Windows 8/8.1/10でスタートアップ修復を実行する3つの方法
パソコンが正常に起動しない原因は、ハードウェアの故障だけではありません。Windowsの起動ファイルが破損していたり、ブートファイルが無効になっていたりといったソフトウェア上の問題も、起動失敗につながることがあります。そんなときに役立つのが「スタートアップ修復」です。これはMicrosoftが開発したツールで、Windowsが正しく起動するために必要なファイルやソフトウェアの問題を自動的に検出し、修復してくれます。Windows XP以降のすべてのバージョンで利用可能です。
Windows 8、8.1、10では、スタートアップ修復を実行する方法が主に3つあります。それぞれの手順を詳しく解説します。
BIOSを起動してブート順序を変更する方法
後述の対処法を実行するには、BIOS(UEFI)への入り方とブート順序の変更方法を知っておく必要があります。
まずパソコンを再起動し、起動直後にBIOS(またはUEFI)設定画面に入ります。押すべきキーはマザーボードのメーカーによって異なり、Esc、Delete、F2、F8、F10、F12などがあります(多くの場合はF2キー)。対応するキーはPOST画面やパソコン付属のマニュアルに記載されています。「BIOS 起動方法 機種名」などで検索して確認することもできます。設定画面が開いたら、「Boot」タブへ移動してください。
方法1:スタートアップオプション画面から実行する
Windows 8、8.1、10がプリインストールされたパソコンのほとんどには、OSに多数の回復・復元ユーティリティが組み込まれており、スタートアップ修復もその一つです。この方法なら、スタートアップオプション画面から簡単にアクセスして実行できます。ただし、この方法を使えるのは、Windowsにサインインできるか、少なくともログイン画面まで表示できる場合に限られます。
スタートアップオプション画面を開くには、電源ボタンをクリックし、Shiftキーを押しながら再起動をクリックします。

パソコンが再起動すると、スタートアップオプション画面が表示されます。この画面で「トラブルシューティング」をクリックします。

続いて「詳細オプション」をクリックし、「自動修復」(「スタートアップ修復」と表示される場合もあります)をクリックします。指示があれば、修復対象のオペレーティングシステムを選択してください。管理者権限のあるアカウントを選ぶよう求められたら、該当するアカウントを選択します。
選択したアカウントのパスワードを入力し、「続行」をクリックすると、スタートアップ修復プロセスが開始されます。途中で操作や選択を求められたら、それに従ってください。再起動が必要な場合は、パソコンを再起動します。
処理が完了すると、問題が検出されたかどうか、また検出された問題がスタートアップ修復によって解決されたかどうかが通知されます。

方法2:インストールメディアを使用して実行する
Windows 8、8.1、10では、インストールディスクまたはインストール用USBメモリを使ってスタートアップ修復を実行することもできます。手順は以下の通りです。
WindowsのインストールディスクまたはUSBメモリを問題のパソコンに挿入し、再起動します。インストールメディアをお持ちでない場合は、RufusやMedia Creation Toolを使って作成できます。パソコンの起動が始まったらすぐにBIOS設定画面に入り(操作方法はマザーボードのメーカーによって異なります。通常はロゴ表示前の最初の画面でF2キーを押します)、「Boot」タブからブート順序を変更し、ハードドライブではなくインストールメディアから起動するように設定します。

変更を保存してBIOS設定を終了します。指示があれば、任意のキーを押してインストールメディアから起動します。言語、タイムゾーン、キーボードレイアウトの設定を選択して「次へ」をクリックします。「今すぐインストール」ボタンが中央に表示されたウィンドウが現れたら、ウィンドウ左下にある「コンピューターを修復する」をクリックします。

これでスタートアップオプション画面に移動します。ここからの手順は以下の通りです。
「トラブルシューティング」>「詳細オプション」の順にクリックし、「自動修復」(「スタートアップ修復」と表示される場合もあります)をクリックします。

指示があれば、修復対象のOSを選択します。管理者アカウントを選ぶよう求められたら選択し、そのアカウントのパスワードを入力して「続行」をクリックします。
スタートアップ修復プロセスが開始されます。操作や選択を求められたらそれに従い、再起動が必要な場合は再起動してください。
処理完了後、問題が検出されたかどうか、また検出された問題が修復されたかどうかが通知されます。
方法3:システム修復ディスクを使用して実行する
事前に作成しておいたシステム修復ディスク、または自分と同じバージョンのWindowsが稼働する正常なパソコンで作成したシステム修復ディスクを使っても、スタートアップ修復を実行できます。手順は以下の通りです。
システム修復ディスクをパソコンに挿入し、再起動します。
起動が始まったらすぐにBIOS設定画面に入り(操作方法はマザーボードのメーカーによって異なります)、ブート順序をハードドライブではなくシステム修復ディスクから起動するように変更します。
変更を保存してBIOS設定を終了します。
指示があれば、任意のキーを押してシステム修復ディスクから起動します。
キーボードの言語レイアウトの一覧が表示されたら、希望するものをクリックします。
すると、スタートアップオプション画面が表示されます。
スタートアップオプション画面での手順は以下の通りです。
「トラブルシューティング」>「詳細オプション」の順にクリックします。
「自動修復」(「スタートアップ修復」と表示される場合もあります)をクリックします。
指示があれば、修復対象のOSを選択します。
管理者アカウントを選ぶよう求められたら選択します。
選択したアカウントのパスワードを入力し、「続行」をクリックします。
スタートアップ修復プロセスが開始されます。操作や選択を求められたらそれに従い、再起動が必要な場合は再起動してください。
処理完了後、問題が検出されたかどうか、また検出された問題がスタートアップ修復によって解決されたかどうかが通知されます。
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