Windows 10 / 8.1 / 7で「No boot device found」エラーを解決する8つの対処法
Windows 10、8.1、またはWindows 7の起動時に「No boot device found. Press any key to reboot the machine」というエラーメッセージが表示されて困っていませんか?このエラーは、起動情報が保存されているHDDやSSDにシステムがアクセスできなかったことを意味します。つまり、パソコンの電源を入れた際に接続されているすべてのドライブをスキャンしたものの、起動可能なOSが見つからなかった状態です。
なお、このエラーメッセージは環境によって以下のように表示が異なる場合があります。
- No bootable device detected – Insert Boot disk and press any key(起動可能なデバイスが検出されません。起動ディスクを挿入して任意のキーを押してください)
- No Boot Device Available – Strike the F1 key to retry boot, F5 to run the setup utility(F1キーで再試行、F5キーでセットアップユーティリティを実行)
起動時に「no boot device found」エラーが発生する原因
この起動エラーは、何らかの問題を解決するためにシステムを再起動したタイミングや、新しいHDD・外付けHDDを接続した後に発生することが多いようです。主な原因としては以下が挙げられます。
- ブート順序(起動順序)の設定ミス
- MBR(マスターブートレコード)の破損(BOOTMGRの欠損など)
- BCD(ブート構成データ)の破損
- システムファイルの損傷
- HDD自体の故障やディスクエラー、バッドセクター
- パーティションが認識されていない
この記事では、「no boot device found press any key to reboot the machine」エラーを解消するために、初心者でも実践できる対策を順番にご紹介します。
1. 外付けUSB機器をすべて取り外す
まずは最も基本的な対策として、外付けUSB機器をすべて取り外しましょう。外付けHDDやUSBメモリがエラーの原因になっているケースは少なくありません。ブート順序の設定によっては、Windowsが外部ドライブやUSBメモリから起動しようとし、OSが見つからずにこのエラーが発生するためです。
実際にMicrosoftフォーラムやRedditでも、「PCが起動しなかったがUSB機器を取り外したら解決した」という報告が多数寄せられています。外付けHDD、USBメモリ、プリンター、スキャナーなどをすべて取り外し、Windowsが正常に起動するか確認してください。正常に起動した場合は、機器を1台ずつ再接続して、どれが原因かを特定しましょう。
2. HDDのケーブル接続を確認する
ノートパソコンをお使いの場合は、この手順をスキップしても構いません。
デスクトップパソコンの場合、SATAケーブルや電源ケーブルがHDDに正しく接続されていないと、このエラーが発生することがあります。まずはPCの電源を切り、コンセントからも抜いて、ケースを開けてください。その上で、すべてのSATAケーブルがマザーボードとハードドライブにしっかりと固定されているかを確認します。「SATAケーブルがマザーボードに奥まで差し込まれていなかった」というのが原因だったというユーザーの報告も多くあります。すべてを正しく接続し直せば、問題は解決するはずです。

3. ブート順序を変更する(HDDを最初の起動デバイスに設定)
前述のとおり、誤ったブート順序は、起動不可能なドライブやデバイスから起動しようとしてエラーを引き起こします。BIOS設定画面を開き、内蔵HDDをブート順序の先頭に設定しましょう。
PCを再起動し、起動直後に「F2」キー(Del、F12、F8など、メーカーによって異なります)を連打してBIOS画面に入ります。「BIOS Setup Utility」内の「Boot」タブに移動し、「↑↓」キーを使って内蔵の起動ディスクを最初の起動デバイスに設定します。その後「F10」キーで変更を保存して再起動してください。これで正しいディスクから起動を試みるようになり、エラーが解消される可能性があります。

4. システムのブート情報を修復する
MBRの破損も「No Boot Device Available」エラーの原因になります。また、BCD(ブート構成データ)やMBR(マスターブートレコード)などのブート情報が壊れている場合にも、同様のエラーが発生します。
修復には、コマンドプロンプトを使用します。Windows 8.1 / 10 の場合は「詳細オプション(Advanced options)」からコマンドプロンプトを起動してください。

Windows 7 の場合は、インストールメディアからPCを起動します。インストールメディアがない場合は、別途作成しておきましょう。言語と地域を選択し、「コンピュータを修復する(Repair your computer)」をクリックします。OSの一覧から「Windows 7」を選択して「次へ」をクリックし、「コマンドプロンプト(Command Prompt)」を選択します。

コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押して実行します(ブートリストへの追加を求められた場合は「Y」を入力してEnterを押します)。
- bootrec /fixmbr
- bootrec /fixboot
- bootrec /scanos
- bootrec /rebuildbcd

上記のコマンドで改善しない場合は、代わりに以下のコマンドを試してみてください。
- bcdedit /export C:BCD_Backup
- c:
- cd boot
- attrib bcd -s -h -r
- ren c:\boot\bcd bcd.old
- bootrec /RebuildBcd
コマンドの実行後、問題が解決したかどうかを確認してください。
5. ディスクエラーをチェックして修復する(CHKKDSK)
BCDやMBRの修復が完了したら、続けてCHKDSKコマンドを実行し、ディスクエラーやバッドセクターが問題の原因になっていないかを確認しましょう。CHKDSKコマンドに追加パラメータを付けることで、検出されたエラーを自動的に修復させることができます。
同じコマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押して実行します。
chkdsk /f /r /x
これによりディスクのスキャンとエラーチェックが行われ、問題が見つかった場合は可能な範囲で自動修復されます。修復処理が100%完了するまで待ちましょう。
6. SFCユーティリティで破損したシステムファイルを修復する
CHKDSKの実行後は、さらにシステムファイルチェッカー(SFC)を実行して、破損・欠落・損傷したシステムファイルが起動エラーの原因になっていないかを確認します。SFCはシステム全体をスキャンし、問題のあるファイルが見つかれば、%WinDir%\System32\dllcacheにある圧縮フォルダから修復・復元を行います。
同じコマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enterキーで実行してください。
sfc /scannow
処理が100%完了するまで待ち、その後Windowsを再起動します。今度こそ「no boot device found」「No Boot Device Available」などの起動トラブルなしに、Windowsが正常に立ち上がるはずです。
注意:SFCスキャンの結果「Windows Resource Protection found corrupt files but was unable to fix some of them(破損ファイルが見つかったが一部を修復できませんでした)」と表示された場合は、DISMコマンド(dism /online /Cleanup-image /restorehealth)を実行してください。システムイメージが修復され、SFCが正常に機能するようになります。
7. プライマリパーティションをアクティブに設定する
ここまでの対策を試してもまだエラーが解決しない場合は、ハードドライブのプライマリパーティション(OSがインストールされている領域)をアクティブパーティションに設定してみましょう。何らかの理由でプライマリパーティションが非アクティブになっていると、起動デバイスが見つからないエラーが発生します。
再度「詳細オプション」からコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを1行ずつ実行してください。
DiskPart list disk select disk 0 list volume select volume 3 active exit
※「select volume 3」の部分は、OSがインストールされているボリューム番号を選択してください。環境によって番号は異なります。

注意:通常はシステム予約済みパーティション(約100MB)をアクティブにします。システム予約済みパーティションが存在しない場合は、C:ドライブをアクティブに設定してください。
コマンドプロンプトを閉じてPCを再起動します。多くの場合、この方法でWindows 10 / 8.1 / 7の「No Boot Device Available」エラーは解決できます。
8. オペレーティングシステムを再インストールする
OS自体のファイルが深刻に破損していることがエラーの原因である可能性もあります。システムの初期化(リセット)を試すか、Windowsインストールメディアを使用してOSを再インストールしてみてください。再インストール後は、エラーが再発しなくなることが期待できます。
まとめ
本記事では、Windows 10 / 8.1 / 7で発生する「no bootable device detected」「No Boot Device Available」「no boot device found press any key to reboot the machine」などの起動エラーに対する、実践的な解決策をご紹介しました。外付け機器の取り外しから始まり、ケーブル確認、BIOS設定、ブート情報の修復、ディスクチェック、システムファイル修復、パーティション設定、そしてOS再インストールまで、簡単な順に段階的に試すことで、ほとんどのケースは解決できます。ぜひ順番に試してみてください。
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