順1~3と同様に、Windows回復ドライブからコマンドプロンプトを開きます。
- コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押して実行します。
chkdsk C: /f
C:はWindowsがインストールされているドライブ文字に置き換えて入力してください。
- ユーティリティの処理が完了するまで待ちます。エラーが見つかった場合、0xc0000098エラーも含めて修復が試みられます。
Windows 10の登場から長い時間が経過してもなお、Microsoftはすべての不具合を解消しきれておらず、一部のハードウェアの問題は本来よりも深刻な形で現れることがあります。このエラーもその一例です。システム修復後にはハードウェアの状態をチェックすることをおすすめしますが、上記の手順に従えば、再びWindowsを正常に起動できるようになるはずです。
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