【解決】Windows 7/8/10でエラー1500「別のインストールが実行中です」と表示されるときの対処法
エラー1500「別のインストールが実行中です」とは?
Windows 10をはじめとするすべてのバージョンのWindowsでは、Windows Installerを使ったプログラムのインストール中に、別のプログラムを同時にインストールすることはできません。すでに別のインストールが進行している状態で新しいプログラムをインストールしようとすると、次のエラーメッセージが表示されます。
「エラー 1500。別のインストールが実行中です。このインストールを続行するには、先にそのインストールを完了する必要があります。」
本来であれば、実行中のインストールが完了するまで待つか、そのインストールを終了してから改めて試せば問題は解決します。ところが実際には、バックグラウンドで他のインストールが一切動いていないにもかかわらず、このエラーが表示されてしまうケースが多数報告されています。

他にインストール作業が行われていないのにエラー1500が出てしまう場合は、以下の4つの対処法を順番に試してみてください。
対処法1:SFCスキャンを実行する
システムファイルチェッカー(SFC)によるスキャンは、この種のトラブルに対する最も基本的な対策です。SFCはシステムファイル全体を検査し、破損や不具合のあるファイルを自動的に検出して修復・置換してくれます。Windows 10でのSFCスキャンの詳しい実行手順は、専用のガイド記事を参考にしてください。
対処法2:原因となっているバックグラウンドプロセスを終了する
過去に実行したインストールのプロセスがバックグラウンドに残存していると、エラー1500が発生することがあります。この場合は、タスクマネージャーで該当プロセスを強制終了すれば解決できます。
- Ctrl + Shift + Escキーを同時に押して、タスクマネージャーを起動します。
- 「プロセス」タブを開きます。
- 実行中の「バックグラウンド プロセス」の一覧から、以下のプロセスを見つけて選択し、「タスクの終了」をクリックします(見つかったものはすべて終了させてください)。
msiexec.exe
installer.exe
setup.exe - 必要なプロセスをすべて強制終了したら、タスクマネージャーを閉じます。
- 改めてインストールを実行します。今度は正常に完了するはずです。

対処法3:レジストリからインストール状態の参照情報を削除する
インストールの実行中は、その進行状況を示す参照情報がレジストリに書き込まれ、インストール完了時に削除される仕組みになっています。しかし何らかの不具合でこの参照情報が削除されずに残ってしまうと、次回インストール時にエラー1500が発生します。以下の手順で手動削除しましょう。
※ レジストリを編集する前には、誤操作に備えて必ずバックアップを作成してください。
- Windowsロゴキー + Rを押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「regedit」と入力してEnterキーを押し、レジストリエディターを起動します。
- 左側のツリーで、以下のパスへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE > Software > Microsoft > Windows > Installer - 左ペインで「Installer」キーの下にある「InProgress」サブキーをクリックします。
- 右ペインに表示された「(既定)」の値をダブルクリックして、編集画面を開きます。
- 「値のデータ」欄に入力されている内容をすべて消去し、「OK」をクリックします。
- レジストリエディターを閉じます。
ここまで完了したら、問題が発生していたインストールを再度実行し、エラーが解消されたかどうかを確認してください。
対処法4:Windows Installerサービスを停止して再起動する
このエラーは、Windows Installerが「2つのプログラムを同時にインストールしようとしている」と誤認識することで発生します。上記の対処法で改善しない場合は、Windows Installerサービスを一度停止し、その後再起動するのが非常に有効です。手順は以下の通りです。
- Windowsロゴキー + Rを押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「services.msc」と入力してEnterキーを押し、サービス管理ツールを起動します。
- サービスの一覧を下へスクロールし、「Windows Installer」サービスをダブルクリックします。
- 「停止」ボタンをクリックしてサービスを停止します。または、「スタートアップの種類:」のドロップダウンメニューから「無効」を選択しても構いません(長期的には同じ効果が得られます)。
- 「適用」→「OK」の順にクリックします。
- パソコンを再起動します。
- 再起動後、もう一度手順1~3を実行します。
- 手順4で「停止」を選んだ場合は「開始」をクリックします。「無効」に設定した場合は、「スタートアップの種類:」を「手動」に変更します。
- 「適用」→「OK」をクリックし、サービス管理ツールを閉じます。

最後に、エラー1500が表示されていたインストールを再度実行し、今度は正常に完了するかどうかを確認してください。
まとめ
エラー1500は、見かけ上はインストールの競合を知らせるものですが、実際には残存プロセスやレジストリの不整合が原因であることが少なくありません。まずはSFCスキャンやタスクマネージャーでのプロセス終了といった簡単な方法から試し、改善しない場合にレジストリ編集やサービスの再起動へと進むのがおすすめです。レジストリ操作の際は必ず事前にバックアップを取り、慎重に作業を行ってください。
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