DISMホストサービスプロセスのCPU使用率が高い?原因と対処法を徹底解説
OSが安定して動作するためには、バックグラウンドで稼働する何百ものプロセスに依存しています。これらのプロセスはシステムにとって不可欠な存在ですが、状況によってはトラブルの原因になることもあります。典型的な例が、本来必要とされる量を超えてリソースを消費するケースです。通常、アイドル状態のプロセスがCPUやメモリなどのリソースを大量に消費することはありません。ところが、プロセスに何らかの異常が発生すると、逆の挙動を見せるようになります。DISMホストサービスプロセスも例外ではなく、これが原因でCPU使用率が異常に高くなることがあるのです。

DISMホストサービスプロセスとは何か
まず、このサービスがどのようなもので、何のために使われるのかを確認しておきましょう。DISM(Deployment Image Servicing and Management/展開イメージのサービスと管理)は、Windowsに標準搭載されているコマンドラインツールです。主にWindowsイメージの準備やメンテナンスに使用され、システムファイルが破損または汚染された際に、Windows OSを修復するためにも活用できます。
さらに、Windowsアップデートのインストール時にも、このプロセスはバックグラウンドで動作します。つまり、Windows Updateの実行中にDISMのCPU使用率が高くなるのはごく自然な現象であり、アップデートが完了すれば使用率も通常に戻ります。心配する必要はありません。
一方、アップデート中でもないのにタスクマネージャー上でCPU使用率が高いまま推移している場合は、何らかの問題が発生している可能性があります。本記事では、この問題を解決するための複数の対処法を順番にご紹介していきます。
対処法1:Superfetch(SysMain)サービスとBITSサービスを無効化する
Superfetchは、ユーザーのPC利用パターンを学習し、時間の経過とともに操作性を高速化するWindowsサービスです。新しいバージョンのWindowsではSysMainという名称に変更されているため、最新ビルドのWindows 10以降をお使いの場合はSysMainを探してください。このサービスが誤作動すると、CPU使用率が高くなる問題を引き起こすことがあります。
また、BITS(Background Intelligent Transfer Service/バックグラウンドインテリジェント転送サービス)も同様の問題の原因になり得ます。このサービスは、ネットワーク経由でファイルをバックグラウンド転送し、それをDISMプロセスに引き渡す役割を担っています。問題を解決するには、両方のサービスを無効化しましょう。以下の手順に従ってください。
- まず、Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開きます。
- ダイアログボックスが表示されたら、services.msc と入力してEnterキーを押します。

- すると、Windowsサービス画面が開き、システム上の全サービス(実行中・停止中の両方)の一覧が表示されます。
- 一覧の中から Superfetch または SysMain を探します。

- 見つけたらダブルクリックして、プロパティウィンドウを開きます。
- プロパティウィンドウで 停止 ボタンをクリックしてサービスを停止し、あわせて スタートアップの種類 のドロップダウンメニューから 無効 を選択します。

- その後、適用 をクリックし、OK を押します。
- 次に、サービス一覧から Background Intelligent Transfer Service を探します。キーボードの B キーを押すと、アルファベットBで始まるサービスまで一気にジャンプできるので便利です。

- 該当サービスを見つけたら、こちらもダブルクリックして プロパティ ウィンドウを開きます。
- 停止 ボタンでサービスを停止し、スタートアップの種類 をドロップダウンメニューから 無効 に変更します。

- 適用 をクリックして、OK を押します。
- 以上が完了したらPCを再起動し、タスクマネージャーを開いて問題が解消されているかどうかを確認してください。
対処法2:システムファイルチェッカー(SFC)を実行する
システムファイルチェッカー(SFC)は、Windowsに標準搭載されたツールで、システムファイルをスキャンし、破損したファイルが検出されると自動的に置き換えます。具体的には、Windows OSの重要なファイルのマニフェストを取得し、実際にPC上にあるファイルと照合することで問題を特定します。システムファイルの破損が原因でCPU使用率が高くなっているケースでは、SFCスキャンの実行が有効です。以下の手順で行いましょう。
- まず、管理者権限のコマンドプロンプトが必要です。スタートメニューを開いて「cmd」と検索し、表示された結果を右クリックして 管理者として実行 を選択します。

- 管理者権限のコマンドプロンプトが開いたら、「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押します。

- SFCツールがシステムファイルの整合性チェックを開始します。処理にはある程度時間がかかるので、完了までお待ちください。
- スキャン完了後、破損ファイルが検出された旨のメッセージが表示された場合は、続けて「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」コマンドを入力してEnterキーを押します。
- このプロセスも完了したら、タスクマネージャーを開いてCPU使用率が改善されているか確認しましょう。
対処法3:クリーンブートを実行する
場合によっては、システムにインストールされたサードパーティ製アプリケーションが問題の原因になっていることがあります。この場合、クリーンブートを実行します。クリーンブートとは、起動時に自動的に実行される不要なサービスやアプリケーションをすべて無効化してWindowsを起動する手法です。クリーンブート後に問題が発生しなければ、原因はサードパーティ製アプリであると判断できます。その際は、問題が発生し始める前にインストールしたアプリケーションを順番にアンインストールして、原因を特定してください。クリーンブートの手順は以下のとおりです。
- まず、Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開きます。
- ダイアログボックスに msconfig と入力してEnterキーを押します。

- すると、システム構成画面が開きます。
- サービスタブに切り替え、すべてのMicrosoftサービスを隠す チェックボックスにチェックを入れて、Microsoft関連サービスを一覧から非表示にします。

- その状態で すべて無効 ボタンをクリックし、残りのサービスをすべて無効化して 適用 をクリックします。

- 次に スタートアップ タブに切り替え、タスクマネージャーを開く をクリックします。

- 開いたタスクマネージャーの スタートアップ タブで、各アプリケーションを1つずつ選択し、無効化 ボタンをクリックして起動時の自動実行をオフにします。

- 以上が完了したらPCを再起動し、問題が再発するかどうかを確認します。問題が解消されていれば、原因はシステム上のアプリケーションです。問題が発生し始めた時期にインストールしたアプリなど、怪しい候補から順番にアンインストールしていきましょう。
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