【解決法】wsappxによるCPU・メモリ使用率の高騰を直す4つの方法
Wsappxは、タスクマネージャーのプロセス一覧に表示されるプロセスの一つです。「そもそもこれは何?」、「なぜこんなにCPUを使うのか?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。wsappxのCPU使用率は増えたり減ったりと変動します。ほとんどリソースを使っていないときもあれば、急に高い使用率を示すこともあります。このプロセスをダブルクリックすると、wsappxの下にさらに2つのサブプロセスが表示され、それぞれ「AppXSVC」と「ClipSVC」(Windows 8では「WSService」)という名前になっています。また、タスクマネージャー上に複数のwsappxインスタンスが並んで表示されることもあります。
Wsappxとは?
WsappxはWindows 8で初めて導入されたプロセスで、Windows 10など後続のバージョンにも搭載されています。このプロセスはバックグラウンドで動作し、WindowsストアやWindowsユニバーサルアプリと深く関連しています。その配下で動くサービスもストアやユニバーサルアプリプラットフォームに関するもので、主にアプリの更新処理やライセンス認証の確認などに使われています。
Wsappxを心配すべきか?
いいえ、心配はまったく不要です。前述の通り、wsappxはWindows 8およびWindows 10に標準搭載されたMicrosoft純正のプロセスであり、現在のところこの名前に紐づくウイルスやマルウェアは確認されていません。タスクマネージャーでこのプロセスを見かけても、Windows 8や10が稼働するあらゆるPCに存在する正当なものなので安心してください。
wsappxのCPU使用率が高くなる原因
wsappxによる高いCPU使用率については、多くのユーザーから不満の声が寄せられています。冒頭で述べたように使用率は自動的に上下しますが、いずれ高騰する瞬間が訪れます。このプロセスはWindowsストアやユニバーサルアプリプラットフォームに関連しているため、CPU使用率が跳ね上がるのは、Windowsアプリのインストールまたは更新を実行しているときです。つまり、高いCPU使用率を目にしたときは、何らかのアプリが更新中だと考えられます。逆に、アプリの更新やインストールが必要になった時点でしか起動しないため、常時高い使用率になるわけではありません。
なお、このプロセスは「Windowsサービス」画面から無効化できません。無効化を試みると、他のアプリに影響が出る旨のメッセージが表示されるはずです。同様に、タスクマネージャーで「タスクの終了」を選んだ場合も同じ(または類似の)警告が出ます。しかし、いくつかの回避策なら存在します。Windowsアプリをあまり使わない方や、CPU使用率への影響が理由でプロセスを抑えたい方は、以下の方法を順番に試してみてください。方法1から始め、問題が解決するまで順に進めましょう。
方法1:Windowsストアを無効にする
注意: この方法でもwsappx自体はバックグラウンドで動作し続けるため、タスクマネージャーには引き続き表示されます。ただし、Windowsストアを無効化すれば、wsappxが高いCPU使用率を引き起こすことはなくなります。
wsappxはWindowsストアに関連しており、ストアアプリの更新などのタスクのためにリソースを消費します。そのため、Windowsストアを無効にすれば、wsappxが大量のリソースを使うのを防ぐことができます。
ここでの難点は、他のサービスと同じようにはサービス一覧からWindowsストアを無効化できないという点です。そこで「ローカルグループポリシーエディター」を利用します。
以下、ローカルグループポリシーエディターでWindowsストアを無効化する手順です。
Windows 10の場合
- Windowsキーを押しながらRを押します。
- gpedit.mscと入力してEnterを押します。

- 次の場所へ移動します:コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windowsコンポーネント > ストア。移動方法がわからない場合は、以下の手順に従ってください。
- 左側ペインでコンピューターの構成を探してダブルクリックします。
- 左側ペインで管理用テンプレートを探してダブルクリックします。
- 左側ペインでWindowsコンポーネントを探してダブルクリックします。

- 左側ペインでストアをクリックします。
- ストア アプリケーションをオフにするをダブルクリックします。

- 有効を選択します。
- 適用をクリックし、OKを選択します。

PCを再起動すれば完了です。
Windows 8 / 8.1の場合
ローカルグループポリシーエディターは、Homeエディションには搭載されていません。Homeエディションをお使いの場合は、レジストリから設定を変更する必要があります。以下、レジストリでWindowsストアを無効化する手順です。
- Windowsキーを押しながらRを押します。
- regeditと入力してEnterを押します。

- 次の場所へ移動します:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\WindowsStore。移動方法がわからない場合は、以下の手順に従ってください。
- 左側ペインでHKEY_LOCAL_MACHINEを探してダブルクリックします。
- 左側ペインでSOFTWAREを探してダブルクリックします。
- 左側ペインでPoliciesを探してダブルクリックします。
- 左側ペインでMicrosoftを探してダブルクリックします。

- 左側ペインでWindowsStoreをクリックします。WindowsStoreが存在しない場合は、自分で新規作成する必要があります。以下の手順で作成してください。
- 左側ペインのMicrosoftフォルダーを右クリックし、新規→キーを選択します。
- 名前にWindowsStoreと入力してEnterを押します。

- 左側ペインでWindowsStoreを選択します。
- 右側ペインの空いている部分を右クリックし、新規→DWORD (32ビット) 値を選択します。

- 新しく作成したエントリーにRemoveWindowsStoreという名前を付けてEnterを押します。

- 新しく作成したRemoveWindowsStoreをダブルクリックします。
- 値に1を入力してEnterを押します。

以上で、Windows 8 / 8.1のWindowsストアが無効化されます。
方法2:レジストリエディターを使う
レジストリエディターで一部の文字列を変更することでも、この問題を解決できます。
- Windowsキーを押しながらRを押します。
- regeditと入力してEnterを押します。

- 次の場所へ移動します:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\SvcHost。移動方法がわからない場合は、以下の手順に従ってください。
- 左側ペインでHKEY_LOCAL_MACHINEを探してダブルクリックします。
- 左側ペインでSOFTWAREを探してダブルクリックします。
- 左側ペインでMicrosoftを探してダブルクリックします。
- 左側ペインでWindows NTを探してダブルクリックします。
- 左側ペインでCurrentVersionを探してダブルクリックします。


- 左側ペインでSvcHostをクリックします。
- 右側ペインにあるwsappxという名前の文字列を探してダブルクリックします。

- 新しいウィンドウが開き、「値のデータ」欄に2つのエントリーが表示されます。それらはclipsvcとAppXSvcです。これらをNotFoundとAppXSvcに変更してください。


- OKをクリックします。
- 再起動します。
以上で、CPU使用率が高くなる問題は解決するはずです。
方法3:SuperfetchとWindows Searchを無効にする
上記の2つの方法で改善しなかった場合は、SuperfetchとWindows Searchのサービスを無効化してみてください。少数派ながら、これで解決したという報告もあるため、試す価値は十分あります。
- Windowsキーを押しながらRを押します。
- services.mscと入力してEnterを押します。

- 一覧からSuperfetchを探してダブルクリックします。

- スタートアップの種類のドロップダウンリストから無効を選択します。

- 適用をクリックし、OKを選択します。

- Superfetchのプロパティウィンドウを閉じます。
- 一覧からWindows Searchを探してダブルクリックします。

- スタートアップの種類のドロップダウンリストから無効を選択します。

- サービスの状態が「実行中」になっている場合は停止をクリックします。
- 適用をクリックし、OKを選択します。

以上で完了です。作業後に問題が解消されたかどうかを確認しましょう。
方法4:ストアライセンスデータベースを再初期化する
上記のどの方法でも解決しない場合は、Windowsストアのライセンスデータベースを再初期化する方法があります。なお、この方法では一部のストアアプリがアンインストールされる可能性がありますが、問題が解決すれば数分で再インストールできます。まずセーフモードで起動してWindowsストアのサービスを一時停止させ、特定のフォルダー名を変更します。その後、通常モードで再起動すれば、問題が解決する見込みです。
- まず、PCをセーフモードで起動します。セーフモードに入ったら、以下の手順に進んでください。
- Windows + Rを押し、次のアドレスを入力欄に入力してEnterを押します。
C:\ProgramData\Microsoft\Windows
- ここで、次のフォルダーを探します:
ClipSVC
フォルダーが見つかったら、「ClipSVCTemp」のような名前に変更(リネーム)します。変更を保存して終了してください。
- PCを通常モードで再度起動します。初期状態では、Windowsが各種設定をデフォルトに戻すのに時間がかかることがあります。その後、問題が解決し、「wsappx」によるCPU/メモリの使用はなくなるはずです。
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